私は 場所を探す
私自身でいるための 世界を
街に 探し回るだろう
私の中に 何にもないから
景色に探していくとき
色彩は ゆがんでいる
景色を 流れていく
グラスに見つめる 瞳は
...
カワバタからのメールを朝めがさめて見ようとしたらメールが三件になっていた
ひとつはユキオから
ユキオからは、四月の六月、そのひとことだけだった
ヨシミはたまにユキオに写メだけを送る
ヨシミはそ ...
駅前に丈高く伸びた
雑草の海
風にそよぐ波の向こうに
マンションが一棟
真新しいコンクリートの
白っぽい剥き出しのグレー
に風がそよぐ
ポークパイハットを被ったような雲の
ぽっかり ...
いろんな事にこだわりすぎて
結局
何も残らなかった
ダンスホールに一人
オレは踊り続ける
せめて
ライムライトをあててくれ
泣きたくなっちまうよ
光の洪水が
すべてを ...
幸せになりたくて
懸命なのに
がんばったら
がんばっただけ
逃げていくなんて
・・・・・・涙が出るよ
想像していたより早く目が覚めてしまったから
思い切って起きてみた。
いつもの半分も寝ていないけど
髪型がいつものようにボンバーヘッドしているだけで
それ以外に変わったことなんて。
いえば ...
ジューン・ブライドだね
チャペルの外は太平洋高気圧
反射がすごいね 気絶しそうだまばゆい純白
ブーケを抱えて大切そうに
まるで貴女は幸せの{ルビ女神様=Goddess} おめでとう{ルビお姫様 ...
ため息よ
消え去ってくれないか
私を煩わせるものたちの
絶好の餌となり
増幅させてしまうではないか
煩わされるなんてまっぴらだ
早々に立ち入り禁止区域から
立ち退いてくれ
私の体は ...
緑は濃くなり
植物のよろこぶ
梅雨がくる
あたしの
うまれた月
6月
あたしは
猫だから
雨はきらいだ
家の中で
雨音を聞き
うずくまる
キミは
どうしてる
...
何にもない 「気持ち」で
「空っぽ」になった 毎日を
「探し回る」のなら
俺には 「見つけられない」
何ひとつ 「見つけられない」であろう
「影」だけが 流れていく
景色の 「内側」を ...
はじまりを つげる
音がナル
呼び鈴が、きりりと奏でて
もうすぐに くる
終りをたずさえて
赤信号
とまれだよ
黄色のペタンコツーシータっかあ
おう中身はどうよ
ま当然だよな突っ走れって
おい、まだ辛抱だふんばれよ
悪いねえ
さきに来ちまって
...
六月にはなにも書けない
上昇し続ける温度と
いつでも雨を隠しているような
湿度に
脅かされて
六月にはなにも書くことが出来ない
消化出来ないものを胸の内に抱えて ...
ろくに足も
使えない奴
お前の語る
自由に
何の意味がある
優しさを
振りまくふりをする
その瞳
お前の
その瞳に
悪魔の宿るのを見た
柳の木の下で
羊の群れを刈り取り
小動 ...
熱い とひとり言うのも飽きて
熱いねえ って呼びかけてみた
誰もいないのだけれど
そうしたらその声は
出しっぱなしのストーブに こだま したよ
金属質の涼しげな音で
冬の熱はとっくにさめき ...
泳ぎ続けなければ死んでしまう回遊魚
みたいな自分に疲れた日は
空を見上げればいいのか
花を眺めればいいのか
あるいはお茶でも飲めばいいのか
そんな簡単に止まれるのか
留まれるのか
そ ...
ハンドル握って
山道の向こうの星を見に行こう
大好きな子守歌をかけながら
アクセル踏むのも悪くない
布団で駄々をこねるより幾分ましさ
町の外れの点滅信号
今日もあの ...
大江健三郎言う所の『自意識過剰の病気』になって
何の事はねぇ只の統合失調症なんだけど
んでも昔の呼び名の方が凄味があって良かったよな ...
駅のホームで手を洗う洗う顔も
しがみつくという感覚は燃した
俺は幸福すぎる一人のパパだよ
コンビニの弁当はもういやなの
小さな庭が欲しい朝顔ジョウロ
つるの巻き付く行 ...
アクセルを
踏んで時計と
ルート見て
まぁ見てなって
こっからだろが
詩を書くときは
人間を
あまり書かないほうがいい
どうしても
書かなければならない時は
人間の
うしろ姿を書くほうがいい
そしてその先にある
地平線にまだ
赤く燃 ...
何もないとき
幸せなとき
何にもないとき
楽なとき
津波の前触れ
考え方を変えろと
言うけど
悪い事してないもん
師匠は何でも知ってるけど
言わないで黙っている。
孫悟空の ...
今日も今日とて自習室難民
テキストを開いている時間より
さまよっている時間のほうが長い
席の空いているスターバックスを
すわりごこちのよい席の空いているスターバックスをさがして
...
言の葉の海という
楽しげに
きまじめな顔して
ありがたそうに
詩人たちが口にする
いながらにして
日がな一日海を眺めて
語り合っている詩人たち
けれど
漕ぎ出すものたちは ...
音楽の教科書の
バッハやベートーベンの顔にいたずら描きするのは定番
けれどもなぜか社会科の資料集が
消しゴムで消せちゃうカラー印刷だったのでした
それにふと気がついて
それでふと思い立っ ...
本性をあらわすという
馬脚をあらわすという
さて骨まで馬かもしれないが
馬の脚はやっぱ見た目馬の脚であって
豚足でも牛の足でもないのだろうし
頭のほうだって
牛頭やら馬頭やら
あれも ...
鬱陶しいものが
わたしを柔らかく包んで
膜を作っていく
ほんとうは嫌だけど
鬱陶しい膜を
破ってしまって
鬱陶しい液体に
塗れるのも嫌だから
鬱陶しい膜
を我慢する
たまに
ぷち ...
私は走る
刑務所の中を
脱出する出口を知った
私は立ち止まらない
警備の眠る通路を
こっそりと走る
闇に見失いかけながら
戻ることなどないだろう
部屋に立っている
自由を感じ ...
地方の映画館で、映画を見た。
素直な青春映画で、
批評家には馬鹿にされるだろうけれど、
わたしは好きだった。
客は、わたしひとりだった。
もし、わたしがその街へ、
出張で行かなければ、 ...
100606
60サンチの艦砲射撃で街の中は大混乱
命が大事と逃げ出したくなるのを踏みとどまって
物干し竿を売りにゆく
20年前の価格ですと
ラウドスピー ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
不思議な、男
番田
自由詩
0
10/6/7 14:07
影いろの世界
吉岡ペペロ
自由詩
5
10/6/7 12:20
駅前再開発
……とある蛙
自由詩
6*
10/6/7 10:23
ライムライト
寒雪
自由詩
0
10/6/7 9:23
オアシス
〃
自由詩
1
10/6/7 9:22
わたしとくじら
美味
自由詩
3
10/6/7 8:06
水無月花嫁
salco
自由詩
7*
10/6/7 7:30
ため息
小川麻由美
自由詩
1*
10/6/7 5:53
6月の答え
森の猫
自由詩
3*
10/6/7 3:06
無知でもいいさ
番田
自由詩
1
10/6/7 1:56
ベルが鳴る
終
自由詩
1
10/6/7 1:53
車か君か
ベルヤ
自由詩
3
10/6/7 1:34
六月にはなにも書けない
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
10/6/7 1:18
天秤
真島正人
自由詩
6*
10/6/7 1:06
冬の熱
小林 柳
自由詩
4*
10/6/7 0:37
回遊
水中原動機
自由詩
0
10/6/7 0:36
夜道
伽茶
自由詩
1
10/6/7 0:22
大分前の話
TAT
自由詩
2*
10/6/7 0:07
ジューンジィ
モリマサ公
自由詩
7
10/6/6 23:50
営業マンのファンク
TAT
短歌
1*
10/6/6 23:25
詩を書くときは
小川 葉
自由詩
3*
10/6/6 23:02
かんでもない
ペポパンプ
自由詩
4*
10/6/6 22:22
Sentimental centimeter
因子
自由詩
2*
10/6/6 21:20
語覚だけを研ぎ澄ませて
海里
自由詩
3
10/6/6 20:46
昔、日本があった場所
〃
自由詩
3
10/6/6 20:46
本性と馬脚
〃
自由詩
1
10/6/6 20:46
鬱陶しい膜
チアーヌ
自由詩
5
10/6/6 19:29
囚人の世界
番田
自由詩
0
10/6/6 19:18
わたしの願い
はだいろ
自由詩
11
10/6/6 18:37
Sentimental centimeter
あおば
自由詩
4*
10/6/6 18:15
3959
3960
3961
3962
3963
3964
3965
3966
3967
3968
3969
3970
3971
3972
3973
3974
3975
3976
3977
3978
3979
3980
3981
3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
3990
3991
3992
3993
3994
3995
3996
3997
3998
3999
4.99sec.