春月や 石の転がる道をゆく
クッキーでもいかが?安い歴史を語り合うアレだよ。
天井に投げたボールは空に行けなくてさ
まだ僕の目に見えている。それがいい。それがいいと言う。
書き割りが動き出す日中に拾ったグミの彩りを飾るのは ...
好きよ
ねぇ もっと好きよ
いつか切れてしまうの?
知らないふりをして
くっきりと笑う裏では
欠片を必死に集めているのよ
それはまるでお天気雨に似て
光の中私 ...
罪悪感の強い子供だった。ずっと感じていた。きりきりと痛んでいた。膿がたまり、かさぶたもできず、痛みは消えることがなかった。人の目を気にした。
時間の流れを感じることがなかった。一瞬一瞬、過程を重く ...
あなたにとって幸せとは何ですか
仕事、家庭、もしかしたら生きている事
私にはわから無い
ただ
悲しくは無いのに泣いてしまう時や
意味も無く笑える時
もしかしたら幸せなのかも知れない。
1
足音が山道を滑り落ちていく、空と衝突するまでに必要な耳の数を質しながら。足元の岩から生え出ている昨日の私に、私と環境とを隔てる少年と筆談をさせる。それぞれの葉の色の量だけ枝の火力は増してゆく ...
懐かしい友人が会いにきた
数年間の経験と知識を持って
新しい海を渡ってきた
昔話も苦いことばかりなのに
どうしようもない俺に会いにきた
姿勢のいい奴はよくしゃべる気がする
知らない言葉 ...
わたしの身体のどこも嫌いだけれど、
たったひとつ、手首だけはすきであった。
骨の形の見える
親指と中指一周分の筒は、
まるで普通のおんなのひとのように
繊細に自立しているように見える ...
小豆を御空に投げて
はじけたら豆花火
私の体は黒い作務衣の洗濯をする
私の手は 開かなかった瓶を
無理に開けようとした力のせいで痛い
小豆を御空に投げて
はじけたら老婆 ...
人を好く けど愛せない愛せなさゆえ愛されてない 人を好く
人をただ憂うのだから優しさは優しさゆえにやぼに沁みてく
ふた駅の遠さを確認するために虚ろにたるむコードをたぐる
醜美さえ ...
いつか今を笑えますように
いつか光が射しますように
その光が本物でありますように
どこまでも誠実でありますように
なにも持たずに生まれました
未来さえ
約束されずに
ほしくてほしくて泣きました
与えられると信じて
母でしょうか
父でしょうか
私を創ったひとは
私を抱いたでしょうか
夢をみ ...
{引用=
どんな歓楽街よりも
ありふれた町の公園が
きみの四角い部屋が
どんな美食よりも
炊きたての白ごはんが
つめたい水が
どんな芸術よりも
赤子のようなキャンバスが
無言 ...
一人暮らしを始めてからまだ一年位なのに
だいぶ大きく逞しくなったと思う
濃くなった今時のメイクで貼付けた防波堤の中に
小麦色の残像が見えかくれするけれど
***
一人 ...
小学生のころ正義帳なるものをつくった
表紙には宇宙に浮かんだ地球の絵を描いた
その絵のうえの余白に、せいぎちょう、と記した
1ページめにはまず、せいぎのるーる、五箇条を書いた
あの頃といまも考 ...
根菜を切る
すとん、と
やわらかく
響くまな板
根菜を切る
おおまかに
あたりをつけて
あとは
力を込めるだけ
そんなふうに
もう
あなたに告げるのだ
楽しかった
...
お鼻の高いおくさんが
キャリーを曳いて家を出る
きらわれ者のかあさんは
むすめの手引いて家を出る
きれいなあしたを夢に見て
あるべき門出をやり直す
首なし亭主の死体つめ
青いお墓に捨てに ...
(目覚め
君に融けてしまいそうな
早朝の輝き
池の氷がざわめき出す
ほら
滑ったのはピアノの鍵盤
射し込む光の挨拶
おはようございます】
窓辺から延びる ...
気づかぬように
ゴルフに行き
気づかぬように
帰宅した相方が
また 洗濯物を回している
音で目が覚めた
うざい うざい
目覚めたくない
あたしは
倒れこんだベッドで
...
玩具屋から
長兄が竹と網を買ってきた
二本の竹を十文字に交差させる
曲がりにくいところは
ロウソクの火であぶって
柔らかくして
十字の結び目を針金で固く縛る
網を竹の先端の四隅で止めて
...
また首になりそうだよ
顔のない父が言う
もうとっくに切り落とされた首を
また切り落とされるまで
明日もできるだけ頑張って
働きにいく
もの心つくまで
父の首が玩具だった
...
人生のジグソーパズル
それはいつ完成するのだろうか。
一枚で終わってしまう人も
百枚以上もある人も
人それぞれ
自分のジグソーパズルは
あと何枚で完成かな?
...
心の世界を出ていくときも労働者だった
失われた 財布の中身から
取り出された 午後のひとときの見つめさせられていた
砂利が蒔かれたばかりの 午後の工業地帯の片隅だった
僕はひとり 一台のト ...
【7.25 晴れ】
am7:00 起床。
よく眠れたおかげで体が軽い。
共同サロンで朝食のヨーグルトに蜂蜜を入れてかき混ぜながらル・モンドを広げていると、昨日の学生グループが揃ってやってきた ...
静かにね
ただ、静かにね
そうしないと均衡が崩れてしまうから
鈍いフラッシュバックを伴う失速と高揚で
緋色の歯車は子守唄をがなりたてるみたいにして
境界線の倫理を突き抜けてしまうから
...
さよならは
私にはもう
ききません
夕焼けを背に
赤くなる頬
あなたとは
嘘でよかった
手作りの
バリアをはって
目をそらすから
魚には
冷凍船の
眩しさが
遠い海鳴り
故郷のひかり
おれがおれの
健康診断にいったら
後ろのやつが
うるせのだから
タバコをすいやがって
てめえええ
そのうしろのやつが
首をかしげて
その首に押し付けるのだああ
じゃ ...
誰かが、置き忘れた
もやっと訪れる夕闇
実感のない白い綿毛
どこからか きて どこかに いく
ゆっくりと落ちていく
するりと真暗な夜が
ひりひりとやさしく。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春月 (しゅんげつ)
こしごえ
俳句
3*
10/4/14 17:15
パブロンより効く詩でコミュニケ
キリギリ
散文(批評...
0
10/4/14 16:56
お天気雨に
marica...
自由詩
3*
10/4/14 15:42
梅雨
なまねこ
散文(批評...
0
10/4/14 14:57
わから無い事
プル式
自由詩
4*
10/4/14 14:57
探索
葉leaf
自由詩
4
10/4/14 14:39
昨日をさらっていくよ
粉末
自由詩
2*
10/4/14 14:38
手首
ask
自由詩
1*
10/4/14 12:59
豆花火
八男(はちお...
自由詩
0
10/4/14 11:49
世界はでかい、でかいしいたい
は やしや ...
短歌
5
10/4/14 11:08
届け
水中原動機
自由詩
2
10/4/14 10:43
花吹雪
朧月
自由詩
4
10/4/14 10:26
簡潔な好意
亜久津歩
自由詩
4*
10/4/14 10:22
妹
ゆるこ
自由詩
3
10/4/14 8:48
せいぎのるーる
吉岡ペペロ
携帯写真+...
24+*
10/4/14 8:17
宙(そら)への願い
uminek...
自由詩
8*
10/4/14 7:29
イドのまわりのわらべうた
salco
自由詩
5*
10/4/14 6:15
朝
乱太郎
自由詩
10
10/4/14 6:04
喧騒
森の猫
自由詩
4*
10/4/14 5:50
四つ手網
殿岡秀秋
自由詩
4
10/4/14 5:44
首
小川 葉
自由詩
3
10/4/14 4:33
ジグソーパズル
那散(沙龍)
自由詩
1*
10/4/14 4:17
人生の幻
番田
自由詩
4
10/4/14 1:48
FREE HUGS・Ⅲ
高梁サトル
散文(批評...
6*
10/4/14 1:14
幣帛
山口清徳
自由詩
1
10/4/14 1:10
a part
mizuno...
短歌
4
10/4/14 0:12
changes
〃
短歌
3
10/4/14 0:10
freezing light
〃
短歌
5
10/4/14 0:09
たばこすこすこ
アキヨシ
自由詩
2
10/4/14 0:07
やさしさ。
終
自由詩
3
10/4/14 0:00
3973
3974
3975
3976
3977
3978
3979
3980
3981
3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
3990
3991
3992
3993
3994
3995
3996
3997
3998
3999
4000
4001
4002
4003
4004
4005
4006
4007
4008
4009
4010
4011
4012
4013
5.88sec.