産みの苦しみもあるかもしれないが
すべてを捨てたように
生まれの苦しみもあるかもしれないのだ
まっさら ということは
「お腹が空いたぞ」と大声でさわいでいい ということだ
「ね ...
たとえばティーカップ。
かしゃん がしゃん ぱりん ばりん
かしゃん! がしゃん! ぱりん! ばりん!
かしゃんっ がしゃんっ ぱりんっ ばりんっ
かっしゃん がっしゃん ...
先天的な性質
どんなに抗おうとも
それはシーツの上での舞踏に過ぎない
反響する命の別名を半分だけ受け継ぎ
残りの半分は空気との親和にくれてやる
後天的な性質
魂である影を捨ててまで欲す ...
きみからの
手紙にあてた
水蒸気
他にもなにか
あると思って
ちから
ちから
あかくながれる
ちから
ちから
みわたすかぎりの
ちから
ちから
まぐまがもえる
ちかから
ちから
わたしのははと
ちちから
ちから
ぜ ...
非常階段で
指切りした
非常だから
爆弾が
落ちてくる
爆弾を
避けながら
約束した
知らない国の
戦後の春
階段は
ただの階段に
なっていた
...
受けとめきれない言葉が在るのは
なんら不思議ではなく
すべての言葉を
受けとめきれるつもりで
自らを削ぎ落としてしまう行為こそが
とても不思議で
ただ哀しい
それなのに
まったく等 ...
ひとつ、指を折る
ふたり、目を閉じて
見えぬ、ものを抱く
夜は、闇を呼ぶ
いつか、捕まえる
無縁の、愛を歌う
名を、呼べぬままに
やがて、時は止まる
ここの、 ...
空港の
ポストに入れた
絵葉書は
きみに会うより
あとにとどくね
迷ってて
あなたがさきに
言ったから
心がひとつ
コトリと消える
スーツケースに座って
迎えの車を待っていると
これから旅立つ人たちがいて
不思議
一秒のすきまもなく
誰かが空の上にいて
未来を保留し続けていく
胸が痛むような思いをしてない
ふいに窓が開いても外を見ないことがある
カリフォルニアの陽射しと乾燥に
肌がもつれた
その重さは
私のために作られたものではなかった
眠っているうちに誰か ...
雨が強くなり
森が海に呑まれる
木々の繊維が悲鳴をあげ
窓枠がかすかに共振する
死に向かう命の塊を
やはらかに包んで緑は
夜闇の中で黒と見分けがつかぬ
音がなくなれば沈黙は意味を失く ...
十年まえ
ぼくらは帰り道ひとりごとを抱えていた
いまケイタイにひとりごとを奪われている
ひとりごとが減るとどうなるのだろうか
その答えはよく分からない
ゆとり教育の結果を
当時はだれも分かっちゃいな ...
このみちを
あるいていけば
しあわせになるのだと
ははがいう
そのみちをあるきつづけて
ときおりみちくさをしてるうちに
みちはもはや
みちではなくなっているのだが
このみち ...
鈍い目眩とともに
やって来る歪な影
暗い夜明けのように
淀んだ白夜のように
めくれた上皮みたいな気分が
敷布の中から身体を捕らえて
煮物が駄目になるときのような ...
ゴールデンウィークにひやけしたのは
あそんだからではなくて
やけやすいから
本当は病気
わすれさられたきおくをよびおこそうとして
ばかにされるのは
ぶただから
本当は病気
...
SEXの
思い出だけが
残るから
SEXをする
殺しでもいいが
OPAの5Fがソ連になって
事実上、中空に共産国家が産声を上げた
カーゲーベーの尖兵は6Fにまで魔手を伸ばし
ヤバイ、もう8Fまで来たって
10Fが騒ぎ出した頃には ...
祭りが終わる
花火が上がる
舞い散る火の粉は
神経を一つ一つ
過去へと誘う
そこには間違いがあった
あるいは無かった
どちらにしても
脳内の化学信号
それだけが残る
もう長 ...
祖母はいつだって母の跡を消そうと
黙ったまま手縫いの布で
家のあちらこちらを拭いてゆく
母は眉間に皺をよせて何も話さない
祖父は しんでしまった祖父は
なぜ遺影になって笑ってるんだろう
...
先生はもう液状になって
黒板の海を
白墨で汚している
本当は海の生き物たちが
みんな住んでいたはずなのに
僕の皮膚には朝から
いろいろなものが刺さって
痛くはないけど
...
今日は特別
背中が重くて
息がしづらい
吐きそうだ
はやく
神棚に向かって
イノリたい
会社の中なので
商売繁盛の戎様しか
いらっしゃらないが
それでもイノリたい
神様はどな ...
夏が近いよ と
ぬるい風が
歌わないあの子たちは知らない
窓際の席の
「夏がくるよ」
海の化石を見つけた版画家は
化石のありかは
鯨の脇腹の骨にあると
教えてくれた
雷にヘソを隠す少年は
貝殻を耳に当てたことは無かった
潮騒は石狩の海で
聞いて育ったのだから
タ ...
仕事を1週間休み、家族の理解を得、
接心(座禅の修行)に行ってきました。
場所は朽木にあります。
僧ではなく、珍しい民間の老師様で、
小浜に熱心に参禅されながら見性された方です。
...
夏が散る
一つの夢が消えたように
色褪せたプラスティックが
いとも簡単に砕けるように
夕暮から
降り出した雨滴の一つ一つが
時の定めにより
夏 ...
僕のお腹まわりは酷くなったので
皆からトドだの
セイウチだの
と陰口を叩かれるに至ってしまった
流石にこのままでは駄目だと思っているのだが
なかなかお腹はへっこまない
へっこまないので ...
ようやく僕の窓にも光が差して来て
暖かな日差しを感じるようになって来た
めいっぱい窓を全開にすれば
この病んだ部屋にも新鮮な空気が入って来て
まるで心が洗われるよう
しばらく窓辺で風に吹 ...
きみなんか
いなくても平気
手足を切られて
芋虫みたいに
地べたを這い回ったとしても
きみが
僕のそばで
脂汗流しているのを
見せつけられるくらいなら
きみなんか
いな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「うたた寝とうたた寝のあいだに」
服部聖一
自由詩
1
10/5/7 0:40
壊れる音
なき
自由詩
0*
10/5/7 0:29
コーラルの森
瑠王
自由詩
9*
10/5/7 0:10
ps
mizuno...
短歌
3
10/5/7 0:08
ちから
紀ノ川つかさ
自由詩
3*
10/5/6 23:41
小指から散る
小川 葉
自由詩
0*
10/5/6 23:35
結婚
千波 一也
自由詩
4*
10/5/6 23:15
かぞえうた
雄太
自由詩
1
10/5/6 23:06
postcard
mizuno...
短歌
1
10/5/6 22:35
No.2
〃
短歌
4
10/5/6 22:35
who is it
〃
自由詩
3
10/5/6 22:33
first direction
〃
自由詩
4
10/5/6 22:32
嵐
瀬崎 虎彦
自由詩
4
10/5/6 22:29
ひとりごと
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
10/5/6 22:25
みち
小川 葉
自由詩
1
10/5/6 22:18
明方、その暗がりに
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
10/5/6 22:17
欠史七十五代
a
自由詩
0
10/5/6 22:16
爪跡
TAT
短歌
1*
10/5/6 21:49
OPAの5Fが
〃
自由詩
2*
10/5/6 21:41
ende
Oz
自由詩
2
10/5/6 21:32
おんなの晩餐
朧月
自由詩
4
10/5/6 20:42
水を買う
たもつ
自由詩
12
10/5/6 20:36
イノリたい
ハイドパーク
自由詩
5*
10/5/6 19:09
夏がくる
ゆず
自由詩
2*
10/5/6 19:03
喘ぐ藍に狼の巡る海
板谷みきょう
自由詩
1*
10/5/6 16:53
修行ウィークなのだ。
八男(はちお...
散文(批評...
2
10/5/6 12:03
処暑過ぎ白露近付く
蒲生万寿
自由詩
0
10/5/6 10:43
けもの/けものたち
冬野 凪
自由詩
1*
10/5/6 10:19
五月の窓
未有花
自由詩
14*
10/5/6 10:07
In Vain
寒雪
自由詩
0
10/5/6 6:53
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
3962
3963
3964
3965
3966
3967
4.52sec.