詩について語り合おう
鶏の首を絞めてから
鍋にたっぷりの水をわかし
たきぎの準備をしてから
風呂を ...
笑いながら蹴っている
同じ学生服の生徒を
消えそうな顔を歪める君の
すぐそばを通り過ぎる大人は
目の端で全部とらえていた
僕らいつもこんな風なんです
といいそうなずるい笑顔に
言葉を ...
にゃあにゃあ鳴いて、あんたええな
可愛がられて撫でられて
あんたの手ぇな、
欲しい言う人よう見るよ
みんな忙しそうやなぁ
誰もあたしを見てくれへんわ
なぁ、どこ行くん?
あぁ
あん ...
ひゅるひゅる
へたなくちぶえふいて
あるく
いつか 笑って
うしろふりかえる
日まで
その日ジリはキリカの部屋の近所の居酒屋で、キリカと一緒に夕食がてらビールを飲んでいた。
近くに住む常連客が集まる、気取りの無い賑やかな店だ。
「なあ、キリカ一緒に住まないか?」
アルコ ...
ジリが山手通りを自転車で飛ばしている頃、キリカは水を張ったバスタブに腰まで浸かってぼんやり天井を見上げていた。
「ジリのヤツ遅いなあ。」
ジリは山手通りを右折して、かむろ坂を登り始めたところだ ...
闇が光って空気は燃えて
ただれた心は地面を濡らす
その後に残った物は
どす黒い空白感
見慣れぬ美女は醜く踊り
不快なピエロは微笑を殺し
けたたましいささやきが
耳を刺す
ああ ...
ずっと遠くに行くのと
ずっとここにいるのと
それはどちらも大変で、
落ち着いてなんていられない。
どこにいてもだれかがいて
どこにいても私がいる。
だから、もうあと少しだけ
...
空について考えているといったのは嘘です
ネットカフェの適当なソファで
ユーチューブで見てる「彼方からの手紙」
つぶやかないといったのも嘘です
あの子の唇のよこにラテの泡が残っている ...
くだらないらくだ
さかなさかなくて
はなははなはだし
とんでるとんとん
けいこうをけいこ
ぶたぶったらぶた
うしはうらめしや
しゃぶはしゃぶる
それソレイユ
それユリイカ
...
昨日まで君と呼ばれた肉塊をを小刻みにしてトイレに流す
コンクリで足首巻かれ沈む海溺死ランドのJAZZが聞こえる
側溝に死んだカラスがつんのめる僕らの歩くいつもの舗道
ドブ照らす場末の ...
人生攻撃あるのみ
ロックはガンガン
攻めて攻めて攻めまくる
動きまわる。
行動に起こさなければ
何も始まらない。
鳥の唐揚げをあげる。
疲れる。
痺れる体に
ビール飲んで
...
放った視線はもう戻らない
青いラインとなり視野の先へと伸びていく
たったいま不可視の場所は
あなたの瞼の裏です
略するでもなく連続で地面が傾いていく
朝へ朝へ
あちこちに梯子が突き立っ ...
缶切りで鯖味噌缶を開封し背中まるめてわぶわぶ食べる
薄荷飴ひとりで舐めてさびしがる君のことなど想ってみつつ
朝刊の明朝体が目に刺さる夜明けどこかで鳥が鳴いてる
晴れた日の午睡が好 ...
季節風にはためく
夫のシャツを抑え
ベランダで
腰に手を置く
幸せに色があるなら
白かもしれない
ぼんやりと
シミの落ちない白を
眺める
若き日に帰りたりけり今日もまた午睡の夢のしばしの間
雀たち囀りておりにぶき陽のさしこむ路地に水無月の風
体力の弱りを知れど負けるなと言い聞かせては七十路半ば
パラソルの陰に座りて ...
俺らギャング!
郵便局を襲っちゃお!
「フリーズ!ミスターポストマン!」
「キャーッ!」
俺らギャング!
日曜日にはミサに行く
「天国の門、開いてる?」
「イエス!」
...
そこには夜のみだらな狼藉もなく
煌々と一個の卵が一個の月に向かっている
「静物」より
吉岡実(よしおか みのる)の詩集『静物 ...
100604
ぐてんと鳴く
河の中から
立ち上がるのは
誰なのか
代表選挙が始まると
弾かれたように
元気になったのは
誰なのか
...
ジョギングする人とすれ違った
ネクタイをゆるめた長身の男の腕をつかみ
バランスをとりながら女が自転車をこいでいた
こんな夜中にこんなところを男女で歩いているとは
ふたりはどれだけ寂しかったのだ ...
寂しい夜には
君を思い出す
けれど君はいないから
苦しくなるよ。
いつも君と話してた
「ずっと」なんて
すぐに消えてった
僕の気持ちを
置いてけぼりにして
寂しい ...
忘れてしまった
君の声は
天使の羽根になって
触れたはずの
君の髪は
星空をすうと流れて
あの頃の時間は
ガラスの破片となって
静かに波の音だけが聞こ ...
羽虫の妖精が
肩にとまっていた
指で弾いて
空へ帰そうとしたけど
彼の眼は
地中に埋められた種を
見ていた
生も死も変わらないとしたら どうだろう?
透き通る陽気に
犯 ...
腐敗しきったこの大地に乾杯
傾けるグラスの中身は
毒入りの白ワイン
コバルト色に大気が染まり
我々を肺病にしてしまう
酸性雨がセミパラチンスクの子供たちに
容赦のない洗礼を浴び ...
夜中にふと、会いたくなるのはあなたじゃない
あなただったけど、あなたじゃない
枯れた薔薇を絵の具で紅く塗る
かさかさという音がする
花火の音がきこえて窓を見つめた
ラ ...
暗闇ができた
花の水遣り、夕方の散歩、衣替えに夕食の準備
光で埋める
あたりまえの日常のほんの1センチに差し込んでくる闇
光で埋める
いっしょうけんめいに皿を洗う
...
わたしのことばをわすれたら
いつか、いっしょう、いつまでも
あなたの言葉がつかえない
せかいで、おどって、てをつなぐ
ことばをみつけるその日まで
透明になったとこばを ...
表情の希薄な感情もひとつ灯りに咲く草花
摘み取れというメメントモリ
根こそぎ掘り起こし太陽への捧げもの
怠慢に寝転びながら何も考えず
ガラスの向こうに横たわる草を眺め続けた
哀れ ...
いろいろと・・
思うようにならないこと
かえってこない 返事
わざと ではないけれど
返事の書きづらい 手紙を 出してみた
少し 余分に 考えてもらいたくて
はみだ ...
あまりにも
その骨は白すぎるから
どうしようもなく
美しいのです
バクテリアの嘆き
コンクリートの底
ナマズの合図
美しい花を咲かせましょう
水分に富んだ
麗しの花を
綺麗 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩について語る
非在の虹
自由詩
2
10/6/4 21:51
後悔
朧月
自由詩
2
10/6/4 21:50
最後の日
まりこ
自由詩
1
10/6/4 21:48
くちぶえ
小鳥
自由詩
1
10/6/4 21:23
カバとキリカ
松本 涼
散文(批評...
7
10/6/4 20:31
ジリとキリカ
〃
散文(批評...
5
10/6/4 20:21
最終列車
翔多
自由詩
1
10/6/4 20:18
明日私はどこへ行こう。
小鳥
自由詩
0
10/6/4 20:02
あたたかい日
pikopi...
自由詩
1
10/6/4 19:42
ドラムのソロ
ペポパンプ
自由詩
3*
10/6/4 19:13
生活排水
ハイドパーク
短歌
4*
10/6/4 18:53
動いているかい?
ペポパンプ
自由詩
3*
10/6/4 18:34
絡む根を梳く
テシノ
自由詩
2
10/6/4 17:50
六月のBGMはレット・イット・ビー
吉田ぐんじょ...
短歌
15
10/6/4 17:18
Yシャツ
未完
自由詩
2*
10/6/4 16:16
サイトの歌人
生田 稔
短歌
5*
10/6/4 14:42
I am a gang!
山田せばすち...
短歌
0
10/6/4 14:34
大好きな詩人を紹介してみます 「吉岡実」
非在の虹
散文(批評...
4*
10/6/4 14:17
ぐてん
あおば
自由詩
3*
10/6/4 11:39
青山一丁目から
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/6/4 11:20
夢の中で
那散(沙龍)
自由詩
0
10/6/4 9:58
忘却
乱太郎
自由詩
10*
10/6/4 9:46
行き先
within
自由詩
3*
10/6/4 7:35
Only Gonna Die
寒雪
自由詩
0
10/6/4 7:00
「おわり」
猫のひたい撫...
自由詩
0
10/6/4 3:08
光で埋める
〃
自由詩
0
10/6/4 3:07
わたしのことばをわすれたら
〃
自由詩
0
10/6/4 3:06
河の中州
ベルヤ
自由詩
0
10/6/4 2:55
はじまりの うた
ゆびのおと
自由詩
2
10/6/4 2:02
白い子
Oz
自由詩
1
10/6/4 1:54
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
3962
3963
3964
3965
3966
3967
3968
3969
3970
3971
3972
3973
3974
3975
3976
3977
3978
3979
3980
3981
3982
3983
3984
3985
3986
3987
3988
3989
6.21sec.