魚のような
布のような
白湯ひとつ飲み
眠りは消える
父が笑う 亡霊が笑う
見知らぬ女
洪水の街に
浮かぶ車椅子
右肩を軸に
部屋は回る
水 ...
胸はだけ 「愛している」と 刺し違え きつく抱き合う 心臓のKISS
ふたかかえもする
庭石のくぼみが淀ませている
枯れ葉を腐葉にして
「時」のひかりをふくむこともせず
「空」の叫びにこたえることもなく
やがて 湛えたあまみずもさよならするだろう
そして ...
頭をなくした こどもの魚が遊泳する
それをお母さん魚は どこかと捜す
綿毛のせんぱいは空の上 雲にうまく混じれただろうか
たんぽぽは そう考えながら自身の旅立ちを予定する
おいおい ...
少年は
死んだ
白血病と戦い
そして倒れた
外にも
出られず
歩けなかった
車椅子に
乗ることが
多かった
少年は
明るく
生きた
素直だった
やさしかった ...
心無き人よ
安らかに眠れ
誰も恨むこともなく
自らを
悔やむこともなく
安らかに眠れ
心無き人よ
思い出すがいい
己の未熟さを
心無き人よ
悔やむがいい
己のために
心 ...
日常はつづいてゆく
どれだけ愛しあっても
どれだけ傷つけあっても
そこに生産性をなにもさがせなくても
日常とはなんなのだろう
それは幸せに繋がっているのだろうか
倫理からはずれていたとしても
社会制度 ...
人と
争っても
つまらない
喧嘩してても
もめても
何も良いことはない
最近
はじめて
気が付いた
自分を
大切にしていく
これから
したいことだけを
していく
...
彼女は染みだらけのバナナっす
こりゃもう駄目かな
いやいや
そんくらいの時期が
かえって一番いいもんなんすよ
シュールレアリスムは嫌いっす
けどダリの時計みたいな裸婦 ...
夕闇のインターチェンジを降りたとき「空」のランプに誘われたり
仄あをき灯りの部屋に二人きり黙り込むとき深海になる
おそらくは1969年よりビールを切らした冷蔵庫唸る
忘れるために抱き ...
虫の音を
聴く
深い夜へ
星が瞬いているのも知らず
あのひとは
ねむっているのか
荒野が明けることは なく
しわぶく空よ ここに直れ。
わたしは 暗闇に透ける
深淵のねむる火
...
歩き疲れて立ち止まり
雨がしとしと降り出して
静かに静かに降り出して
道に敷かれた石畳
次第に次第に濡れてゆく
並木の青いプラタナス
静かに静かに濡れてくる
歯を食いしばり空を見 ...
すれ違い様のカンニング
嗚呼、陰湿!
やたらと大きな箱に入っている金属片は
確かに鋭利な形をしているが
触れたならば崩れ落ちそうなので
威嚇する顔つきはどこか可哀想
捨てられないか ...
こわれたオルゴールみたいに
いつまでも
同じ音を奏でる物悲しさは
必ず東の空から昇る
星を眺めるフリをして
見えない望遠鏡で
あちこち覗きみる
土星は見えるか?
いや
...
帰宅して
テレビを点けると
職場の人たちがいた
今日の忙しさを
器用な言葉で
楽し気に話している
着替えながら
会話に耳を傾ける
笑っても
話しかけても
彼らに ...
運動会に
宇宙船の円盤が降りてくる
雲一つ無い快晴の空に
組み体操の人々の束が
何らかのメッセージを
送っていたのかもしれなかった
しか ...
耳と眼を塞いで
僕は君の雰囲気を呑もうとする
それはただこの上ない
自己満足の投影
僕は歌うけど
誰もこの身を護ろうとはしない
自分のことだけ考えて
何気なく当たり前の現象
途方も ...
そのものをどうにかしろと言われた世界だ
自信など失われた体
どこかに担ぎださせられただけの 岩山
塊の 千鳥模様の並べられた
滝などないさ
そこにどこかを そうしてはああ 眺めた
その ...
あなたの腕とか、すきです
新しい
ピアスをきみは
くれるけど
あけてないから
つけられないよ
瞳に映りゆくものが
褪せてゆく
ものの哀れさ故の
刹那に
ひとり 君を想うが
心までは 届かぬことを
知りながらも
込み上げる
愛し ...
ターン・テーブルに箸をかける
あなたが右へ回したら
箸もそろってパタタと倒れる
懲りもしないで また私は
ターン・テーブルに箸をかける
あなたが左へ回したら
箸 ...
生まれてからいままで
幾度桜を見上げただろう
青空の下 雨の降る中 夜の空
あるがまま咲く花は いつも私を一人にした
今年の桜はしずしず歩み ぱーっと咲いて 誇らしげ
...
きみの手が
数手前から
ふるえてる
着地点は
すこし遠いね
海の胸から届いたそれは
しゃぼん玉のようにぽこぽこで
生まれくる瞬間の匂いを閉じこめたままで
いまにも弾けたがってふるえてて
まつげに触れるとやっぱり弾けて
潮の飛沫が飛び込んでくる ...
真剣で
切り抜くような
まなざしで
走ってるのは
二年目の恋
ニット
帽子
頬
十六の島に染められた子
遠景と 自動販売機から出た温かい缶を左手に
少女として佇む
移ろいゆくあなたが
ひとり勝手に 丁寧に動いている
遠雷と時報 ...
やたらと動きのよい男は
チーフを取り出して涙を拭う
そして顔を傾けて囁く
女は台本通りに今宵二度目の愛を誓い
嗚呼、悲劇などないのだ、と
そして舞台袖の暗がりでは
黒髪を撫でつけた ...
くちびるからこぼれた息の糸は青くのびて、しなやかに細い鋼材として夜を螺旋した、あなたと交わした指止めはあまり物の工具のようで、小さな廃墟のテーブルと、小さな廃墟のランプと、よわい背 ...
さようなら僕は君を見失う
責任転嫁にも慣れたころに
手を振った君は笑顔だった
さようなら君が僕に告げる
夕方過ぎに飲んだコーヒー
零れた雫なら染みになった
色々なものを急ぎすぎては ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(47Y.4・15)
木立 悟
自由詩
5
10/4/15 17:50
SHINJYUU
ハイドパーク
短歌
4*
10/4/15 17:28
凍てついた炬火(九)
信天翁
自由詩
2
10/4/15 16:10
それぞれの
唐草フウ
自由詩
8*
10/4/15 13:18
死
そよ風さん
自由詩
2*
10/4/15 12:52
心無き人よ
〃
自由詩
1*
10/4/15 12:46
夜の流れ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
10/4/15 12:41
前向きに・・・。
そよ風さん
自由詩
3*
10/4/15 12:40
裸婦像
藪木二郎
自由詩
2*
10/4/15 11:32
HOTEL-TSUKANOMA
山田せばすち...
短歌
5
10/4/15 10:39
日没
こしごえ
自由詩
2*
10/4/15 10:33
雨上がりの歌
……とある蛙
自由詩
5*
10/4/15 10:04
リピートする
中原 那由多
自由詩
3*
10/4/15 7:44
リアルタイムシミュレーション
寒雪
自由詩
1
10/4/15 7:37
歯磨き
小川 葉
自由詩
3
10/4/15 2:46
モンスタ—
ヨルノテガム
自由詩
3
10/4/15 2:39
包帯
宙空 心
自由詩
1
10/4/15 2:07
無に笑顔を思っていたい
番田
自由詩
0
10/4/15 1:46
すき
ki
自由詩
1
10/4/15 1:31
misunderstanding?
mizuno...
短歌
1
10/4/15 1:19
Secret desire ----- 密やかな想い --- ...
tomoya...
自由詩
1*
10/4/15 1:17
ターン・テーブル
ゆうか
自由詩
0
10/4/15 1:07
桜咲くしあわせ
逢坂桜
自由詩
3
10/4/15 0:56
chess
mizuno...
短歌
2
10/4/15 0:52
海が待ってる
しろう
自由詩
2
10/4/15 0:51
active
mizuno...
短歌
3
10/4/15 0:38
窒息
しべ
自由詩
3
10/4/14 23:55
観劇
瑠王
自由詩
9*
10/4/14 23:51
beyond/
ねことら
自由詩
3
10/4/14 23:48
枷
雄太
自由詩
1
10/4/14 23:46
3971
3972
3973
3974
3975
3976
3977
3978
3979
3980
3981
3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
3990
3991
3992
3993
3994
3995
3996
3997
3998
3999
4000
4001
4002
4003
4004
4005
4006
4007
4008
4009
4010
4011
加筆訂正:
雨上がりの歌
/
……とある蛙
[10/4/15 15:39]
かなり改訂 楽し
桜吹雪
/
atsuchan69
[10/4/15 1:03]
第5連、修正しました。
どちらでもいい
/
ゆうか
[10/4/15 0:59]
大幅編集
卵を運ぶ時間
/
ゆうか
[10/4/15 0:45]
小修正
「私」という包み
/
ゆうか
[10/4/15 0:39]
小修正
深夜3時
/
ゆうか
[10/4/15 0:31]
大幅編集
6.05sec.