実はわたくし新婚ホヤホヤなのだけれど
最近なんだか新鮮味が無くなってきてしまい
家庭内不和とまではいかないのだけれども
家庭内で自分の居場所が無くなりつつあると感じているので
これじゃあいかん ...
 
あなたに似た人と
あなたの名前に似た名前の人が
あなたに関連のないことを
頁の片隅で語り続けている
数日間降雨の無い乾ききった道を
一台の軽トラックが
砂埃をまきあげて走る
そして ...
   古都に沈む日に対し
   石壁の隙間は見事に
   写し鏡の上下間違い
   ピンホールカメラが
   削り張り付けた人影
   キャラバンのテント
   広大な背後を恐れよ
   砂にま ...
要は眼なんだよ


眼を見れば大体


パチ物か本物か










分かるんだよな









...
シンフォニア
夜を渉る
寄る辺なき
シンフォニア

オフィーリア
濁る目の
琥珀の底に
オフィーリア

最期に仰いだ空
金属片の月
シンとなる森

ああ 言葉でひとが分かり ...
シャボン玉とんだ
屋根までとんだ
屋根までとんで
こわれて消えた

言葉なんてそんなもの。
言葉はすぐに消える。
さっきまでいたのに。
さっきまで、私の中に、私の目の前に、私の手の届く ...
叶わない

たとえどんなに願っても

手の届かない

遠いかげろう
71
秒針が刻み続けてきた、時間の千切りは山のように盛られ、おかわり自由。

72
少年が教科書の偉人の顔に落書きをしていると、気づけば少年の顔にも髭が生えてきた。

73
ある科学者は永遠の命を求め ...
黒い安物のキャリーバックに

衣替え前の春物の服を詰め込んだ

いつものシャンプーとコンディショナーとボディーソープ

雨合羽に

二日分の勝負を捨てた下着も詰め込んだ

いつから ...
ぱらぱらと降りそそぐ
オレンジ色の十字星     / ジュウジボシ
軽やかに土を跳ね
思い思いの居場所に
身を委ねる
 
...
キュビズムの絵に描かれた
向かって右上に居る裸体の少年の
手の隙間からこぼれ落ちる種子が
発芽し庭を埋め尽くし
足の踏み場もない拒絶する自然に
対峙した私はひるむ心を尻目に
植物の中へダイ ...
失恋したともだちを

「落ち込むなよ、まだ他にも良い人いっぱいいるって」

と、はげました

ともだちは

「でも、あの人は一人しかいない」

といった



なにも言えな ...
薔薇には昔、言葉があった
既にばらばらになって久しい
薔薇のバベル

バビロンの薔薇
ソロモンの薔薇
ミノタウルスの薔薇にはアラクネのレース
アンデルセンのナイチンゲールは
月季花と宇 ...
林を想わせる湊は
どんな暗闇でも見える風景の写真です

それは希望のひかりを放っています

写真のむこうがわと繋がっているから
瓦礫の山で
僕たちとたいして歳の変わらない少年が火をおこし ...
 あなたと結ばれたあの日
 たばこの匂いと共に感じた

 あなたの体温

 もう忘れかけているけど
 今は涙混じりでおぼえている・・・・
その空はいつも、
混じりけのない深い夜の暗闇で

白くて大きい雲を抜ければ
てっぺんのいちばんいちばん高い場所に
小さな黄色く輝く月が見えた。
あれは中々良い色をしてて
出来れば自分のも ...
何処までも遠く青い青い空

樹々の緑は深く濃く憩いの影を落とす

白き雲が流れ行く

太陽の輝きは計り知れぬ

私は滋味多き土の上に立ち

涙を落とす

涙はあまり ...
  きみの部屋は
  病室のような匂いがした
  八月も十二月も
  おなじような匂いがした
  気の遠くなるほどたくさんの
  交わりの匂いがした
  病室の匂いがした
  だ ...
ぼんやりと浮腫んだ月が
夜空の底から覗いていた
見透かしたような月光が
書きかけの溜息を嘲っていた

出かけたっきり帰ってこない
セツナサを待ちあぐねていたら
黙りこくったキーボードを
飼い猫が悠々 ...
男は悩んでいた

食べて死ぬか
食べずに生きるか
それが問題だ

「三食きちんと食べて、
しっかり運動すればいいんですよ〜」

シャラーップ(怒)!
空が死んだら
雨雲を睨む

水たまりの真横で笑う
水たまりがゲラゲラ笑う

スズメは驚く
懐く

本当に珍しい事
神様が ドロップスの缶 シェイクして 巻き散らかした 薔薇の花園 結んだ約束は、ほどかれた手から、するりと、無くなった。

どれ程に硬く結ばれても、揺れて揺らいで。

だから、もう一度、手を繋ぎませんか。

いつほどけても良いくらいに、緩く。

多分 ...
序.
敵でもない相手に牙を向ける。惨めな徒労。みっともない愚行。敵になってくれるほど、親身な奴なんて、この世にはいないはず。みんな忙しいからね。でも勝手に、鋭く砥ぎすませばいいよ。手前の脳ミソの多く ...
世知辛い社会の中で
妬んで 憂いてたら
かすかで ほのかな
優しい温もりに 気付いたり
 
やるせない世界の中で
俯いて 人込を抜けられず
愛に縋り付いてみたり

季節に流されながら ...
トンネルの中
何処からともなく
ー 光が通り過ぎるのは
一瞬だ
見逃すな −
その時
眩い光の矢
声は聞こえなくなった
夢を見ていたようだ
レンズの先
逆光が眩しかった
それ以上に、ああそうだ
季節の躍動感が眩しかった
シャッターをきるようにして
日々がめくられてゆくなら
その少しの変化を刻んで
残してゆこう

刹那は
...
どうぞ骨までしゃぶって下さい
心ごと身体ごと まるごと愛されたいのです

貴方の瞳が揺れるたび 
貴方の指先が動くたび
私は歓喜にうち震えます

私の皮を一枚一枚剥がして
...
よーいドン
ピストルが鳴る
まるで花火のよう

今日は
運動会
元気な
子供たちの
応援の
掛け声が聞こえる

元気に
走っている姿は
とても
たくましく思う

赤勝て ...
母の日は
思い出すなぁ
スーパーで
子供たちが
描いた
母親の絵を見ることがある
いろんな顔があって
正直言って
びっくりしてしまう

私は
絵ではないけれど
プレゼントは
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
たまには妻にプレゼントを冬野 凪自由詩010/5/26 23:41
不在たもつ自由詩6+*10/5/26 23:23
零れ日カメラクローバー自由詩4*10/5/26 23:07
嫌な客TAT自由詩010/5/26 22:22
オフィーリアIV瀬崎 虎彦自由詩210/5/26 22:20
シャボン玉izumi自由詩110/5/26 22:11
幻恋凪ぎ短歌010/5/26 22:10
全手動一行物語(71〜80)クローバー自由詩3*10/5/26 22:07
旅支度伽茶自由詩010/5/26 22:02
金木犀 零れる鵜飼千代子自由詩13*10/5/26 21:44
植物小川麻由美自由詩3*10/5/26 20:55
世界に一人くろきた自由詩110/5/26 20:41
連祷、薔薇とのリタニア海里自由詩3*10/5/26 20:08
林を想わせる湊永島大輔自由詩010/5/26 19:41
体温豊原瑞穂自由詩010/5/26 19:38
月まで昇る山岸美香自由詩1*10/5/26 19:34
内省蒲生万寿自由詩1*10/5/26 19:30
分娩室草野春心自由詩210/5/26 19:20
スランプnonya携帯写真+...7*10/5/26 19:08
生活習慣病の王様花形新次自由詩2+*10/5/26 19:03
胡座しべ自由詩210/5/26 18:02
サクマ式ハイドパーク短歌5*10/5/26 17:55
創書日和「結。」狠志自由詩010/5/26 17:35
ツイート無作為接続詩100526吹雪自由詩110/5/26 17:27
風の中にあるのなら板谷みきょう自由詩1*10/5/26 16:19
最終電車國朗自由詩010/5/26 15:06
木漏れ日カメラベンジャミン自由詩2*10/5/26 15:06
溶けるデラシネ自由詩1*10/5/26 13:59
運動会そよ風さん自由詩4*10/5/26 13:37
母の日自由詩3*10/5/26 13:33

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加筆訂正:
金木犀 零れる/鵜飼千代子[10/5/26 22:45]
《新潮ブックジャーナル 2003/2/8~2/13 清水哲男のテレフォンエッセイ「季節の色鉛筆」第169回》 清水哲男さんによる朗読と短評をいただきました。
カストール/瑠王[10/5/26 14:08]
ちょっと修正しました。読んでくださった皆様、すみません。
5.93sec.