午後三時
初夏の森は緑の海
風に揺れる光が跳ねている
ひらいたままの図鑑
次のページがめくられるのを待っている
外の景色に気をとられて
どこまで見ていたのか忘れてしまった
図書 ...
僕の飼育権を勝ち取ったのは名実ともに日本一の動物園、上野動物園だった。
僕はすぐさま薄暗いトラックの中に入れられ、東京へと運搬された。
園内に着くと早速、僕は檻の中へ放り込まれた。
新しく造られ ...
燻ぶり続けた今日が終わると
皆、靄に戻っていく
拡散された、再構築
明日には、昨日と同じあなたはいないでしょう
裏路地の、静けさ
雨宿りもすっかり、済んだので
手を、振り合おうとすると ...
さよならは聞こえない
開かない口の中で響く
飲み込んだその一言が
こんなにも辛いもだとは知らなかった
だから涙が流れた
カーレースの試合は
全クラッシュして最後に残 ...
苺味の苺
琥珀色の琥珀
とても人間らしい人
そんなものはどれもありません
それでは出口はどちらに
そんなものはありませんよ
だって入り口さえなかったでしょう、此処には
速さを速さに過ぎる文字が
すべてすべて骸骨に去る
平らな井戸よ
容れものの子よ
二重の息や光の帯
朝へゆく朝 止めもせず
ただ見送ればその先に
二重の雨の ...
空をゆくまぶたたちの群れつややかに包帯となる傷の器たる
片方に吹く未練風おしのけてまぶたの周り確かめつづける
まぶたからまぶたのすきま燃え上がり夜を ...
積もりゆくkbps三角譜
なみなみと鉛をそそぐ緑かな
憎しみは音のうしろで待っている
偽の星ひとつめくれば偽の星
背後か ...
想いと言葉は
いつも
正反対なのです。
それというのも
月の光が
太陽の光の反射によるもの
だからだそうですよ。
だから、
新月の夜には
あんなにも
悲しくなるのでしょう。
疲れて、
布団に倒れる。
今日も一日よく働いた!
少し気が立っている。
どこの家も
テレビがついている。
洗脳されている。
自分の意思がなくなる。
国家存亡の危機
日本はダメ ...
十字路という十字路を捜し歩いてようやっと
悪魔の居る十字路に辿りついた
僕のスタン・スミスは十六代目
...
ベランダで育てたハーブを摘んで
朝ごはん代わりにサラダにしてわしわし食べて
お腹が満たされたぼくは
草むしりでもしようと
雑音まじりのラジオから
山口百恵の『プレイバックpart2』が流れ ...
しじみの輸入が自由化されるという噂を聞き
反対運動に尽力しろと指令が下るが無視する
労力を注いでも注いでも
状況が好転しないのは
呪われているから
自己中心的で仕切りたがりなのに
...
想う
人を
想う
愛を
想う
幸せ
何らかの理由により
自分の意志を決める。
あなたは自分を人の前で
出せますか。
いいえと答える人
あなたの1年はあまりに
短い。
はいと答える人
あなたは嘘つきだ。
わか ...
伝わらないんだ。彼が鈍いだけじゃん
ひとりの時間誰にも必要こんな時代は
メガネ派になり 北風も心地よいかな
心が痛む?絶対なものは君自身だよ。
ズカズカ心に。 ...
心がスカスカとするのはまるでプラモデルになった様で、自分の力で何とかバランスを取り立っているのが精一杯になります。それはもう無様で、例えば指で突かれて転んでも自分の思うままに動けない体とか、足の裏側で ...
どこにも闇は無く
ただ前に見える微かな星に向かう
それは何かの儀式の様に
黙って、黙って
微かに見える島影を頼りに
軋む櫂を漕いで行く
ごらんあれが終わりの岬
幾度も訪れたそれは
...
帰り道に迷わぬように
アメを落として歩いたきみ
心のかけらが落ちました
月に浮かんで
消えました
空からふった銀のかけらは
どこかの星のきみですか?
銀河通信は遠いので
心にリボン ...
何が1番
大切なのか
生きているうちは
気がつかないものである
気がつくのは
ほんとうに
大切なことが
見えなくなってからだ
失ってからだ
見えなくなってからでは
失ってか ...
私が
願っていること
思っていることは
二度と
昔の時代に起きた
醜い
争いを
起こさないでほしい
同国人の
争いは
悲しすぎる
思いやりを
忘れないで
弱いもの ...
強い風が吹いて手のひらを、どん、と叩く
指や手のひらを過ぎていく風はつるつるしていた
よしよし、と風を撫でる
強い風で乱れる髪を押さえる
指先にからまる髪の毛はつるつるしていた
...
弱いものも
強いものも
みんな
同じ人間
だのに
なぜ
争わなければ
いけないの
傷つけあわなければ
いけないの
ひとり
ひとりの
考えが
ちがっているのは
当 ...
だれかが祈ってくれている
だから祈りをかさねている
まわりを見つめる
まわりを感じる
胸の痛みなくなるまで
まわりを見つめる
まわりを感じる
だれ ...
五月の駅のプラットホームで
ぼくは考える
ひとはなぜ
自殺をするのだろう?
去年の五月
止まりっぱなしの西武線を
ぼくは覚えている
そ ...
忘れ去られた 古い校舎
人知れず
ひな菊が一面咲く
小さな 白い縁取りをした
数知れぬ麦藁帽子
花の絨毯は緑に抱かれ
さやかな風が吹き 過ぎる
もう夏の気配を孕んだ晩春のそれは、
...
曇り空の下を歩く人々がいる
それを見ている視点はまだ迷っている
彼なら今をどう語っただろうか
この先をどうノートにしたためただろうか
何にも変わらない
希望のあとの絶望って深 ...
ふと あなたに呼びかける声がある。
あなたはコーヒーカップを置き
(あるいはオンザロックグラスを置き)
戸口を出てゆく。
外はあなたにとって
意外な季節だ
たとえ ...
どれだけたくさんもらっても
さみしいの
言葉は魔法じゃないのね
って
思うけどいっちゃだめ
カタチにこだわるけれど
どうなったとしても
消えるはず無い不安があ ...
アア イマハタダ 願ウダケ
時ヨ トマレト 願ウダケ
願いを託した 砂時計
君への想いを 砂に秘め
僕の涙を 砂に見て
そっと流して みようかと
君との出会いは 運命で
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
図書室の窓辺から
ベンジャミン
自由詩
8*
10/5/16 2:05
青木龍一郎が動物園にやってきた
青木龍一郎
散文(批評...
3
10/5/16 2:01
終日
霜天
自由詩
1
10/5/16 1:21
それでお〜しまいさ
こめ
自由詩
7
10/5/16 0:46
仮想現実
瑠王
自由詩
2*
10/5/16 0:36
夜めぐる夜 Ⅳ
木立 悟
自由詩
6
10/5/15 23:57
目蓋路
〃
短歌
4
10/5/15 23:54
常冬灯
〃
俳句
3
10/5/15 23:52
定説
國朗
自由詩
1
10/5/15 23:07
国家存亡の危機
ペポパンプ
自由詩
3*
10/5/15 22:57
ロバートのは聞いてやったくせに
TAT
自由詩
1*
10/5/15 22:34
草むしり
冬野 凪
自由詩
1*
10/5/15 22:20
カッシーニの輪
a
自由詩
1
10/5/15 21:49
妄想癖
ゆず
自由詩
0*
10/5/15 21:20
2010年前
紙喰虫
自由詩
4*
10/5/15 20:10
「キミの傷」
森の猫
自由詩
1*
10/5/15 20:06
プラスチックガス
プル式
自由詩
2
10/5/15 19:15
白夜航
〃
自由詩
4*
10/5/15 19:14
silver fragment
mizuno...
自由詩
4
10/5/15 18:16
大切なこと
そよ風さん
自由詩
3*
10/5/15 18:05
私の願い②
〃
自由詩
1*
10/5/15 18:00
つるつる
なき
自由詩
2*
10/5/15 17:56
私の願い①
そよ風さん
自由詩
4*
10/5/15 17:55
だれかと祈る
吉岡ペペロ
自由詩
13
10/5/15 15:52
プラットホーム
草野春心
自由詩
1
10/5/15 15:45
ひなぎく
月乃助
自由詩
16*
10/5/15 15:09
5.15
依
自由詩
4
10/5/15 14:03
ふと あなたは
非在の虹
自由詩
1
10/5/15 13:48
恋
朧月
自由詩
1
10/5/15 13:25
砂時計
Ryota....
自由詩
1
10/5/15 12:29
3977
3978
3979
3980
3981
3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
3990
3991
3992
3993
3994
3995
3996
3997
3998
3999
4000
4001
4002
4003
4004
4005
4006
4007
4008
4009
4010
4011
4012
4013
4014
4015
4016
4017
加筆訂正:
ふと あなたは
/
非在の虹
[10/5/15 15:56]
頭の高さ調整
5.58sec.