一人ぼっちは
口をあけた大きな
獰猛な生き物に
食べられて
腹の中
犠牲者を待つような
さびしい気持ち
暖かいもの 何処かにあるはず
みんな探して 箱を探るけど
きっとそれは あると信じるから
見えなくても あるって想うんだ
枯らした声 届かない
追いかけても 逃げられる
きっと誰にでも ...
耳を
澄ませば
夏草の受け止める
雨音
さふぁり
金魚のひれ
ひらひらと
漂い
脱俗を
せまる
食うのみに生きたが
戦後と
あなたは言 ...
木曜日に撃ちぬくセルフ・ポートレイトは
湿った黒鍵の匂いがする
不実な恋人と傘をさして歩きながら
意味のある表情を見出せないでいる
熱くて甘いドロドロに溶かしたチョコレートで
未来が ...
何も掴めなかったそこにあった物語
甘えに甘え餃子三昧の日々
人形と書籍に埋もれ月光浴
奇数好きの猫など信じられるか
鐘の音に最後といえば最後のダッシュ
...
見たこともない世界に愛しさを投げ込みたい
いつも乗り換えるだけの駅を降りて
ぶらぶら散歩してみたい
本当に足が棒になってもう歩けないほど歩いてみたい
こころ壊れてしまうまで君を愛していたい ...
夢で書いた適当なことを血とかみたいに綺麗な水にひっ叩いてみたよ
どうしてイメージは考えてる時に燃えてくのだろう
じゃんぷした ままあの耳がもえてる
どうして時計の針に考えたぜんぶ吸い込まれてしま ...
遠くの景色が色あせて見えるのは
きっと目の錯覚ではないのだと
あなたは言う
僕はその意味がわからなくて
朝から晩まで遠くの景色を眺め続けた
そうやっているうちに
五月が終わろうとし ...
春に連行されます
籠から逸れた、いき方
春に連行されます
たおやかな影を纏い
籠から逸れた私を春は見逃さない
永遠、それは感覚を捨てること
研ぎ澄まされた、生きた感覚で《私》を放棄すること ...
わるぐちいったら
そらが濁った
いっちゃいけないこと
なんども口にして
そのたびに空が濁った
わかられなくても、
関係ないよ
自分自身にふたをして
そのたびに空は濁った ...
もうだいたい
春になったので
よしと言って
神さまが立ち上がる
立ち眩む
夏になると
いつものことだと
神さまが言う
もうだいたい
人になったので
よしと言って ...
しおからい肌のおもては なまぬるく うらがえしてもどこか遠くて
うちの飼い猫の名前は
あんず(♀ 11歳)
ししゃも(♀ 推定9歳)
豆乃助(♂ 11ヶ月)
みんな食べ物に関係しているので
今度産まれてくる赤ちゃんの名前も
食べ物の名前にしてみよう ...
気圧の上がらない交差点で
空を見上げた
そこには少しの眩しさを残して
手の距離よりは遥かに遠く
銀鼠の雲が広がっている
知らない街の知らない人々が
交差点とは名ばかりで
これからも互 ...
この世界ではないところに
ときどきあらわれては消え
ばかな冗談を言ったりしている
でも本当は一ばんさみしいのだ
はなし相手もいない
ながいながい昼が
いつものようにコーヒーをのむと
もう ...
思い出す
女子高生の頃
道路に急に出てきた
サッカーボール
ボールを拾いに来た
利発そうな小学生
”ありがとうございます”
そうていねいに挨拶してくれた
なんだか とっ ...
{引用=(自動扉の開く気配
夏の口が開き熱っぽい舌が僕をなめる
揺れる木漏れ日 吹き出す汗 シャツを流れる風
即興的に産まれたノイズ まぶしいタイル
葉の擦れ合う音 靴ひも 蝉の声はさらに重 ...
【gravity】
僕たちは引かれ合う――見えない何かに導かれて
宇宙に浮かぶ無数の光のように
僕たち一人一人はとても小さな星さ
無数の ...
きき手の手首が
にぶい痛みを届けてくる
午前二時に起きて
針を持つ
からだの芯部から
花びらが
溢れて
とめどなく溢れて
殺風景な部屋を赤やピンクに
踊らせる
女は陽炎を抱えき ...
うちで飼っているヤマトヌマエビが脱皮した
と嬉しそうに妻が脱け殻を箸につまんで見せてくる
食卓に置いとくから見てね
暫く飯喰いながら脱け殻を見るようになり
ヤマトヌマエビの脱け殻に慣れてきた頃 ...
君には見せたことすらなかった。
僕の中にいる君には見せることが出来るのに。
大袈裟になる前に消したかった君を抱けない僕の右手。
触れられるほど近くにいたのに僕を打つことが出来ない僕の左手。
...
遠距離恋愛ができても
遠距離セックスができない
これが人類の大きな欠点だ
昔、友人とお笑いコンビを結成して
「エスパーのキス」とか「エスパーのセックス」というネタをやったが
今 ...
永井さん
ぶらぶらと侘びた振子の行路かな
玉ノ井を出でて豆炒る日暮なり
駱駝見せ転がる羅刹「浄土だよ」
往生の痕が畳に染みている
坂口さん
オニふんをイオン洗浄 風 ...
ひらひら不規則にばらまいている
妙な笑顔で広告を振りまいている
いつも知らない振りして誰かの髪を飾る
家に帰ってくっついてきたものが何か知る
割れ物がばらばらになるまでに何があった
...
月よ
落ちてしまえ
星よ
砕けてしまえ
雨よ
激しく降り続け
空ほどの広がりも持てぬ俺は
こんなにも小さい
幾ら言葉にすがろうとも、まま ...
買い忘れたブロッコリーと
目覚まし時計の乾電池と
読みもしないベストセラー本と
成猫用のカリカリと
寂れた商店街の福引券と
安物のロゼのワインと
醤油ジミのとれたワイシャツと
即席麺の5個パックと
...
ある夜、突然目が覚めた。
AM3:25、まだ寝始めて2時間程度しか経っていない。ふと横で寝ている彼女を見ると驚く事を観付けてしまった。背中に大きな紙が1枚、なぜだか貼られていた。
『?』
...
まだ見ぬ女性に電話する
「あなたは、マグリットが好きでしょ。」
確信を持って私は伝えた
当然間違えるはずなどない
羊水に浮かび私達は遊んだ
35年間ぶりに再会した
ATGCの配列が ...
{引用=
五月の渚を
散歩する白い幽霊
恋人の笑顔で振り返って
消え去る
現実ではありえなかった情景に
こんなにも度々顕われ
胸を痛ませる
...
5時間後には職場にいる
向こうから
朝が轟音たてて近づいて
午前4時のカラス、鳴く
励ましてくれるひと、ありがたい
応援したくなるひと、たいせつだ
沈んだ気持ちにさ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぼっち
らふぃん・ど...
自由詩
2
10/5/23 4:57
見えなくとも
〃
自由詩
0
10/5/23 4:24
「愛鷹山(ashitaka)」より [五行歌作品]
ま のすけ
自由詩
6*
10/5/23 4:04
致死率100パーセント
瀬崎 虎彦
自由詩
2
10/5/23 3:36
流行らぬ茶館
kawa
川柳
1
10/5/23 3:14
夢現
ブロッコリー...
自由詩
4*
10/5/23 3:02
_
十二支蝶
自由詩
1
10/5/23 2:13
夏のゆらぎ
ベンジャミン
自由詩
1*
10/5/23 2:11
フリースロー
桐谷隼斗
自由詩
3
10/5/23 2:11
そら
はるな
自由詩
2
10/5/23 1:20
夏のゆらぎ
小川 葉
自由詩
2*
10/5/23 1:15
抱き合う
はるな
短歌
7
10/5/23 1:14
赤ちゃんの名前募集
冬野 凪
自由詩
3+*
10/5/23 0:46
一滴
プル式
自由詩
7+
10/5/22 23:44
即興2
中村 拓人
自由詩
0
10/5/22 23:41
たとえばキミが
森の猫
自由詩
2*
10/5/22 23:15
夏の揺らぎ
クローバー
自由詩
1*
10/5/22 23:11
gravity
綾瀬たかし
自由詩
1
10/5/22 23:01
溢れる、からだ…陽炎、シルエット。
たちばなまこ...
自由詩
10*
10/5/22 22:51
脱け殻と食欲
冬野 凪
自由詩
2+*
10/5/22 22:22
打てないはずの、手。
Mかわ
自由詩
0
10/5/22 21:54
遠距離セックス
新守山ダダマ
自由詩
5+
10/5/22 21:24
永井さん
salco
川柳
7*
10/5/22 21:22
不在通知の桜
粉末
自由詩
1
10/5/22 21:06
居心地
蒲生万寿
自由詩
0
10/5/22 20:31
自転車
nonya
携帯写真+...
5*
10/5/22 19:14
中身
豊原瑞穂
自由詩
0+
10/5/22 19:11
生後16日の痛手
小川麻由美
自由詩
2+*
10/5/22 19:02
五月にさまよう
まどろむ海月
自由詩
3*
10/5/22 18:19
カラス、ゆく
吉岡ペペロ
自由詩
4
10/5/22 14:27
3967
3968
3969
3970
3971
3972
3973
3974
3975
3976
3977
3978
3979
3980
3981
3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
3990
3991
3992
3993
3994
3995
3996
3997
3998
3999
4000
4001
4002
4003
4004
4005
4006
4007
加筆訂正:
夏の揺らぎ
/
クローバー
[10/5/23 0:52]
( )の部分を、前置き、ということで、引用扱いに。
夏の揺らぎ
/
クローバー
[10/5/22 23:27]
「、」と「。」の配置を修正。
海で
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:35]
詩集 ブルーウォーター 所収
着きません
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:33]
詩集 ブルーウォーター 所収
開田高原
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:31]
詩集 ブルーウォーター 所収
ゆきうさぎ
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:30]
土曜美術社「詩と思想研究会 2001.09」提出作品 詩集 ブルーウォーター 所収
他の誰かが言ったなら
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:25]
詩集 ブルーウォーター 所収
アッキー海を行く
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:17]
詩集 ブルーウォーター 所収
金木犀の香る頃
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:14]
詩集 ブルーウォーター 所収
クリオネ・リマキナ 〜海の妖精〜
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:13]
詩集 ブルーウォーター 所収
三角点
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:11]
詩集 ブルーウォーター 所収
白輝
/
鵜飼千代子
[10/5/22 21:02]
詩集 ブルーウォーター 所収
言霊使い
/
鵜飼千代子
[10/5/22 20:35]
日本詩人クラブ 2003年11月例会 「会員による自作詩朗読と小スピーチ」にて朗読
あ・うん
/
鵜飼千代子
[10/5/22 20:34]
日本詩人クラブ 2003年11月例会 「会員による自作詩朗読と小スピーチ」にて朗読 詩集 ブルーウォーター 所収
桜 咲く
/
鵜飼千代子
[10/5/22 20:33]
日本詩人クラブ 2003年11月例会 「会員による自作詩朗読と小スピーチ」にて朗読
夕餉
/
鵜飼千代子
[10/5/22 20:32]
日本詩人クラブ 2003年11月例会 「会員による自作詩朗読と小スピーチ」にて朗読
てのひら
/
鵜飼千代子
[10/5/22 20:23]
「日本詩人クラブ 2003.02.01. 研究会」提出作品 詩集 ブルーウォーター 所収
バナー(幟旗)
/
鵜飼千代子
[10/5/22 20:18]
詩集 ブルーウォーター 所収
5.85sec.