あなたの詩を読むと

あたしはあたしのことが少し嫌いになってしまうのです

あたしの脳内が創る言葉は美しくないから



それでもあたしは

濡れた髪のままドライヤーさえ忘れて
...
一番のバスで出た

いよいよ 今日だ
審判の日

平静をよそおいながらも
心はゆれる

もしも
もしかしたら・・

病院に着く
診察ナンバーは”4”

あたしのラッキーナン ...
やり尽くされた言葉を抱えた
私は諦めにも似た感情を どこかに封じ込めていく
やり尽くされた 言葉なのだろう
ひとつも 手にしていない

私は存在する
暗闇ではないのだと 思うべき そこで思 ...
降る暮れの火と刺さる樹と
青と蒼と青と蒼
うなずくように
言葉なくす灯


花間のなかの蕭索
舌の上の山茶花
冠 冠
手に手をわたる


影 にじむ影
海 ...
11
お互いのしっぽを追いかけてスピードを上げていく二匹の犬がだんだんと子犬に戻っていく。

12
少女の肩には、今まで出会った男性の手の跡がびっしりと刻まれている。

13
彼は、彼女が、オレンジジ ...
美しいものは美しくあるべきだと嘆いた
壊されていく綺麗なものが悲しくて難しい言葉並べた
守りたかったのは私の心

逃げ出さないようにくくり付けていた
その紐はもう朽ちてしまった
それでも逃 ...
覚えていますか? 
私達が種だった日のことを・・・ 

ふらりと寄った鎌倉の古時計屋で
無数の時を刻む秒針の音に包まれながら 
独り置かれた{ルビ勾玉=まがたま}の 
黒い瞳と、目が合った ...
おそれる キミ の手をひいて


すすむ 夕闇のそばに


虚ろな記憶と


快感に似た


くろい 何か




きこえてくる


歌声


彼方より


誘うよに


愛しむよに 魅了す ...
白鳥は阿呆の黒鳥をつがいに選び

人の目も気にせずにガァガァと啼いて子を産んだ

無論阿呆の方は姿を消して

養育費が振り込まれていない件どうしたもんかしらと

ガ ...
置き去りのボンティアックの錆のオレンジ
助手席に腰かけたままの
過去を
騒がせぬようにと気を使うみたいに
ゆっくりと
やさしく吹く風
口笛を乗せると
母親を ...
降りしきる、雨と濃霧の街頭で 
足元に、小銭の入った空き缶置いて 
唄う少女の頬に雨は{ルビ滴=したた}り 
過ぎゆく群に、愛を囁く 

今宵も巴里の夜は更けて 
洋燈の、スポットライトの ...
 
 
門のところにクラゲが大量に発生していた
透き通ってきれいな形をしているのに
触手に毒のある種類なので
外に出ることもできない
裏門から出ようとしても
この家には裏門がないし
裏 ...
ミッシェルの
新譜を心待ちにして
ボード運んでいたあの現場
そんな役にも立たない詩を書くのだったら
うちの猫ちゃんの詩でも書いてよ 
とうちの妻が言うもので
昨日購入した東秩父村産朝採り皮付きたけのこと格闘して齧ったりして可愛らしい
うちの仔猫ちゃん( ...
{引用=
それぞれに交差する
よっつのひとみ

そのやわらかな表面は
甘いのだろうか
それとも潮の

見詰めれば
卵黄を飲み込むように
喉を滑らかに落ちてゆく

嗚呼

同 ...
立ち止まるたびに空が遠のいていくので
足を踏み出すことは恐怖を忘れるための手段になる
夕焼けと夕闇とそのかなたにある月のない夜の闇を
決して追い越すことの出来ないグラデーションを追いかける

...
「加齢が怖い」と千回言えば
三秒若返るという
技術が開発されたため
皆が「加齢が怖い」と
血眼になって言い続ける中

「チョールヌィイ・オリョール」
「セヴェロドビンスク」
「アドミラ ...
空き部屋になって久しい一階奥の角部屋
いっこうに入居の気配感じられなくて
郵便受けはチラシとかで溢れている

ポスティングするのが仕事なんだろうけど
声をかけたとしても臆すること無く
ほん ...
鉛色の岸辺


蒼い木馬が燃えている 
塩辛く 蝕まれた 薄い身体を 震わせて 
揺れている 
錫色に泡立った 波頭の拍子を 執りながら 


砂の一粒一粒は 鋭く  ...
五月五日、銭湯は菖蒲湯になる

端午の節句ではあっても

ガキより年寄りの方がずっと多い

それでも今日に限っては

子供のような顔つきに見えるから気持ちの問題か

彼ら ...
バンコクにある
カラオケスナックの
ウエイターのお兄さんに
尻を触られたことがあるんです、わたし
ううん、それが恥ずかったわけじゃなくて・・・

そのとき
男のくせに
つい「イヤン」と ...
組み替えた           きれそうな          せつなげに
足の付け根の          Tシャツの下の        白いブリーフが
デルタには           ラージヒル  ...
あらゆる情念は鳥のように去りゆき、今やもう海の彼方
きみの温めた卵はもう何処にも見当たらない
いづれ粉砕されるのを知りながら体温を分かち
最後まで希望と名付けることはなかった
そんなきみの熱情 ...
歯車

ゆっくり音を立てて 進んでゆく毎日の中で
ちゃんと大切な物に 誰もが出会えるのかな?
耐え切れず音を立てて 壊れていった記憶たちを
大事に胸の箱の中に 片付けてゆくのさ
...
食材のヤギ
表面をキャラメリゼしていただく
贖罪のヤギ
全焼の供物としてささげる

アナザーと誰かが言ったので
人一人いない廊下でブラザーと返事する
愉しいことも一瞬だが
そも生きてい ...
空間の凝縮
色彩の単一化
情報の漏洩
あからさまな現実逃避と
淡い現実

紙束の重みに
瞼は耐えられず
微かな肉欲と供に
癒されない眠りが始まる

トム・ウェイツのAlice
...
変えられないものは
変えられない

変えられないものに
気にしても
悩んでも
しょうがない

考え方は
少しの
努力で
変えられるかもしれない

顔 身体は
生まれながら
...
何者にも
おそれない

生命だって
惜しまずに
勇気を出して
君は戦う

愛する者のために
美しいもののために

君は
生命を
捨てて
戦う

誰かに
はばかることも ...
争いは
心をなくす行為

周囲や
気持ちを
害する行為

同国人同士の
争いは
あまりにも
悲しすぎる

みんなで
争いを
無くすよう
願うのが
当たり前なのにね

...
 
 
ある日曜日
友達の家に遊びに行った
団地と呼ばれていた
うっかりお昼過ぎまで
友達と部屋で遊んだ
お昼ごはんをご馳走になった
コロッケとパン一枚だった

家に帰ると
塩鮭 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
五月病ゆきちゃん。自由詩210/5/11 0:14
無罪放免森の猫自由詩4*10/5/10 23:58
中央線のラインから番田 自由詩010/5/10 23:46
夜めぐる夜 Ⅲ木立 悟自由詩610/5/10 22:59
全手動一行物語(11〜20)クローバー自由詩4*10/5/10 22:53
小屋の中から三上あず自由詩010/5/10 22:51
種を蒔く人 服部 剛自由詩210/5/10 22:44
  彼岸 - S T O P O V E R ・ 8李伍 翔携帯写真+...0*10/5/10 22:43
猪で思い出したけどTAT自由詩2*10/5/10 22:39
Many Rivers To Crossホロウ・シカ...自由詩1*10/5/10 22:34
ピアフの夢 服部 剛自由詩010/5/10 22:29
たもつ自由詩1310/5/10 22:22
十年近く前のTAT短歌0*10/5/10 22:22
東秩父村産朝採りたけのこの行方冬野 凪自由詩3+*10/5/10 22:16
半身高梁サトル自由詩14*10/5/10 21:40
デフロレイション瀬崎 虎彦自由詩010/5/10 21:10
加齢ライスa自由詩110/5/10 20:33
届かないひと恋月 ぴの自由詩34+*10/5/10 20:24
蒼葬 / ****'02小野 一縷自由詩10*10/5/10 20:05
銭湯蒲生万寿自由詩2*10/5/10 19:59
屈辱花形新次自由詩5*10/5/10 19:15
デルタ ピアッシングハイドパーク短歌1*10/5/10 18:13
ほとり瑠王自由詩8*10/5/10 17:34
歯車itukam...自由詩4*10/5/10 16:12
エディション瀬崎 虎彦自由詩3+10/5/10 15:21
MoneyOz自由詩310/5/10 14:58
変えられないものはそよ風さん自由詩5*10/5/10 11:43
正義の味方自由詩1*10/5/10 11:38
争い自由詩1*10/5/10 11:35
団地(再投稿)小川 葉自由詩4+10/5/10 11:07

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加筆訂正:
屈辱/花形新次[10/5/10 19:51]
大幅修正しました。
5.2sec.