日の丸の赤い色は
おれの鮮血?
燃えさかる太陽?
灼熱地獄?
違うな
あの色は
おれが無意味な戦いで
命を落とした時
おれのために泣いてくれる
親友の ...
涼しきが慌しくも出で行きしつまの出勤心もとなし
緑濃し文月のつまの花壇のみ今は心の支えなりけり
曇り空風がそよ吹く庭に居て妻と神とを考えにけり
犬を連れ向いの娘御散歩して三歳の頃をふ ...
おかねをかりに
まちにきたと
つまがわたしに
でんわした
こんなにてつやして
やすみなくはたらいても
まだたりないのだ
しょうひんけんをかう
そのとなりで
はしゃ ...
――これ、パン?
ううん、それ、にぼし。
――あれ、パン?
いや、それ、にじる。
――じゃあ、どれ、パン?
うん、そこ、パリ。
...
見なれたいつもの道に 雨が降る
隣にいたはずの女の子は 排水溝へ流れていったようで
僕は一人で傘をさかさに持って 歩いている
溜まっていく水と すり減っていく僕と すくい上げることのできない女の ...
特別美味しいわけでもないし、
何か「健康」という文字に惹かれて
買ってしまっただけ。
飲んでみると不味くて
飲めないほどじゃないから
とりあえず、飲んでた。
しばらく飲まなかった。 ...
幸せを夢見て眠れたころは
ぬくっとした肌にふれるすべてが
ただやさしく感じられた
何だかくすぐったくて
なかなか眠れなかった
わくわくするとか
どきどきするとか
言葉にするとうすっぺらい ...
ね、ういろうさん
あんたちょっと歩くの速いよ
引っ張らないでくれる?
「お手をするかわり、おやつくださいな」
ね、ういろうさん
あんたちょっと拾い食いはやめなさい
あと、たまには吠 ...
【裸足の笑顔】
瓦礫の上を裸足で歩きながら
陽が暮れるまで食べ物を探し回っている子供たちがいた。
今にも崩れそうなほど傾いた家屋の
ドア代わりのカーテンか ...
じっと生活していると
だんだんと埃まみれになってきて
埃のおばけみたいに
手なんかもうサボテンのよう
そんな時に誰かがやってきて
ふーっと吹いて埃が舞って
おばけの中から一瞬わたしが出てき ...
最終バスの斜め前の席
緑色のハナムグリが一匹
青いシートにしがみついている
埠頭から乗車してきたのだろうか
もしかしたらずっと前から乗っていて
既に何往復かしているのかもしれない ...
システムは やってきた夜に触れない
尾がトンネルの中で 木琴を鳴かす
むしりとられた電源が隠れた警報
草から顔をだせない風
静かな飾り物につらく当たる
すった靴の奥
まみれた火 離 ...
ほらっ 髪を見ろ!
石立鉄夫だ パパと呼ばないでだ
マイケルジャクソンのこども時代だ
アンドレだ キラーカーンに足を折られた大巨人だ
内藤やす子だ 何もかもボ ...
ここに至るまで
この夜を迎えるまでの
長い月日を思う
夜
爪を見る
少し伸びはじめた爪は
同じ場所にいすぎた愚かさを
嘲笑う
ぼくは走る
とにかく走る
ママはこう言うんだ
『宿題の山』だとか
『ギリギリ虫になるな』とか
『ゲームと友達にはなったらダメよ』
とか
ダメダメ駄目だしするんだ
でもさ
どんなんだ ...
教室の窓から
白い校舎の断片がつくりものみたいにひかる
木漏れ日
彼女のくびすじにしたたる汗
蒸し暑い体育館に
むわん
と広がるみんなのにおい
時々降る雨
私はいつでもいらいらして ...
愛してる
愛していると叫んでも
デコメの返事
『アタシも!』だってw
君はクラスのマドンナで
全国ベスト4の野球部主将とマジメに交際していたからさ
...
人生嘗めてんのかって
第三のビール舐めてる奴に言われたかねえよ
ガキみたいに喚き散らして
ママにねだってみたらどうよ
最近、急に老け込んだって言われたよ
不健康だって ヘルシーなジュ ...
キャットフードや昆虫ゼリーのコーナーに
バクのエサ、タウリン強化だそうだ
獏おいで、ごはんあげる
獏おいで、何が好き?
売ってるやつじゃなくても食べるよね
生き物にエサをやるのは楽し ...
全然関係ないとこに自分が居て
ほんと突然で困っている
ものがたりの半分の速さでコーンフレークを噛んだら
くみこまれてないのなら逃げなってきこえた
動き出した話 パラレルに歩く犬 一緒に ...
朽ち終えたような、
もう、動くことのないベッド
朽ち終えたような、
もう、動くことのない
ひとつ、カラダ……
男なの女なの?
ヒトなの、サルなの?
...
他者の価値を必要以上に貶めようと画策できる人間には二種類いる
自分を正義の使者か何かと勘違いしている馬鹿と
そのような馬鹿に感化される何も考えていない馬鹿である
ここは雲の真底すずしい風が吹くじきに全てが雪崩れ落ちて来る
夕映えのお天気雨が東方の空高く架けた主虹副虹
緑から朱へまた赤からまた青へ 光と水のクロマトグラフィー
美しい挿絵のゲーテ ...
ときどき
口からでてくる
炎のような
透明なかたまり
おかあさん、
おかあさん、
どんな言葉も
その次にしか
うまれてこない気がするよ
病めるときも
健やかなる ...
乙んなが欲しいのは
有名銘柄品かオトコか
後ろの言辺を取れば双方
物に出来るであろうから
乙んなは手に入れる為
粧し込む
疾うに色の葬儀は終えているので
幾ら
口に紅を塗ろうが
...
母の日に
小さな手で紙粘土とビーズのネックレスを作ったのだけれど
釣り糸のようなプラスチックの糸で作ったから
「それじゃあ、首が切れてしまうよ」
と父に怒られたのだ
今ならもう傷付かない ...
雨の降る音のエンドレスループループループループ。
(聞こえない音が聞こえるという錯覚、朝の訪れを恐れている、太陽が殺しに来る、夜の足音が遠ざかる)
揺れながらにして落ちる、段落を刻みながら箱庭 ...
窓からのきいろい日差しで起きた昼さらさらゆれるカーテンは白
だらだらとした足音でもうすでに君だと気付いている帰り道
「とうといね」3度目のバイバイのあと遠くでつぶやくパステルのきみ ...
雨を聴くひと
土を嗅ぐひと
奏でられる調べには限りがある
奏でられない調べを夢にみすぎて
からだを置いてきた場所を
遠ざかってしまう
胸の奥には想像上の内臓があって
白いバラ線に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
その「赤」色は
寒雪
自由詩
0
10/7/7 8:39
悲しき文月
生田 稔
短歌
2*
10/7/7 8:09
いいわけ
小川 葉
自由詩
1
10/7/7 5:55
これ、パン?
ヨルノテガム
自由詩
1
10/7/7 5:02
雨の唄を聴け
灯兎
自由詩
0
10/7/7 4:29
不味い茶。
れもん
自由詩
1
10/7/7 2:55
スーペリア
ベンジャミン
自由詩
1*
10/7/7 2:05
「ういろうさん」は犬の名前
トキハ スス...
自由詩
11+*
10/7/7 0:40
裸足の笑顔
綾瀬たかし
自由詩
2+
10/7/7 0:14
埃まみれの #1
瑠王
自由詩
3*
10/7/7 0:06
ハナムグリ
たもつ
自由詩
3
10/7/6 23:33
紅尾
砂木
自由詩
2*
10/7/6 23:13
スーパーパーママン
花形新次
自由詩
0
10/7/6 23:12
夜、爪を見る
風音
携帯写真+...
2
10/7/6 23:12
夏休み
伽茶
携帯写真+...
4*
10/7/6 22:46
かなしい17歳
有村
自由詩
3
10/7/6 22:43
魂を全部賭けて
TAT
短歌
3*
10/7/6 22:39
カエサルのものはカエサル
〃
自由詩
1*
10/7/6 22:29
【自称】鬱病を患った僕は、今日も安易に死について考える
ドクター・キ...
自由詩
3
10/7/6 22:04
雑食のバク
海里
自由詩
2
10/7/6 20:41
致死軍_rev1
ヤオハチ
自由詩
0
10/7/6 20:32
太陽
草野春心
自由詩
0
10/7/6 20:21
THE COVE
只野亜峰
自由詩
1+
10/7/6 20:03
ほし文月
小池房枝
短歌
3*
10/7/6 19:41
お祈り
美砂
自由詩
2*
10/7/6 19:30
定規は如何
りこ
自由詩
3*
10/7/6 18:21
詩人
靜ト
自由詩
1
10/7/6 17:31
夜明けるクラクション
水川史生
自由詩
2
10/7/6 17:22
ななつ 久しぶりに晴れ、のうた
はちはちよん
短歌
4
10/7/6 17:20
真夏を待つ
あまね
自由詩
10
10/7/6 16:50
3920
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
6.36sec.