レンガだたみ ブーツ鳴らして シェリーは歩いてく
本屋の前 通り過ぎる時 風に髪が揺れていた
時計台の小人の人形 午後二時に 踊りだす
どこか寂しそうだけど つよい瞳でそれを見てた
Ah ...
笑った
でも
時々、苦しくなった
泣いた
墓石の上で寝そべってると
神々の光が肌を焼く
彼女はいい人
君たちが思うよりずっと
僕なんかよりもずっと
でも
彼女は死ななければならない
僕が身代わりになればよかったのか
...
リンゴ酢のみたいんだよ。
ことのほか響く声にびっくりしながら残っていたもう一人のクラスメイトを見やる。彼は恨めしそうにこちらを見ている。「ありそうでないな。」「ありそうですらないよ。」机の中に適当に ...
はじまっている
もう始まっている
君がおぎゃーと泣いた時から
人は泣いて生まれてくるから
その後たくさん笑わなきゃいけない
おはようベイビー
君の朝焼けは始まったばかりで
夜明けは遠いか ...
透明水晶の中に閉じ込められた
それはおそらく綺麗な記憶
本当はガラスかもしれない
時が流れるほどに透明はうすれ
あまりに遠く感じる頃に見ると
そこにはもう自分しか映らない
目の ...
右手の中指 深爪している 朝からなんだかテンション高くて
バレリーナの真似 爪先立ちで 歩いていたら 足首ひねった
無敵と無敗の遺伝子操作で できてる雲雀がピーチクパーチク
鳴けど騒げど ギ ...
特別 何かある訳じゃないけど
早起きしたら すがすがしいわ
こんな日は 革命でも
起こしてみたい気分になる
武器はたくさんあるわ クッキーの缶のなか
爆竹 BB弾 ロケット花火 ファンタ ...
六月も終わりそうで
肺の中でもぞもぞ動く、痺れ
強気でいて寂しげで
怯えていて
この世のすべてのことを語り尽くしたとしても
現実を考えろ
この今はどこかでぷっつりと、いや
曖昧な揺らぎを ...
なんでこんなにも
悲しいんだろ
なんでこんなにも
寂しいんだろ
溢れてはこぼれ
頬を伝う
あなに 別れ を告げようと決めたのは
友達とランチを食べていると ...
家猫をわざと家出させると彼女は帰ってくるなりとても興奮して今日見たすべてをわたしに教えてくれる
猫語だからまったくわからないのだけれど
でもなんとなく思うのは世界はおもしろいってこと
...
オレンジの通勤快速 行き先は東京発の戦場行き
この街の人ごみ上手に歩きたきゃ冷酷非道な独裁者となれ
JKのスカートの裾めくれればザクロのごとき血脈ありて
マグリットあなたもいつか見た ...
私の色はハイな夜奏でられ
何もない地獄耳に鬱吐きだした
石ころの過去に見ていた心壁を
落ち葉焚き 火をつけ眺む ジェノサイド
初時雨 いろなくしゆく 憂いの国
降誕祭 余すゆびさき 七度五分
窓のむこうから
こちらを見ている
あの日とおなじ
空がまだ
そこにはあるんだろう
雨が降っている
あなたは雨を
まだ知ってるでしょう
セピア色の
窓のむこうに ...
少年の頃
宇宙飛行士に憧れていた
今はただ
無重力が希望だ
特に夏は
マーキュリー計画最初の七人
オリジナル・セブンのジョン・グレンは
後年
高齢者の長期 ...
だきしめて
なぐさめて
とじこめる
何てことないよ。
かつてランボオという名であった
その喫茶店は、真昼も
赤煉瓦の壁に、洋燈を吊るし
仄かな灯を、ともしている
在りし日の作家が
夭折した友と懐かしい時を過ごした店の前で
あ ...
ある夜、彼は夢を見た。
無言で頭を垂らす、耶蘇は、云われた
( 愛とは、十字架を背負うこと・・・ )
明け方、彼は浜辺に独り立ち
足元に焼け焦げた、鳩の死骸を傍らに
蛇の頭を ...
仕事に疲れた重い体を
露天風呂に、沈めていた。
天使みたいな女の子が
裸のまんま駆けて来て
けっつまづいて、膝を押えて
半べそ、かいた
若い父さんがやって来て
逞し ...
月の晩には誰も知らない小さな島が
沖の静かな呟きの上に姿を現わす
まるで忘れ去られた溺死の骸が
呼ばれて浮上したように
月の晩には紅い魚が青いヒレで
黒曜石の水をかき回す
眠る白砂が舞 ...
鈴虫は祈る
どうか私の調べが
あなたに届きますように
鍛錬は全てそのためにある
どうかあなたが見つかりますように
鈴虫は奏でる
一心に
来年の秋も
私の音が
この地に響きますよう ...
悲しいって
どうしようもないって
泣く君の
前で両手握る僕
雨よりも
無力で泣いた
私生きていたくない
君は言うけど
僕のためになんて
僕が言えはしない
君のうつむいた
...
やっとアイツから離れることができた
アイツが憎くてたまらなかった
アイツは俺の心を折ったり
傷付けたりして楽しんでいた
幾度となく硬い地面に叩きつけられ
そして俺を罵った
俺は ...
なんだろう
似ているきみがいたのに
ぼくはびっくりしている
もしも前世というものがあるのなら
たぶん兄妹だったのかもしれないね
線路ぎわのトタンのバラックがぼくの家でした
毎日が地震の ...
先生は自分のことが嫌いなのですかと
30回言えば嫌いだという答えが返る
また、3回でも返る
1回でも返る
期待したのが間違いで
何も望むべきでなかった
---------------- ...
うつくしい季節です
赤い花は風に千々に、
報われないとか
叶わないとか
そんな怨み言とはかかわりなく
身を任せてゆきます
昼下がり、ぼくは自ずから
人並みに戦々
立ち向 ...
パチパチと産卵する月光が
きめの細かいモルタルを舐める
チョコレートの銀の包みを
一生懸命に剥がしている
見よう見まねで月まで来たけれど
なにも食べるものがなかった
太陽が地球の裏側に ...
BATHING APEの猿のカモフラを
脱いで一服 建築現場
...
無音のたかまり
雨の明るさ
仮の明るさ
とりとめもなく
ふたつに増え
やがて無くなり
やがてひとつ増え
真横をすぎる
雨の遠さ
真上に至る
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
トリッピン・シェリー
香織Blen...
自由詩
1*
10/6/24 10:46
晴れたと思ったら曇って雨が降った
智之
自由詩
0
10/6/24 10:33
太陽光線
寒雪
自由詩
1
10/6/24 8:54
胃痛
榊 慧
散文(批評...
6
10/6/24 6:21
産声
秋也
自由詩
0
10/6/24 6:02
思い出という記憶
ベンジャミン
自由詩
0*
10/6/24 5:25
パライソオレンジ
香織Blen...
自由詩
3*
10/6/24 4:12
ロックンロール ジェット サリー
〃
自由詩
0
10/6/24 3:49
ふるいうた
ぽこぽこへッ...
自由詩
2*
10/6/24 3:07
涙
くゆら
自由詩
2
10/6/24 3:05
鎮座まします
カチキ
自由詩
1
10/6/24 2:47
流動的車窓ワイプ
みつめ
短歌
2
10/6/24 2:42
ディスプレイ
番田
俳句
1
10/6/24 2:28
暮れの鬱屈
みつめ
俳句
0
10/6/24 2:25
遺影
小川 葉
自由詩
3
10/6/24 2:16
ザ・ライト・スタッフ
藪木二郎
自由詩
2
10/6/24 1:42
強がり
小鳥
自由詩
0
10/6/24 0:12
真昼の洋燈
服部 剛
自由詩
5
10/6/24 0:08
海の道
〃
自由詩
1
10/6/24 0:06
湯楽の里にて
〃
自由詩
3+
10/6/24 0:03
月の晩には
salco
自由詩
10*
10/6/24 0:01
鈴虫の祈り
曲がり屋レオ...
自由詩
0
10/6/23 23:18
ふたつの星
朧月
自由詩
2
10/6/23 23:15
カミヒコーキ
くなきみ
自由詩
1*
10/6/23 23:14
同人
紅糸
自由詩
3
10/6/23 23:13
Mount-X (マウントバッテン)
a
自由詩
0
10/6/23 23:11
駅前通りの宇宙的考察
あまね
自由詩
11+
10/6/23 22:51
アコースティック・エミッション
瀬崎 虎彦
自由詩
4*
10/6/23 22:39
バンドでも組む?って言ってくれた夏
TAT
短歌
3*
10/6/23 22:26
ノート(夜くぐる夜)
木立 悟
自由詩
4
10/6/23 22:25
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
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3935
3936
3937
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3940
3941
3942
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3948
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3959
3960
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3963
6.48sec.