割り箸の
背中を真っ直ぐ
針金の
両手は空を
飛ぶようにして
別に空が切り取られた訳じゃない
むしろ高層ビルの群れは空を望んだ形だろう
人が地上に建設した願望の手
その指先に立って手を伸ばしてもまだ届かない
屋上でも地上でも
見上げることしかできない
...
艶やかに唇濡れ 薄紫 柔らかい澱み 胸の奥底に 藍色の沼は
甘く渦巻く 鬱血 指先の冷たさ ぬるい痺れ 重い流砂状の心
沼辺の風草靡く廃土の奥に 優しげに 傾いた
脊髄の鐘楼が 鈍く軋ん ...
黒陽タイルの暗い部屋
六肢立体の影あり
その眼 涙亡く
畏怖恐怖され
暗い部屋に孤独あり
時折みえる
かえるとミシェル
言葉などない友情
音もなく歩く
ああ貴方は
影の ...
こんなふうにはじまって
ひさしぶりにメールしますよ。
ひとくさり話をして
くだらないことばっかゆってごめんね。
と終わり追伸には
追伸は…、今日はなし。 ...
過ぎてゆくからいいんです 春
巡ってゆくからあるんです 風
またくる季節とおもうのですか
君に触れた景色
流れてゆくからあるのです 時
掴まえないからいいんです 夢
も一度見えるとおも ...
この世でいちばん寿命が永いのは宇宙だ
地球でいちばん寿命が永いのは
たぶん木ではないだろうか
だから木は地球で
宇宙のものまねをしているとも言えるのではないか
川面に浮かぶ花弁は
沈みゆかぬと囁けり
唯ゆらゆらと漂うて
あさきゆめみし涙雨
さくら色した狂詩曲
笑った顔をこっちに向けながら
あなたの冗談で私の本気を誘わないで
その前に{ルビ偽=つく}らないあなたが見たい
邪魔が入るのはこうしたことね
しきり外せない
愛せない
...
窓の外
つばめが鳴いているんだよ
夫婦揃って がやがやがやと
渡ってきたのか
帰ってきたのか
去年と同じ場所の巣へ
ぐちゃぐちゃうるさいつばめがいる
下が汚れるから出て行って ...
公共性のない才能と
正解を欲しがる幼稚性
そのどちらもが
渦になれないおまえら液体だ
いちからじゅうまで
そんなんじゃいやなら
おまえらの惨めさにおれは蓋などしない ...
六号室に近づくな
近づくとお前もキチガイ扱いだ
癲狂院を理解するな
理解するとお前もキチガイのレッテルを貼られるぞ
近づくな
理解するな
まともなつもりなら
{引用=
うわの空に舞う花弁を掴もうとして距離を見誤る春愁の日
性別なんて窮屈すぎて息が詰まりそうだった
黄昏色の溜息を煙草の煙と一緒に吐き出して
トイ ...
ぼくがくだらない詩のはなしをしているとき
となりで聞くふりをしながら爪を噛んでいる
意地きたないからやめなさい とはいわない
ぼく自身はなしのくだらなさを知ってはいるので
沈黙を作らないための ...
初出:2000年「詩人専用シナプス」
ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ...
ふくらはぎに内蔵されたばねが
ゆるくしなやかにたわんで、
私の躍動を確かなものにする。
大地をつかんで
重力にさからう
陸上部のショートパンツは今、
空気よりも軽い。
春にか ...
今日をまた俺は眠らされる。眠りすぎているというほどに、朝起きたときに昼だったとしても。そうしては梅雨はまたやってくるのかもしれない。そのことを心配する必要はけれど、あまりなさそうではある。ところで ...
紅花油に溺れて死ぬる
ドブ色の君はファンタジー
青瓢箪を塩酸に沈めて
鍍金処理は施せないのに
施すつもりで塩酸に沈めて
悲しい顔して僕を見ないで
穴を掘って埋めたくなるから
そんな顔をし ...
油のような月が出た
油のような月が出た
私は今 嘘をつきました
一体どんな嘘でしょうか
お分かりになる方は挙手
残念不正解お座り下さい
全方位ともに弾幕が薄い
もっと俺を支援してほしい
つべこべ言わずに支援してほしい
クソを垂れる前と後に支援してほしい
クソにもクソなりの支援してほしい
俺は最大限の感謝をもって受け入れる
...
ちいさなかねが
とどいている
それはてがみ
かあさんがくれた
へんじはかかない
ぼくのかねは
きれいに
ひびかないから
ひげをはやした
あなたのこどもが
おもっ ...
Here a goldfish sings,
Now I have my white wings.
Here a stone rolls on the sky,
Now I am never ...
ふと風が吹いて
私の髪が一瞬
ふわりと浮いた
それはまさに
私の心そのもの
春の心
風はとても優しくて
陽の光を浴びて
とても暖かい
なので髪だけでなく
私の身体すべてを
撫 ...
願わくは人肌くらいの風に吹かれて
草木の匂いに包まれながら眠りたい
願わくはあなたの体温を感じながら
未来など夢見ないようにしていたい
出会えばやがて別れることも必然と
それでも温も ...
どうしようもない
猫を一匹
買ってきた
どうしようもない店で
どうしようもない値段で売られていた
見るからにどうしようもない猫を
一匹
買って帰ってきた
俺は
ペットを飼うとか、そう ...
100419
本土の春が期待される
期待される本土
期待される本土
期待されるのは
本土
ほんど
ほんどほんどと
唱えるのではなく ...
陽気な悪魔がとびきりの
可愛い笑顔で寄ってくる
俺の余命は二時間五分で
犬に食われて死ぬんだと
そう告知して楽しそうに
宝物でも愛でるみたいに
楽しそう ...
{引用=
用してください。
の代わりに使用しないでく
薄めた中性洗剤を
確認し、緩みが
アルデヒド)が残
す事がありますの
い。
組み込んだ潮、飲み
新月の細胞が混ざっ
しなさ ...
天使だとか綺麗に言葉で修飾してみたり
君は君でしかないなんて言葉で繕ってみたり
ユーアーナンバーワンだなんておどけてみたりするけれど
なんか、しっくりこない
好きってだけなんだ ...
かなしいことはするすると
てのひらをとおりぬけていけばいい
みなとまでもうすこしあとすこし
きもちのはれるすきまをさがしてる
気負いを目に浮かべて立ち上がり
停車する電車のドアの前で
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
your scarecrow
mizuno...
短歌
2
10/4/20 16:56
東京
瑠王
自由詩
7*
10/4/20 16:13
鳴子沈夢 / ****'01
小野 一縷
自由詩
6*
10/4/20 15:41
六肢立体の影あり
夜恋
自由詩
2
10/4/20 15:16
時給はそこそこのお店です
国産和風モモ...
自由詩
3
10/4/20 13:56
循環
朧月
自由詩
3
10/4/20 12:58
宇宙のものまね
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
10/4/20 12:31
桜狂詩曲
弥鈴
自由詩
4
10/4/20 11:28
kiddy smile
marica...
自由詩
3*
10/4/20 10:30
つばめがいる家
朧月
自由詩
2
10/4/20 10:12
太陽を浴びるふりをしろ
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/4/20 7:39
Ruthless
寒雪
自由詩
0
10/4/20 5:25
殻
高梁サトル
自由詩
13*
10/4/20 4:32
くだらない詩のはなし
メチターチェ...
自由詩
4*
10/4/20 3:07
詩歴について。
いとう
散文(批評...
32*
10/4/20 3:04
放課後‐3時15分
斎藤旧
自由詩
4*
10/4/20 2:45
消えた世界のどこかで
番田
散文(批評...
0
10/4/20 1:47
税収
セガール、ご...
自由詩
1
10/4/20 1:20
百万円
〃
自由詩
2
10/4/20 1:19
簡単
〃
自由詩
1
10/4/20 1:18
ラ・カンパネラ
小川 葉
自由詩
1*
10/4/20 1:18
つま先の王国
nick
自由詩
4*
10/4/20 0:37
秘められしもの
麻生ゆり
自由詩
3*
10/4/20 0:02
人恋語り
雄太
自由詩
1
10/4/20 0:02
鎌倉の月
ふくだわらま...
自由詩
4
10/4/19 23:58
ラ・カンパネッラ
あおば
自由詩
2*
10/4/19 23:37
極上の悪魔が
TAT
自由詩
2*
10/4/19 23:34
説明書
佐藤真夏
自由詩
4*
10/4/19 23:24
2505
がん
自由詩
1
10/4/19 23:23
生き死にの意味を
瀬崎 虎彦
自由詩
3
10/4/19 22:36
3964
3965
3966
3967
3968
3969
3970
3971
3972
3973
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3975
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3977
3978
3979
3980
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3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
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4000
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4004
5.77sec.