一人暮らしを始めてからまだ一年位なのに
だいぶ大きく逞しくなったと思う
濃くなった今時のメイクで貼付けた防波堤の中に
小麦色の残像が見えかくれするけれど


***


一人 ...
小学生のころ正義帳なるものをつくった

表紙には宇宙に浮かんだ地球の絵を描いた

その絵のうえの余白に、せいぎちょう、と記した

1ページめにはまず、せいぎのるーる、五箇条を書いた

あの頃といまも考 ...
根菜を切る
すとん、と
やわらかく
響くまな板

根菜を切る
おおまかに
あたりをつけて
あとは
力を込めるだけ

そんなふうに

もう
あなたに告げるのだ
楽しかった
...
お鼻の高いおくさんが
キャリーを曳いて家を出る
きらわれ者のかあさんは
むすめの手引いて家を出る
きれいなあしたを夢に見て
あるべき門出をやり直す
首なし亭主の死体つめ
青いお墓に捨てに ...
(目覚め

君に融けてしまいそうな
早朝の輝き
池の氷がざわめき出す
ほら
滑ったのはピアノの鍵盤
射し込む光の挨拶

  おはようございます】

窓辺から延びる ...
気づかぬように
ゴルフに行き

気づかぬように
帰宅した相方が

また 洗濯物を回している
音で目が覚めた

うざい うざい
目覚めたくない

あたしは
倒れこんだベッドで
...
玩具屋から
長兄が竹と網を買ってきた
二本の竹を十文字に交差させる
曲がりにくいところは
ロウソクの火であぶって
柔らかくして
十字の結び目を針金で固く縛る
網を竹の先端の四隅で止めて
...
 
 
また首になりそうだよ
顔のない父が言う
もうとっくに切り落とされた首を
また切り落とされるまで
明日もできるだけ頑張って
働きにいく

もの心つくまで
父の首が玩具だった
...
人生のジグソーパズル

それはいつ完成するのだろうか。

一枚で終わってしまう人も

百枚以上もある人も

人それぞれ

自分のジグソーパズルは

あと何枚で完成かな?

...
心の世界を出ていくときも労働者だった
失われた 財布の中身から
取り出された 午後のひとときの見つめさせられていた
砂利が蒔かれたばかりの 午後の工業地帯の片隅だった

僕はひとり 一台のト ...
【7.25 晴れ】

am7:00 起床。
よく眠れたおかげで体が軽い。
共同サロンで朝食のヨーグルトに蜂蜜を入れてかき混ぜながらル・モンドを広げていると、昨日の学生グループが揃ってやってきた ...
静かにね
ただ、静かにね

そうしないと均衡が崩れてしまうから
鈍いフラッシュバックを伴う失速と高揚で
緋色の歯車は子守唄をがなりたてるみたいにして
境界線の倫理を突き抜けてしまうから
...
さよならは
私にはもう
ききません
夕焼けを背に
赤くなる頬
あなたとは
嘘でよかった
手作りの
バリアをはって
目をそらすから
魚には
冷凍船の
眩しさが
遠い海鳴り
故郷のひかり
おれがおれの
健康診断にいったら
後ろのやつが
うるせのだから
タバコをすいやがって
てめえええ
そのうしろのやつが
首をかしげて
その首に押し付けるのだああ
じゃ ...
誰かが、置き忘れた

もやっと訪れる夕闇

実感のない白い綿毛

どこからか きて どこかに いく

ゆっくりと落ちていく

するりと真暗な夜が

ひりひりとやさしく。

...
きのうの自己嫌悪が仕事をしていても
刹那刹那に貼りついていて
ひとにいつもより優しくなれていたんだ

九州一日目の夜ひとにはぐれて屋台でのんでます

きのうの自己嫌悪を受け容れるには
ホテルちかくの名 ...
カスタードの耕耘機が紫の戦場を掘り起こしていく
哀れな鉄兜に包まれた頭蓋骨を軋ませながら

ガチャ目の夜盗が畝の中から拾い上げるチョコレートは
蝕の下で飲む麦酒よりももっとほろ苦いのに
頭上 ...
また女に振られた
無駄な時間を使うのが苦手で
ダメならダメ、いいならいい
はっきりして欲しい。

情報はすぐに流す。
女性は待てないと
ダメみたいだ。
無駄な時間が大切。

短気は ...
なけない彼女は
甘えん坊で


なき声一つで
欲求を満たすことを出来ずに
彼女は
膝上の愛情を一人占めしようと
椅子取りゲームに熱狂する


なけない彼女は
人なつこく ...
 
 
僕は缶詰を開けようとする
その様子を見て
来賓席で来賓の人が笑っている
僕は懸命に開けようとする
来賓の人が
中身が空であることを知っているかのように
さらに大きな声で笑うので ...
脆く崩れた時間の跡は
黒いばかりの真空の穴で
菜の花の黄色と向日葵の黄色が
溶け始めた根雪を帰路に{ルビ誘=いざな}う

冬の残滓は降り積もり
焼却炉へ
埋立地へ
悪魔の似姿をした双子 ...
ほんとうのことは大事だからだれも話してくれない

そしてそれは教えられるものでもないから
「大人」はそれを子供達に教えようともしない

「世界」をいくら泳いでみても
ほんとうのことはわ ...
攻撃的な人は嫌いです
両手に鎌を持つ人
しゃきーん
俺の言葉を否定する奴は賛同できない奴はしんじまえーって、
言われてる気がして
怖くてこわくて眠れなくなる夜だって、しばしば。
私は誰の意 ...
強い風に飛ばされないように
セロハンテープで貼り付けるウサギたち
やぁ、君も手伝ってくれないか
ところ狭しと駆け回っている。
いや、私には結構だよ。
やんわりと断る
そうやって、散らないように努力する ...
〜1番〜

立ちっぱなし
満員電車に負けた

いえ、3階にあるオフィスの
上り下りに負けた

右ひざがイカれた
きっと左ひざももうすぐね

必死になって
ダイエットに励んで
...
君の道は今ここから始まるのさ

辛いことばかり背負って生きて来たけれど

人生がここからじゃ遅いなんてことはないのさ

君が今この瞬間から始めようと思ったなら

そこが君の再出発なのさ ...
どちらとも言えない表情で
どちらとも言えない言葉で

誰かを騙して

自分の本当の言葉を濁していたら
いつの間にか自分でも
本当の気持ちが判らなくなってた
唯一の理解者が判らないならば ...
火の衣をまとった

お前が現れ

何もかも焼き尽くす

手に取った仏像さえも

灰に変え

何喰わぬ顔で

「聖なるものなど何処にある」と

叫び続ける
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ゆるこ自由詩310/4/14 8:48
せいぎのるーる吉岡ペペロ携帯写真+...24+*10/4/14 8:17
宙(そら)への願いuminek...自由詩8*10/4/14 7:29
イドのまわりのわらべうたsalco自由詩5*10/4/14 6:15
乱太郎自由詩1010/4/14 6:04
喧騒森の猫自由詩4*10/4/14 5:50
四つ手網殿岡秀秋自由詩410/4/14 5:44
小川 葉自由詩310/4/14 4:33
ジグソーパズル那散(沙龍)自由詩1*10/4/14 4:17
人生の幻番田 自由詩410/4/14 1:48
FREE HUGS・Ⅲ高梁サトル散文(批評...6*10/4/14 1:14
幣帛山口清徳自由詩110/4/14 1:10
a partmizuno...短歌410/4/14 0:12
changes短歌310/4/14 0:10
freezing light短歌510/4/14 0:09
たばこすこすこアキヨシ自由詩210/4/14 0:07
やさしさ。自由詩310/4/14 0:00
博多にて吉岡ペペロ携帯写真+...610/4/13 23:50
耕耘機シリ・カゲル自由詩110/4/13 22:34
椿の落花ペポパンプ自由詩4*10/4/13 22:20
なけない彼女寒雪自由詩210/4/13 22:07
来賓たもつ自由詩410/4/13 22:03
斜めから射す光within自由詩2*10/4/13 21:59
ほんとうのこと佐藤伊織自由詩210/4/13 21:59
両手に鎌ki自由詩110/4/13 21:46
春の切符(春について5)クローバー自由詩2*10/4/13 21:44
要は太りすぎ花形新次自由詩3*10/4/13 21:23
門出桜 歩美自由詩210/4/13 21:17
曖昧雪乃自由詩410/4/13 20:57
and,then…蒲生万寿自由詩1*10/4/13 20:35

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加筆訂正:
椿の落花/ペポパンプ[10/4/13 22:50]
誤字修正
4.82sec.