網戸の張り替えをしようと外しにかかると
空がところてんのように
にゅーっと切り取られました
あまりにおいしそうなので
私が黒蜜をかけて食べようとすると
だめだよ、と貴女が言いました
どうして、と聞いて ...
{引用=
さみしさを肯定できる朝だった、誰とも笑える人間だった。
どこまでも飛んでいけたら良いのにと 空にまたがりきみが呟く
隙間から風でも入る家 ...
私の存在は
みんなが思っているほど
綺麗じゃない
毎日毎日
言いたいことも言えずに
思っても無いことを口にしてみる
すると、皆はこう言うんだ
『すごいね』って
『優しいね』 ...
わかりません
と、言った私の言うことが
わかりません、という顔を貴女がしていました。
貴女は、わかりません、を
私の胸から摘んで取り出しました。
私のわかりませんは、氷山の一角で
とりあえず、食卓に置 ...
二の腕の筋肉に
冷めた太陽が埋まって
関節の辺で
言葉が
ふつふつ粟立った
いきたいいきたくない
しにたいしにたくない
...
山奥の針葉樹林で生まれた
朝露のひとしずくは
無数のひとしずくと共に
苔や羊歯の間を縫って
ひたすら傾斜に従う流れになった
渓谷では
無邪気にはしゃいで
いたずらに透き通って
...
{引用=
この詩を読むと、やっぱり
あんまりいい気持ちにならんひとがおるかもしれん。
・・うーん、デリケートな問題というのもあるし、
考察も足りないし、やっぱヘタだから。
けど、詩として ...
ふぐぬついれれんちゅばっといかば
ふぐぬついれれんば
こいしゅうなっとまいかんば
すぬりゅうせんなら
すぬりゅうせん
なつめめにゆうぞあかん
そにまかされれんば
ゆつい ...
ほらほら
みんながえずいてる
サザエのせいで食中毒
貝にあたると悲惨だな
さーて、来週のサザエさんは
カツオです
深夜、姉さんたちの寝室を
こっそり覗いてみたら
営みの真っ最中 ...
目測で30センチ 幸せと君との距離を間違えない距離
また君は花の匂いを間違える桜の色を愛するのだね
三月がやっと始まるこの街に誰が桜を埋めたのでしょう
この街も桜の匂いが少しする ...
絵の具の年譜
金の闇
渇ききった既視の風に
名を呼ばれては遠去かるもの
暗い霧をつなぐ虹
ところどころ消えながら
雨を照らし
雨を鳴らす
岐路の前の影
...
野火よ催奇よ
背たけを跨ぐ
おまえの金色
水に沈める腕の角度
夜は火です
夜は輪です
でも何も見えぬ
それが夜です
...
無口な娘
黒髪の娘
あなたはどうして
ここに居るのか
わたしはただ
あなたの睫毛と
あなたの雀斑を
数えていただけなのに
...
トンネルの 暗い出口で 揺れていた 首吊り死体を ハネテシマッタ
そのナイフを取れ
そいつで俺を突き刺せ
深く深く臓物に叩き込み
えぐりえぐり俺を世間へブチまけろ
生も超え
死も過ぎ去った
俺の躍動する腕が血をはき出す ...
ころしてほしい
たとえば私が私の人生などを喋りだしてしまう前に
ヴァギナ
杭を打たれた中心から
痺れるような喜びが弧を描き広がり 全身を包んでく
傷口は限りなく純粋な体液を滲ませな ...
だいじょうぶ
人類は
確実に
滅びへの途を辿っています
性欲を保ったままの鬱が押し寄せ
眩暈となって
この惑星を自転させている
それから長い長い雨が降った
もうすぐ訪れる不 ...
単両の錆びた電車が往き過ぎると
線路際に生えた花は 砂利の間から
頼りない花弁を揺らす
オオイヌノフグリ
セイヨウタンポポ
ヂシバリ
キジムシロ
ほうっておけば埃にまみれて
しまうだろ ...
仕事と仕事の間の
エアポケットのような
30分間
中崎町と天六の真ん中あたりの
こじんまりとしたおしゃれなカフェで
居心地の悪さを背負いながら
コーヒーを飲む
午後2時
この街 ...
ささやいて ( (痛いの、痛いの、翔んでゆけ) ) 柘榴の夕暮れ滴るように
わりと単純な未来
頭の隅っこでつむがれる色合い
里親に名前をもらったその日から
一定の指針は守られる
サラマンダーの威を狩れ
片方は二重で
片方は一重
要らぬ算用
せしめる孤児
...
心の砂浜に寄せる青い約束
ざらついた海の声が胸を掻き撫でる
打ち上げられた思い出はどれもしょっぱくて
あなたはその薄闇に一人佇んでいる
儚いあなたの声が海に浚われてゆく
途切れない波風が ...
CからGまでの過程をひとさしゆびで
簡単に
とらえきれないけれど
海にはじかれて
砂浜は
そうやって
キーボードをへこますのは、
◆
しめしかた ...
哲学
自分と向かい合うための時間を作るために
未来と向かい合う時は既に過去になっていて
過去と向かい合う時も既に過去になっていて
現在の自分と向かい合う時は既に過ぎ去って行く
作 ...
指からこぼれる うたをうたう。
喉からあふれる うたをうたう。
食べるように 眠るように
あたしは毎日 うたをうたう。
遠い空、
夏の雲、
夏もすぐそこ。
伸びきった髪の毛を
掻き混ぜる掌の
温もりの中に
まどろんだ
あなたの瞳を
感じていた
シクラメン揺れる
窓辺に潜む
いびつな死神が
盲目を笑っては
光に溶けている
私は ...
数となって光りがふってくる
私を包む光り
とかそうとする
私のかちかちの心
少し震える足
正しいことをうたおうとする
あなたの文章に
風の中で触れた
そうです
と言おうと ...
必死でやってるのに
報酬は小指の先程で
手元に残るのは
疲れた体と怠惰な精神
お前ははいつくばり
屈辱をこらえて地べたをなめる
他人との関わりの中
気が付くと
利用され ...
三本のアジサイの木はふくらみて六月に入り咲きいださんと
豊かなる朝の陽を受け今朝もまた歌書きつまに贈らむとして
出勤す妻のこころをはげまさん朝食ととのえ漢詩紀行をみる
今日も ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空のかたち
クローバー
自由詩
2*
10/6/2 22:25
happiness
あぐり
短歌
8*
10/6/2 22:25
嘘の闇
とわ
自由詩
1
10/6/2 22:21
わかりません
クローバー
自由詩
2*
10/6/2 22:09
冷房症
草野春心
自由詩
2*
10/6/2 22:01
川
nonya
自由詩
11*
10/6/2 21:25
ひかり
にゃんしー
自由詩
2
10/6/2 21:06
なかゆかんひいなでよ
八男(はちお...
自由詩
0
10/6/2 21:04
よりぬき来週のサザエさん
花形新次
自由詩
6*
10/6/2 20:35
花の匂いと今を間違えるなんて喜劇さ
きらく
短歌
3
10/6/2 20:19
夜めぐる夜 Ⅴ
木立 悟
自由詩
4
10/6/2 20:00
ノート(凹羽)
〃
自由詩
3
10/6/2 19:58
ノート(細夜)
〃
自由詩
2
10/6/2 19:57
darkness to darkness
ハイドパーク
短歌
2*
10/6/2 19:53
動静
蒲生万寿
自由詩
1*
10/6/2 19:50
ヴァギナ
デラシネ
自由詩
2*
10/6/2 19:42
火の星をもうひとつ
ふくだわらま...
自由詩
0
10/6/2 19:28
配る人
Giton
自由詩
2*
10/6/2 18:59
ゆるやかに
大覚アキラ
自由詩
5
10/6/2 18:52
ざくろ
ことり ま菜
短歌
3
10/6/2 18:14
維新電信
Oz
自由詩
0
10/6/2 17:33
海の声
遊僕民
自由詩
0
10/6/2 16:21
なげたコード
さわ田マヨネ
自由詩
1
10/6/2 12:57
哲学
……とある蛙
自由詩
7*
10/6/2 12:06
うたうたい
小鳥
自由詩
5
10/6/2 12:00
遠雲。
狠志
携帯写真+...
2
10/6/2 10:44
星の夢のおわりに
ゆるこ
自由詩
3
10/6/2 10:21
そとの光り
朧月
自由詩
1
10/6/2 9:28
Come Around
寒雪
自由詩
0
10/6/2 9:14
六月に入る
生田 稔
短歌
3
10/6/2 8:10
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
3962
3963
3964
3965
3966
3967
3968
3969
3970
3971
3972
3973
3974
3975
3976
3977
3978
3979
3980
3981
3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
3990
3991
3992
5.86sec.