カスピ海にも ヨーグルトにも 興味がないから
もっと ほかのことを語ろう

テレビショッピングの人魚

深夜 まばたきが追いつかなくなった深海魚
青白い光に照らされ 沈んでいた

カクテルグラスにヨー ...
哀しいのと忙しいのと
複雑なしおりのつみ重ねで
食べて汗をかき
お腹ゴロゴロの日々
ゆとりなく

ぎゅいいとチュウブをひねり出す哀しみのつぶたち
出てきたり戻ったり
結局は循環を滞 ...
シャガールの恋人たちよ天蓋に夜を満たして水浴びしなさい

留守にして帰り着いたら生き延びた薔薇が幾つも咲いていました

ビッグバン、インフレーション自鳴琴の箱を開いた誰かがいました

鎌倉 ...
ゲリラのような夕立に、なんだか思慕、なんだか死亡、慌てふためいても脳内麻薬がそら隠せない情熱のまにまに、ばら蒔かれるから少しは窓の桟から染み入る仕事熱心なクリーニング屋の巡回ソングについて行っ ... 真夜中のシナモン・バー
蒸気に琺瑯が 咽る
窓をけして開けてはいけない夜
捉えて、捩じる、からだ、
初めて会った他人の中に
この身を千切って置いてきている
毎日を、つづけると、

   ...
思い出なんかに頼らない
思い出なんかは忘れない

矛盾しているこの気持ち
たとえば看板なんかにね

まっすぐ生きろ
と書かれたら
ひょいと曲がってみたくなる
ああいう気持ちに似ていま ...
穴が開いてしまった
すーすーする

この数日
アタマの中はカラッポ
行動は上の空

今まで以上に

痛みもわからない
キミの名を夜ごと
呼び

日がな一日
サントラを聞きな ...
彼はいつはじけたとしてもおかしくない赤い悪魔のような人だ


「君のパスタはすごくうまいね!でも俺のマンマの味には劣るけどね!」


彼の幸せとは愛人とサッカー観戦することでわたしじゃない ...
自分の稚拙さに嘆く
今の自分はこの程度のものしか
持ち合わせていない

この厳しい現実を直視しなければならない
直視したところで自分の背中は見えない
合わせ鏡という道具を持ち出すべきか
...
群青のカケラを
金のひらめきで
刺繍する夜
アラビア文字みたいな冒険を
してみないか

飛行機の窓を開けると
飛んでいくよ
君と君をおおっていた
包み紙が

君はどんどん
小さ ...
悠々と空を飛ぶ鳥に生まれたかった
大地に根をはる木に生まれたかった
水を泳ぎまわる魚に生まれたかった

さなぎから蝶になるように
そんなふうに美しくなりたかった

彼らのような日々を過ご ...
結末を先に読み終えた
項を捲るのが怖くなって
途中で其れを破いたんだ

途切れた物語は其処で
時間を止めた儘
結末を知らない儘
灰に為って
この掌から旅立つよ

読まなかった事にし ...
一斉に空に舞い散らばるチタニウム入りのそぼろ
プラネタリウム

白昼のアドバルーン
GoodBye May
          Tsukasa Okazaki

 窓から入り込む鈍い光が睫毛の上に乗って、爆ぜていた。あたしは、何度も瞬きを繰返して朝の角度を研究する。息を吐くとそ ...
今日は
日曜日
とても
いい天気

家族
みんなで
今日は
ピクニック

高原を
散歩したり
山登りして
汗を流しましょう

新鮮な空気
澄んだ
きれいな川の水

...
どんな時も
君と一緒に
歩いていたい

笑いながら
悩みながら
苦しみながら
お互いに

どんな時も
離れずにいたい

ずっと
これからも
君と一緒に
歩いていきたい
...
心に
止まない
雨が降る

私の心は
悲しみの
どん底

心が
泣いている
人恋しくて
私の心は
泣いている

なかなか
泣き止まない
泣き止まないから
心は涙で濡れ ...
「えーっと、どれどれ……。……お、あったあった。………これやがなこれやがな。えぇ。今週号が出るんを一体どれほど待ったか。えぇ。ウン、…マァ、どれほど待ったて、二週間待っただけなんやけどな。お、ちゃーん ... ほら、切り開く羽音の中で目覚めた、
液体の白さに目が眩む/
月を目掛けて飛ぶ蛍火に
歪んだ窓辺に移る信実とはかけ離れて
少しの眩暈を憶えられた
陽炎にふるえる鋭角な月よ
穏やかに誓った涙の ...
もしかして美佐江さんだったのかな

週末の都営新宿線本八幡行き
朝方はお出かけの人たちでそこそこに混んでいて
視線に気付かなかった
それとも無意識に気付くことを避けてしまっていたのか
私の ...
ふだん無機質なくろい眼をしておきながら
いまそんな風に悲しみを滲ませるだなんて卑怯だ

いくら透明のレンズ越し、光が落下する先の感情
外したって無駄だよ
どうせきみに見えるものは変わらない
...
白いワンピースは洗濯ものになって
草原を漂っている

小鳥たちは鳴きちぎって
草の先をピンと張らせている

あいつの口は買えないものが買えなくて
買い方もわからなくて ただ窓を怒 ...
正直者が馬鹿見る時代に

素直に腹の底から叫ぶこと

すでに凝り固まった頭には

これほど難しいことはなく

これほど恥ずかしいことはなく

これほど悩ましいことはなく

これ ...
ただその時だけのために
僕は長く険しい道程を
誰に断ることもなく
誰にも称えられることもなく
ただ目的地に向かって歩いてきた


時々空を仰ぎ見ると
青いんだか白いんだか
ま ...
メモパッドに
鉛筆で書かれた
花の落書きは

昨晩かその前かに

パソコンを眺めながらした
暇つぶしの
隙間つぶしだけれど

時と光と
このテーブルに座った
数人のヒトの気配に ...
ヒトは気付いて成長する。
それは自然に起こること。

みんなそうして生きてきた。
意識的にそうすることもあれば、無意識のうちにだって。
今、読んでいるあなたも 今、読まれている私も
すでに ...
私は何もかも見失っているのかもしれない。私として書くことのその意味を。そうして流れていくのかもしれない。海に平らな青さを見つめている。私のそこに死を恐れる、私とは何なのかと自分自身が不安になったり ...  
 
ときのほとりで
さかなつりをした
たくさんつれたけれど
いっぴきもつれないひもあった
さかなはつまがりょうりした
おいしいとつたえた
たべないひもあったから
あいしてるとつけ ...
電停をおりて橋を渡る
引き潮の時間に
この川を見るのが恐い
川底の石たちが
洗い流されるのを
見るのが恐い

少し濁った
なま暖かいような
満ち潮で
どんよりと凪いでいる
昼 ...
それよりまえにふみこんでくれるな
ゆったりとのらりゆらり
ハンモックにつつまれているのさ
母性をもとめるようちゅうみたい

はずかしいかい


ギリシャ神話のみえな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
カスピ海ヨーグルトクローバー自由詩1*10/5/31 22:04
たえる日々唐草フウ自由詩6*10/5/31 21:08
話しかける五月小池房枝短歌16*10/5/31 20:00
オフィーリア/構築する、ogawa ...自由詩110/5/31 19:23
日付変更線自由詩210/5/31 19:21
定時朧月自由詩110/5/31 17:40
森の猫自由詩2*10/5/31 17:07
イタリアの恋人七波短歌410/5/31 17:00
ありがとうございます小川麻由美自由詩3*10/5/31 15:28
刺繍する夜昼寝ヒルズ自由詩210/5/31 15:15
歳月ベンジャミン自由詩3*10/5/31 14:18
悲しい物語の終わり方AKiHiC...自由詩210/5/31 14:03
プラネタリウム〜アドバルーンえりくさちえ...自由詩110/5/31 13:29
GoodBye May岡崎師散文(批評...210/5/31 13:25
ピクニックそよ風さん自由詩2*10/5/31 13:14
君と二人自由詩3*10/5/31 13:10
涙雨自由詩3*10/5/31 13:06
コンビニ捨て彦散文(批評...210/5/31 12:58
薄い淡い空岡崎師自由詩110/5/31 12:51
日本橋浜町のひと恋月 ぴの自由詩19*10/5/31 12:25
シンクロナイズガリアーノ自由詩010/5/31 12:22
喫茶店にて八男(はちお...自由詩110/5/31 11:17
叫ぶ葛西曹達自由詩210/5/31 11:15
誓約寒雪自由詩010/5/31 10:44
テーブルにてよーかん自由詩010/5/31 8:09
気付くizumi自由詩210/5/31 1:30
午後の旅番田 自由詩110/5/31 1:13
時のほとり小川 葉自由詩610/5/31 0:23
駅・本川町たりぽん(大...自由詩5*10/5/31 0:08
吊り橋ベルヤ自由詩3*10/5/31 0:01

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加筆訂正:
オフィーリア/構築する、/ogawa hana[10/5/31 19:23]
2008.8.29のものを再掲しました
日付変更線/ogawa hana[10/5/31 19:22]
2008.3.4のものを再掲しました
柊と鳥/瑠王[10/5/31 14:43]
蕀→荊 に変更。
6.74sec.