あごからくびすじにかけての草刈り
ふつかもしたらまたのびている
両手で皺波をさかなですると
休みない「いのち」の波がつたわってくる
若葉も日ごとにましている
緑陰を思う存分干からびた ...
一輪の花を愛でるのは、いいことだ。
五月の風に身を揺らし
花はハミング、するだろう。
一輪の花に寄りかかりすぎては、いけない。
細い緑の茎が儚くも
折れてしまうことの、ないよ ...
カビの生えたパンよ
嗚呼俺なんて生まれてこなければ良かった
家の夢を見る
なんども なんども
ひとつは
3件ならんだ
森に囲まれた
一番奥の家
あたしの部屋には
天窓がついていて
夜空の星が見られる
とても おちつく
木の匂いの ...
月明かりの差す
白い部屋
ベッドに横たわり
薄笑いを浮かべる
彼女はきちがい
僕が悪いんだ
恋愛製造機で
僕をプレスしようとした
彼女はきちがい
僕が悪いんだ
堪えられない ...
あめがふると
くさがはえていた
いのちが
うまれるのは
なぜだろう
あめに
なまえがないのは
なぜだろう
それで
やくにたっている
ここにいることが
...
私は何も考えていない
何も 考えていない 人間だ
疲れたのだ
夜に 旅立つ
私とは 何も 考えない
何ということかも考えていない 人間だ
疲れだ そういうことにしちゃっている
夜に ...
今日は学校に行って来た。学校なんぞというところはほんとうに退屈な場所なのだ。だけども一時間目が始まった。ぼんやりさせられていると、二時間目が始まった。ぼんやりさせられていると、三時間目がはじまった。ぼ ...
桜が咲き始めた陽だまりの庭
ゆるやかな陽射しに
温かで風の強い春の喜びの日を
過ごせたはずの一日
咳の止まらない夜は長く
いつもなら枕元にあるはずの
サルタノールを
置き ...
現像液にひたしても現実は定着せずに零れ落ちた
ねぇ私、生きてるよって
この血はこんなにも叫んでいるのに
自分が今、此処に生きているのかさえ分からない
モノクロォムの罪と罰
暗室で君と ...
浴槽の中で優雅にはばたく
水も遠く音も遠くなって
光が円を描いて揺れるよ
わたしからあなたが離れるよ
まばたきの回数だけあなたを愛し
呼吸の頻度であなたを愛し
夜明けの数だけあなたを愛 ...
唇を噛み締めて
生臭い鉄の匂いがするあなたを
ついばむように
床の上で
スーツがしわになるのも気にしない
あげたネクタイがぐちゃぐちゃに
床で波打って
生き物のようにフロ ...
21
恋人が血塗れの姿で、私の頭を凝視してくる。
22
砂を吐いていると、あさりがたくさん採れたね、とブルーの壁に区切られた丸い空から聞こえた。
23
科学者が妻に、ナスカの地上絵は飛んだのだ、と ...
ウエーブかかったやわらかい髪
濃い肌に指をはわせて
寒い日は肌をあわせて
やわらかな布団の中で溶けた温かなかたまりになっていた
涙が出るのは何故だろう
もう何人もの肌を乗り越えて
生き ...
黒い布が二本
電信柱に結ばれて
風にひらひら泳いでる
長い夜を越えて
透き通った柱に掴まった
僕等の姿のようだ
あの柱には
きっと
僕等のいのちを生かす
ほ ...
あれが家内です
わしら夫婦の蠅です
縄張りはこの家の台所
餌の豊富な
極楽のような我が家です
おかげ様で
子宝にも恵まれ
豊かな暮らしです
大家さんは生き物好きで
わしら以外にも
...
{引用=
雨が降っているの
こころの奥深くで
あの夜のような朝からずっと
それでも空は晴れているから
傘もさせずにびしょ濡れのまま
けれどあなには見えない
魔法のような
私を支 ...
濡れたままで立ちすくむ
シャワーがザァザァと音を立てている
頭から水に撃たれたまま僕は
君の記憶すらも流してしまおうとしている
モウドウデモイイヤ
光を感じることができなくて
荒む ...
重たい、
のは
くうき
で、
ちっぽけな
私、
は、多分
ぺしゃんこに
潰される。
あなた、は ...
今日のことを、話そう。
大事なひとに、毎日メールするように。
*
「先ほど、目が覚めました。
カーテンの隙間から
雨上がりの春の陽射しが
小さい{ルビ日向 ...
星空をみてた
指で細い線を描いた
流れ星をみた
折れた花の茎のように
頭を垂れた
空が白む頃
帰りそびれた月が
少しだけ
...
フロリダ出身の二十一歳の
James Byron Deanに似た男娼が
その指に香油を塗りたくり
ポケモンに夢中になってゐる少年から
葡萄酒色の大きな真珠をつまみ取ると
少年のゆるんだ口元か ...
やさしさが舞い降りる夜には
てのひらの温度が少しだけ
高くなるのかもしれないね
指の透き間から流れて行く光たちは
零れて終わってしまうのでは無くて
それぞれの辛い道のりを
...
え
あのひと
ひこうき
たべちゃ っ
た
君の手にそっと口づけ遠い春 おさないぼくの愛のレプリカ
氷の粒で描かれた
白い真一文字は
いつかの憧れに
まっすぐ向けられた
誰かの眼差しに似ていた
すぐに解れてしまう
白い真一文字は
いつかの過ちに
未練たらしく絡みついた
誰かの言い訳に似ていた
...
あなたの描いた世界を見た
まっしろなキャンバスにまっしろな絵の具で描いた
あなたの世界は
まるで死体みたいに 冷たくて
なにもなくて 音とか 色とか 全部
まっしろで
とう ...
くちべにをままにかくれてひとりひく そのよおとめはおとなにかわる
名前聞き振り向いたけど人違い 慌てて逃げる 名前言いつつ
全部ぜんぶ好きになってくれるかな 私から出た赤い色まで
どこかで
見たことのない
同じ夜を告げるのならば
眠らずにいよう
刹那の翳りも惜しまずに
空が目を覚ますまで
満ち欠けを繰り返し
地上を見つめ続けるのは
この世界の何かが
わ ...
ラムセス?世がくしゃみした
ラムセス?世の風邪菌が
ぼくの体内で増殖し分裂し
蝕まれていくエジプトの夕餉
お腹が空いたぼくは
ある日突然 はらぺこみのむしに変身し
スフィンクスを齧り
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
血のあがき(六)
信天翁
自由詩
2+
10/5/12 8:43
木陰の花
服部 剛
自由詩
3
10/5/12 7:05
食育
光井 新
自由詩
3
10/5/12 4:47
家
森の猫
自由詩
5*
10/5/12 4:09
Insane In The Strange Night
寒雪
自由詩
0
10/5/12 3:50
写生
小川 葉
自由詩
4
10/5/12 3:25
怒られて…疲労
番田
自由詩
0
10/5/12 1:20
小学生は今日も病む
〃
自由詩
0
10/5/12 1:18
待ち焦がれた朝
板谷みきょう
自由詩
2*
10/5/12 0:54
この血はこんなにも叫んでいるのに
朽木 裕
自由詩
2*
10/5/12 0:30
ディシジョン
瀬崎 虎彦
自由詩
1
10/5/12 0:15
穴
暗闇れもん
自由詩
0
10/5/11 23:47
全手動一行物語(21〜30)
クローバー
自由詩
5*
10/5/11 23:40
記憶
暗闇れもん
自由詩
0
10/5/11 23:39
透明の柱
服部 剛
自由詩
4
10/5/11 23:28
蠅の夫婦
曲がり屋レオ...
自由詩
4*
10/5/11 23:27
花のうつろい
高梁サトル
自由詩
10*
10/5/11 23:05
濡れたままで立ちすくむ
kauzak
自由詩
7*
10/5/11 22:46
浮遊感は沈没する
亜樹
自由詩
0
10/5/11 22:41
今日の出来事
服部 剛
自由詩
6
10/5/11 22:38
おなか異体
牛
自由詩
13*
10/5/11 22:03
希硫酸の目薬
三州生桑
自由詩
1
10/5/11 22:01
Milky Way
鵜飼千代子
自由詩
10*
10/5/11 21:59
偉業
しべ
自由詩
2
10/5/11 21:59
イミテーション
朱印
短歌
1+*
10/5/11 21:31
飛行機雲
nonya
携帯写真+...
9*
10/5/11 21:12
透明な存在と、
嘘而
自由詩
0
10/5/11 21:07
こい・のぼり
紅林
短歌
1
10/5/11 20:54
『月は眠らない』
あおい満月
自由詩
5*
10/5/11 20:36
ラムセスⅡ世の風邪菌
冬野 凪
自由詩
0
10/5/11 20:03
3919
3920
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
加筆訂正:
熱帯夜とワームホール
/
ゼロスケ
[10/5/12 2:48]
二連付け加え、語句入れ換え、改題。とりあえずで投稿する癖治したほうがいいな…。
小屋の中から
/
三上あず
[10/5/12 1:27]
中途半端だったので加筆修正
4.99sec.