何処までも遠く青い青い空

樹々の緑は深く濃く憩いの影を落とす

白き雲が流れ行く

太陽の輝きは計り知れぬ

私は滋味多き土の上に立ち

涙を落とす

涙はあまり ...
  きみの部屋は
  病室のような匂いがした
  八月も十二月も
  おなじような匂いがした
  気の遠くなるほどたくさんの
  交わりの匂いがした
  病室の匂いがした
  だ ...
ぼんやりと浮腫んだ月が
夜空の底から覗いていた
見透かしたような月光が
書きかけの溜息を嘲っていた

出かけたっきり帰ってこない
セツナサを待ちあぐねていたら
黙りこくったキーボードを
飼い猫が悠々 ...
男は悩んでいた

食べて死ぬか
食べずに生きるか
それが問題だ

「三食きちんと食べて、
しっかり運動すればいいんですよ〜」

シャラーップ(怒)!
空が死んだら
雨雲を睨む

水たまりの真横で笑う
水たまりがゲラゲラ笑う

スズメは驚く
懐く

本当に珍しい事
神様が ドロップスの缶 シェイクして 巻き散らかした 薔薇の花園 結んだ約束は、ほどかれた手から、するりと、無くなった。

どれ程に硬く結ばれても、揺れて揺らいで。

だから、もう一度、手を繋ぎませんか。

いつほどけても良いくらいに、緩く。

多分 ...
序.
敵でもない相手に牙を向ける。惨めな徒労。みっともない愚行。敵になってくれるほど、親身な奴なんて、この世にはいないはず。みんな忙しいからね。でも勝手に、鋭く砥ぎすませばいいよ。手前の脳ミソの多く ...
世知辛い社会の中で
妬んで 憂いてたら
かすかで ほのかな
優しい温もりに 気付いたり
 
やるせない世界の中で
俯いて 人込を抜けられず
愛に縋り付いてみたり

季節に流されながら ...
トンネルの中
何処からともなく
ー 光が通り過ぎるのは
一瞬だ
見逃すな −
その時
眩い光の矢
声は聞こえなくなった
夢を見ていたようだ
レンズの先
逆光が眩しかった
それ以上に、ああそうだ
季節の躍動感が眩しかった
シャッターをきるようにして
日々がめくられてゆくなら
その少しの変化を刻んで
残してゆこう

刹那は
...
どうぞ骨までしゃぶって下さい
心ごと身体ごと まるごと愛されたいのです

貴方の瞳が揺れるたび 
貴方の指先が動くたび
私は歓喜にうち震えます

私の皮を一枚一枚剥がして
...
よーいドン
ピストルが鳴る
まるで花火のよう

今日は
運動会
元気な
子供たちの
応援の
掛け声が聞こえる

元気に
走っている姿は
とても
たくましく思う

赤勝て ...
母の日は
思い出すなぁ
スーパーで
子供たちが
描いた
母親の絵を見ることがある
いろんな顔があって
正直言って
びっくりしてしまう

私は
絵ではないけれど
プレゼントは
...
君の笑顔が好き
それに
僕は少し
憂鬱だから
君の笑顔を
見ていると
心が
晴れたように
明るくなる

好感が持てる
誰からも
愛される
誰からも
負けない
君は強いから ...
世界は
喪失に満ち溢れていて

咲き乱れた花も
やがて散り

君の肌のぬくもりも
体温も

つかもうとするほど
距離が近づくほど

遠ざかる

この掌にあるのは
酸素 窒 ...
空が黒ずんでる時に
頭の中を覗いてくれるな
蜂の羽音が
世界の大嘘を囁いてる
慈しんでくれるな
吐き気がするほど
精一杯
そんなのは求めていない

トラックの荷台に乗り込んで
太平 ...
大切な花だった 
毎日水をやり愛でた

ある日私はその花を
握り潰して 

泣いた

手のひらに染み付いた花びらの色

物言わぬ花でさえ
信じられぬと恐れた
胸 ...
生きていく事がひどく
滑稽に思えてきたのです

紡いでいく朝
邪な思いを甘やかす小部屋

この道の先にあるものは
高が知れているだろうに

私は今日も滑稽な光に
身を委ねる

怒声が聞こえない
クラ ...
貴方は闇になり私に抱きつき 落雷となり私を貫く

全てが吹き飛びそうなほどに 愛している愛している愛しているわ 
どくどく渦巻く激情が 張り裂けそうに貴方を追い求めだす

孤独になって ...
生きる事とは
つまり死ぬことだ。

人が虫が植物が動物が
生物が星が死へと時を刻む事。


それが“生きる”という事じゃないのか?



だからこそ
在り来たりだけども

...
「雨」

南風は柔らかい女神をもたらした
青銅をぬらした 噴水をぬらした
ツバメの羽と黄金の毛をぬらした
潮をぬらし 砂をぬらし 魚をぬらした
静かに寺院と風呂場と劇場をぬらした
この静 ...
葉緑体がうごめきはじめ
水の粒子が
細かくも玉になり
肌に薄く膜を張っても
心踊らない石礫が
川原に帰りたいと呟いて
乾いた舌が口の中で途惑う

手を伸ばして
掴みたいものなんてなか ...
彼女は
いつも高架の上で
行き交う電車を見下ろしてる
僕がそばに近づくと
物憂げな視線を
僕に投げかける
彼女は言う
どうしてみんな靴が汚れているの
穴が開くまで履き潰さなくて ...
傷を負いそれでも2本の足で立つ ただそれだけで神様みたい 寒い日暑い日
いつの間にか毎日の異常気象
毎年いってる暖冬と遅れる夏
部屋からでなきゃ
そんなことかんけーねー
BTOで手に入れた型遅れでも最新でも無いPC。OK

うなづいて謝って ...
 
 
きらきらと
光が降りている
あれは神さまが
写真を撮っているのだ
という話を
君としたかもしれない
木漏れ日の下で
あの日僕らは
どんな生き物の姿で
...
たゆたゆと零れおちゆく蒼いとき つめに絡ませ朝をむかえる

すべりおちのたうちまわる欲情を 涙のようにみちびく指さき

肌を知りささやきを知り朝を知り 自分の皮膚の分厚さを知る
壁面に進めば夜へ変わりゆく空へとゆがむ空へとうたう



黒い羽散らして立ちし膝裏にまごうことなきまがいもの降る



道を梳き川はゆうるり冷えてゆく午後の陽の ...
冬と春が
「もうさすがにいきますね」

手をつないで別れを告げにきたので
ああそういうことかと合点して
餞別にと毛布を渡した

それがおとといの晩

その夜が明けるころから雨が ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
内省蒲生万寿自由詩1*10/5/26 19:30
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サクマ式ハイドパーク短歌5*10/5/26 17:55
創書日和「結。」狠志自由詩010/5/26 17:35
ツイート無作為接続詩100526吹雪自由詩110/5/26 17:27
風の中にあるのなら板谷みきょう自由詩1*10/5/26 16:19
最終電車國朗自由詩010/5/26 15:06
木漏れ日カメラベンジャミン自由詩2*10/5/26 15:06
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木漏れ日カメラ小川 葉自由詩14*10/5/26 3:09
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ワインはるな自由詩210/5/26 2:27

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加筆訂正:
カストール/瑠王[10/5/26 14:08]
ちょっと修正しました。読んでくださった皆様、すみません。
6.94sec.