零時三時の七人現場で

京都タワー下

二十三時半集合




昼間は昼間で搬入現場










明日は八時 ...
                 100626


攪拌式の大好きな里芋
タロイモを掘る
山芋も掘る
寒いところに住む
馬鈴薯が掘った
薩摩芋を売り歩く
攪拌式の洗濯ロボットが
...
手のひらも夜もはざまも降りそそぐ漂う紙の大陸を踏む




わたしゆえ突き放された時の色たとえようとし止めた日のこと




たくさんの懐かしき文たなびいて涙な ...
カタカナが頬けずりゆく夕べかな



目のなかの珊瑚礁ただ空分かつ



溶けおおせ逃げおおせ笑む緑かな



澱みから光は弾み瀧を呑む



...
巡るとせ土星と怒声やかまし輪



ただひとり飲んで騒いでただひとり



木星のあばた無いからどないやねん



うるさくて寝てられへんがな太陽系

...
彼女は彼を愛していたし、
彼もまた彼女を愛していた。
傍目から見れば完璧な二人だったけれど
どちらも鋭く光る牙を
その身に隠し持っていたから
二人の恋はいつも死闘になった。
顔を逢わせ ...
7日に蛭木の浜に下りていき
ヨガをする。
足の爪先から、踵まで、ゆくりと着地する。
干潮を合図に背中を反らせ、アーチを模る。
オヒルギとメヒルギが
音をひらいて絡み合い
嘆いて赤土を溶 ...
空がひろがる
空はわたしを誘う
「さぁ、おいでよ。
 つばさを
 風にはらませて
 空を飛んでごらん。

石のつぶてが空にむかって放たれる
鳥が墜落してゆく
わたしはつばさを胸に抱き ...
いつもはボサボサの髪の毛だけれど
クシなんか通してみる
そう きみがやって来る日だから

間に合わなかった片付けは 
クローゼットに放り込んで

きみにあげる約束のコリントゲームはいい色 ...
        貴方には
      私がどういう風に
     映っているのだろうか
     今から昇っていくのか
    それとも沈んでしまうのか
    貴方は何も ...
 
 
手からファイルが滑り落ちる
その先に空がある
とめ具が外れて
出鱈目な順序で書類がばらばらに舞う
書類から
印刷された文字も手書きのメモも
剥がれていってしまう
牧場の真ん中 ...
一粒の滴りを待つ
張りつめた液体の緊張感
揺すられてこぼしたくない
あと一滴であふれ出したい

風のにおいを嗅ぎ分けて水辺を目指す獣
求めるものは
水ではなく
ただ己が
命である事
...
いくつかのいろをならべてかきまわし 何も塗らずに雨をながめる

ためらいを 固めたような白い空 てるてる坊主を逆さに吊す

はげしさもやさしさもせつなさもなく とまどう甘さばかりが目につく ...


車は停まり
人は進む

車は停まって
足は歩いて
手はそよいで
目は泳いで
思考は羽根をつける

時計を読み流して
ショーウィンドーを見過ごして
雑踏の中で溺れかけ ...
 泣く女

泣く女は階段の下で
セーターを編んでいる
赤い毛糸と緑の毛糸で

 哀れな女

シンデレラは靴の片方をなくした
シンデレラは靴の片方を探している
シンデレラは義足の片足 ...
ティーンの頃のあいつの匂い、肌触り、温度、その融合した「それ」を知らずに生きている事が悔しくて仕方無い。あぁ、どうしたって悔やまれるあの夜。多分、僕は20代のあいつの匂いも、肌触りも、温度も、何も知ら ... あなたがいま
涙して崇拝する「真実」が
あるひとにとっては
毎朝やってくる避けがたい「現実」で
またあるひとにとっては
真実であり現実であるところの「絶望」であるが
その絶望に「実」は ...
彼女はきれいなシールをたくさん持っていた
そのシールを貼れば
どんなに汚いところもきれいに見えるようになった
彼女は通る道通る道にシールをどんどん貼っていった
それまで汚かった道も
...
明るい陽光が
地平線に飲み込まれていく
闇に覆われた夜の帳を
月の光が照らし出す


それは
どこまでいこうと
いつまでたとうと
彼の物ではなく
彼は浮かび上がった道化者に ...
声をかけた男の肌着は、破れて黒ずんでいる。
手に持ったビニール袋には、アルミ缶がぎっしりと詰まっている。

やあ、おはよう、と男が声をかけると、
湿度の少ない土地の、よく晴れた空は、
やあ、 ...
夜の蝶は艶やかなのに
昼の蛾は惨めに見える

明る過ぎる世界では
どこに行けばいいのやら

あて無く羽ばたく羽根は
まるでボロ布が舞っているよう

それでも蛾は翔ぶ
じっとしてたら ...
 
 
もも肉が
百グラム当たり
九十八円で
売られている

もしわたしが
鶏だったなら
もも肉
という名で
売られていたのだろうか

わたしの名を呼ぶ
母さんを
追いか ...
 
 
今日は
金曜日だったね
通りすがりの
人がいう

ふりかえると
そこには
金色の
金曜日が
あるのだった

繁華街が
眩しく
私の背中にも
反射している
 
...
ママは
数センチ 浮いてるんじゃない?

なんだか
ふわふわして 
とらえどころがないよ

娘は言う

中学の頃
娘の友人と同レベルの
テンションで話す
あたしが
恥ずかしく ...
摩耗が激しい
傷んでいる


擂り潰されそうで
ダウト
笑いながらシャウトする
たまたまだって
今日たまたまだ
コーヒーが欲しい
頼んだ覚えのないチョコケーキ
笑っている
...
0と1で構成される世界みたいに
クエスチョンとアンサーで構成されている世界
アンサーがあって敢えてのクエスチョンと
そのアンサーとは少し違うアンサーを
その後の会話で軌道修正しながらプルーフす ...
走って
走って
走りまくったから
子供のころ噛み砕いた布きれみたいに
宝物だった
遊んで
転んで
つくった生傷
いつだって戻りたくて戻れない
今があるから
俺がいて
君がある
...
熱く生きる、だ?


テメェも大概だが俺も素直じゃねぇな
このままじゃ俺が勝手に冷戦始めそうだ
面倒臭ぇ(=助けてくれ)
死んじまえばいいんだ
俺かお前のどっちかが死んじまえば話は面倒臭 ...
そうして、ソファーの陰で私は寝転んでいた。
頁のめくれる音がさわさわと耳障りで、
何を言うでもなく寝返りをうった。

まだまだ空は高く遠い。
ソファーの下辺りに沈殿している淀んだ空気が、
...
 昨日の昼ご飯
 道ばたに咲く花
 バカ騒ぎのパーティー
 思春期の悩みごと
 原油の流出事故
 通勤中の出来事
 
 何でもかんでも飲み込まれていく
 巨大な空間
 記憶の引き出し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
水呑み百姓TAT自由詩3*10/6/26 22:49
無回転姑あおば自由詩0*10/6/26 22:33
無のあとに木立 悟短歌310/6/26 21:51
見ずの道俳句210/6/26 21:49
星と腹川柳410/6/26 21:46
マングースとハブ楽恵自由詩14*10/6/26 20:36
マングローブ・ヨガ自由詩9*10/6/26 20:35
窓のそとに寅午自由詩010/6/26 20:21
コリントゲーム永島大輔自由詩110/6/26 19:48
地平線と太陽くなきみ自由詩0*10/6/26 19:46
ファイルたもつ自由詩210/6/26 19:32
ミルククラウンテシノ自由詩110/6/26 18:54
逡巡はるな短歌210/6/26 14:24
信号機(歩行者専用)nonya自由詩21*10/6/26 11:38
食傷salco自由詩22+*10/6/26 10:58
マテバ、ウチヌカレル虹村 凌散文(批評...010/6/26 10:57
朝食はるな自由詩210/6/26 9:03
ラブ アンド ピースくなきみ自由詩3*10/6/26 8:41
道化寒雪自由詩110/6/26 8:31
出張ブライアン自由詩110/6/26 8:22
蛾の旅うずら豆自由詩110/6/26 7:43
もも肉小川 葉自由詩310/6/26 4:17
反射自由詩310/6/26 3:21
浮いている森の猫自由詩2*10/6/26 2:18
0.5秒秋也自由詩010/6/26 2:06
世界になりたいんだ虹村 凌自由詩010/6/26 2:01
ランナー秋也自由詩110/6/26 2:00
ガオンガオン23.4虹村 凌自由詩110/6/26 1:58
生煮えアトムuwyeda自由詩110/6/26 0:51
サイバー・ブラック・ホール伊那 果自由詩210/6/26 0:23

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加筆訂正:
詩集 ブルーウォーター データ/鵜飼千代子[10/6/26 22:34]
元横浜詩人会会長、東京製本倶楽部:追記 
詩集 ブルーウォーター データ/鵜飼千代子[10/6/26 20:34]
誤:主催 正:主宰 訂正
4.72sec.