ただのKYそんなヤツだと思ってたキミのメールがいとおしい朝
東 直子著『春風さんのリコーダー』(有)本阿弥書店
同『愛を想う』?ポプラ社
借りてきました。
『春風さんのリコーダー』は東 直子の第一歌集。この方、ファンも多いし、みなさんベタ褒めです。そ ...
荒地のなかでみつけた言葉
言葉はかれのなかで炎となって燃える
その輝きに
闇はかれの足もとから一瞬遠のく
かれは炎をみつめ
ひとときあたたかい心をとりもどす
やがて炎は消える
しだい ...
モラトリアムの
透明な壁伝いに歩いていたら
いつの間にか
歪な円運動を繰り返していた
足を上げると
そこに階段が出来上がり
振り返れば
過去が螺旋状に積み重なっていた
同じ ...
ワキを剃った私に
エライ別人やなぁと
あなたは妙に粘着質の
視線を投げ掛け
「少しだけ
剃り残しが
あるのがいいんだよねえ・・げへへ」と
変態コメントを発する
そういえば
あなた ...
ほんっと、飾られた言葉で言われても
なんにも入って来ない
今二人が歩いているこの道に
赤い花が咲いているけど
僕たちはその花の名を知らない、から何?
知れというの?
それとも短い命 ...
傲慢を隠し持って
80センチメートルの高さから引力に引き寄せられ転落して
右の額と頬骨は優しさを誇示し脳をまもって
真っ暗な無痛の感覚から小さな円が拡大して
モノト ...
ぼくはまだいちご泥棒と眠りたい置き忘れたものばかりの園で
衝動を積み上げていく指先に梶井のレモンわたしのオレンジ
気だるさはインクに滲み水底の青い散文髪に絡まる
...
さよなら、雨粒にうつる横顔。
さよなら、にやっと笑う風。
さよなら、やさしい雪の匂い。
さよなら、夕暮れの涙。
さよなら、やわらかな猫。
さよなら、終わる夜。
...
弔いの卒塔婆に似てるタチアオイ梵字の様に花が連なる
ゆるんだ包帯
心臓のおと
遠く遠くゆめになる
つなぐてのひら
もしもし、あのね、
つないだまま
きっと忘れたりしないって
むらさきいろの眸が
しずかにわらった
無駄にやたらに生まれてきたのだから
無駄にやたらに死んでいくのはしかたがないこと
この際自殺は承認しましょう
死にたい方はまず家族にきちんと説明をして納得してもらってください
...
お空を 雲が流れてゆく
わたくしは
けむりのとったんにとどまる
丸い果実にもやされた
乳房の曲線を
つめたく伝う
円柱の墓標は長く
石のままなのね
黒光りのかたさに 無表情の
ま ...
六月はあれの締め切りあったから梅雨は未だに大作の季節
引きこもり騎士のサーガを書いていた騎士の修行は諸国遍歴
オークにも女王様はいるのかなきっと見つけるきっと見つける
だんだん眠くなってきた。
お薬のおかげだ。
まばたきがゆっくりになり、呼吸とシンクロしてる。
私はこの世界より、寝ている間の世界の方が好き。
ファンタジーあり、スリルあり。もしかしたらこれ ...
道の歪みのそこここに
溜まって出来る水たまり
昔の雨にはつきもので
道行く人の迷惑で
車が通れば泥をはね
人が踏めば靴汚し
道の歪みの性格を
そのまま見せる水たまり
そのうち道 ...
タイから帰ってるはずのカワバタから連絡がなかった
カワバタを想うと滝の音と満月が濃くなった
さいきん心癖のように思うことがある
カワバタが独身だったらあたしはユキオと別れているのだろうか
...
ここから見えるのは緩やかな勾配と
奥行きのある青い空
越えられぬ丘と誰かが呼んだ
そういうものがあるのだと
そういうこともあるのだと
例えばパレードを追い掛けていく子供が
その浅いふも ...
あなたには
人を切り裂くほど
出来るだけ傲慢でいてほしい
あなたには
人を踏みつけるほど
出来るだけ冷酷でいてほしい
やさしくしないでくれ
わかったふりしないでくれ
転 ...
世界は私を放り投げる
残酷に放り投げ
気紛れに優しく抱きしめる
私が初めて人を愛したとき
私は世界の光を感じた
天と地と想いと人々へ
私は自らを投げかける
私が愛を感じると ...
スデに下地は出来上がっていたのだ。
国民は特定の信仰を持たず、国家に蔓延した宗教は凡そ全ての神を赦した。偶像を掲げる隣で天使祝詞を読み上げても、スパゲッティモンスターについて議論しながら東方へ頭 ...
あたしにとっては
衝撃的な出会いだった
あたしのキモチは
反転し
燃えあがり
熱くなりすぎた
じれるような日々
会えないつらさ
つのる愛しさ
無機質でも
あたたかい ...
ゴールデンウイークはパチンコ三昧にした
お盆をとらない代わりに休みをすべて貰えた
市内のホテルにユキオと合宿をはりそこから毎日パチンコを打ちにいった
ちいさなころ町じゅうのパチンコ屋にお母さ ...
わたしは
人になりたくて
生まれたのだろうか
なりたくて
生まれたわけではないのに
慰めてくれるのか
牛よ
{引用=白と黒の間の色を
あなたは透明だと言う
僕はたぶん
灰色なんじゃないかと
だって透明は色として見えないし
白を透かせば白に見えて
黒を透かせば黒に見えるでしょ?って
言いたい ...
何もないんだ の顔ヒねりだす
私は!私じゃないンだ!必要だ!
ぞうきんのせんいを感ズるチャイムスる
毎日、空に今日も殺されることを皆が受け入れている
それは少年のころに知る事実で、直に忘れるようにできている
それが哀しくて、
世のこどもはよく泣く
夜を知らない日もあった
たしかに暗くは ...
砕け散るはやぶさの下ひとすじの軌跡をえがきカプセル還る
線路のうえに寝かされた妊婦をみているよう
女は都合のいい神様をすぐ孕む
狂ってるってわらう?
きみをこの浴槽で飼えたらな
愛のはらわたが薄くひらいた唇からのぞいてる
とてもきれい
...
肩書きは「青い新宿回遊魚」まだあのひとはいますかここに
膝を抱き「東京事変」聴いていた人恋しくてベゴニアを買う
束縛を嫌いみずから糸切れば動けなくな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
男友達
一条 はるな
短歌
1
10/6/15 21:05
借りた詩集 東 直子の歌集
ふるる
散文(批評...
5*
10/6/15 20:30
詩人が言葉をさがしている
寅午
自由詩
1
10/6/15 20:16
螺旋階段
nonya
自由詩
5*
10/6/15 20:14
夏の扉の向こう側
花形新次
自由詩
2*
10/6/15 19:59
Bad Taste
酸素の枷
自由詩
0
10/6/15 19:18
20cmのはみ出し
ベルヤ
自由詩
3
10/6/15 19:12
翠雨
夏嶋 真子
短歌
29+*
10/6/15 18:09
さよなら、まぼろし。
らふぃん・ど...
自由詩
0
10/6/15 18:04
立葵
ハイドパーク
短歌
2*
10/6/15 17:55
叙情
杳
自由詩
0
10/6/15 17:24
バンビを増やし続けたのは誰だ?
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
10/6/15 16:56
火葬
こしごえ
自由詩
4*
10/6/15 15:32
角川スニーカー大賞
藪木二郎
短歌
1
10/6/15 14:04
睡眠
izumi
自由詩
2
10/6/15 13:50
水たまり2
……とある蛙
自由詩
14*
10/6/15 12:32
ギフト
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/6/15 10:41
越えられぬ丘
テシノ
自由詩
3*
10/6/15 10:24
Leave Me Alone
寒雪
自由詩
1
10/6/15 6:54
幼女詩編 其の弐
一 二
自由詩
2
10/6/15 6:48
ヘル・ヘイ・ブン
影山影司
散文(批評...
1+
10/6/15 5:11
しずかに恋して
森の猫
自由詩
5*
10/6/15 2:37
悲しい音
吉岡ペペロ
自由詩
7
10/6/15 2:29
慈悲
小川 葉
自由詩
2
10/6/15 2:21
白と黒の調和
ベンジャミン
自由詩
3*
10/6/15 2:12
3吠
番田
俳句
0
10/6/15 1:44
蒼く
ゆうさく
自由詩
0
10/6/15 0:54
帰還
A-29
短歌
3*
10/6/15 0:53
分娩室のジェリーフィッシュ
わだち彩子
自由詩
3
10/6/15 0:40
東京哀歌
Rin.
短歌
24
10/6/15 0:02
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
3962
3963
3964
3965
3966
3967
3968
3969
3970
3971
3972
3973
3974
3975
加筆訂正:
豊かなる曖昧
/
atsuchan69
[10/6/15 0:58]
土には帰らぬ朽ち葉を一枚、→土に帰らぬ朽ち葉を一枚、
6.84sec.