あめのひは
おそとへでられない
まどにつるした
てるてるぼうずも
どこかしぼんじゃって
おひさまをよぶ
まほうがきかないのかな
かぜがつよくふくたびに
あめがまどをたたく
あそび ...
贋物の金魚を浮かべたバスタブをぼくときみとで方舟にする
{ルビ吃水=きっすい}に{ルビ陽光=ひかり}は搖れて{ルビ干渉=いりまじ}る翳を乳房とふふむ午後二時
隠すべき傷痕がどれかわ ...
ほんとうに好き
だから
もう、これは、どうしようもない
ほんとうに好きは、それこそ、ホントウニ好きで、
なにがなんでも好きということで、
「好き」が、どんなになっても、
他人か ...
反証や反証等の中で人物が、
描かれていくと、無条件は痣だらけの
利き脚に小さな芦の灰が負う、
点滅する非常
点滅する非常
あるいは石の馬と石の石
明日からは“ほんもの”のことな ...
はじめて
シガレットを買った
手慣れたふうを装って
マッチをする
深い呼吸
煙のせいで涙が流れた
一度きりで
手に持ったまま
燃え尽きた
足元に落ちた灰が
恨めしそうに
僕を ...
聴いても構わない
人間のために奏でるのではないが
聴いてもいい
ただ
邪魔はしてくれるな
私は
私の妻になるはずの
鈴虫のために
奏でる
遠くからでいいのなら
許す
だから
静 ...
愛するわたしは愛するあなたのように語り
愛するあなたは愛するわたしのようにつまずく
わたしはあなたを愛するから帽子を脱ぎ
わたしはあなたを愛するから最初の皿を割った
あなたはわたしを愛するから ...
その村では
人々は穴を掘る
朝から晩まで
個人個人の穴を掘る
生まれたそばから
掘る穴を与えられ
それだけのために
一生を費やす
もちろん
彼らは人だ
数々のロマンスが
その ...
逃げ水の中で魚が跳ねて
アスファルトが柔らかい
太陽は無関心な発光体
空はどこまでも遠く
僕は許されている
「だけど」 ...
僕の体重で沈むクッション
赤い残像が
まだ眼の隅にチラついている
暗転した部屋
何が起きたのか分からない
あれからときおり
たくさんの音が囁くのをやめたり
残像が色を取り戻したり亡く ...
鮮やかな発色に濡れる君の手を噛んでいるだろう午前三時のキッチンで所在をなくした鋏がひとつまたひとつと果物ナイフの刃を研ぐ未然形───。A4サイズの俎で黙った鯉が赤く焼かれる前に祈りを探している。
...
すき。
それだけ。
だめ?
とか
言ってみたいのに。
あのこみたいに。
気付いたら
ダムが幾つも
出来ていたんだ
必要なのかどうかも
分からないような
そんなダムばかりが
川はすっかり干上がって
何も流れていなかった
もしかしたら
...
内またにカスタネットのタトゥー入れももを合わせて口でタンタンタンタンタンタンタン・・・・
その目線に合わせて見る
すると犬の視線は地面が七割くらいだったりして
とても驚くことがある
鳥の視線は高くて見られないので
飛行機に乗ってみる
パイロットはどんな夢を見るのだろう
...
{引用=
窓の向こう止まない雨の薄曇りへばりつく虫の四肢はばらけて
傘を差す人の姿が点になるわたしも誰かの点になれたら
息を吐くわたしが写る化粧台午前零時に紅を手に持ち
...
たった一本の卒塔婆のように
不健康に伸びた櫓から
私はずっと向こうの火山を見守る
今にも昂りそうで昂らない
噴き出しそうで噴き出さないそれを
ひたすら見守りつづけて幾星霜も過 ...
共に読む聖書の文の励ましを日々喜びの期待となして
朝ドラマ心の糧とは思えど証人われら今日も清くあれ
歩きつつふと思う黒髪の可愛ゆき妻をパウロよ守れよ
ありきたりな時間を刻む
虚像は実像よりも鮮明
ここから貴女に手を振った
見えていないと知りながら
一生懸命手を振った
小さな子供が「こんにちは」と言ってくれた
貴女は脆い人 ...
その機械は
複雑に絡まり
複雑に絡まることで
それ独自の形態を
私たちに対して
維持し
対立項の焦点は
いつも限られた香りの中で
現前をする
風の匂いも
身にまとい
人の心を和ら ...
湾岸線を流した
波止場の灯りが目に痛かった
自分がみじめになるから
泣くのはいやだった
かわりに
アクセルを踏み込んで
ちぎれるようなスピードに
エクスタシーを求めた
...
突然、コンクリートの地面から茨の蔦が伸びて、僕はその鋭いトゲに突き刺されて血を流した。標識の白い鉄柱と反対側の植え込みの葉っぱが僕の潜血を大量に浴びて、退屈な街並みに真っ赤な華を添えた。茨のトゲは水道 ...
木は立つ
立っていない木ではない しかし
木は立つ そして
立たされた けれど 木ではない
森は海
朝の宇宙は
鬱なる石の
木の私
結婚三年目は新婚なりや父たち言う歓楽街案内の合間
上司鬱病に倒れたり三年後は吾の番とかや早く帰りたし
娘の寝ていし夕食娘の話ばかりする静かなる
ほうれん草立ち寝しており吾もまたひとと ...
大層なことは言えないよ
わたしは
神様じゃない
嫌なものは嫌
見たくないものは見ない
悲しいことは悲しみごと受け入れて
分からないものは怖いし
怖いものからは逃げる
楽 ...
天において幼女を賛美せよ
高い天において幼女を賛美せよ
天の天よ
幼女を賛美せよ
幼女の御名を賛美せよ
時は満ち
自然は命じられ
すべての幼女は創造された
地において幼女を ...
優しさって心まで乱される
寂しさだったら我慢できる
人の感情は そんな気持ちに 弄ばれてばかりで
本当は素直になりたいのに 何かが邪魔して 強がってる
何で優しくするの?何で寂しい ...
月に兎が
みぴょこぴょこ
現実から抜け出したい。
苦しみから抜け出したい。
宇宙人と話しをして
涙を流す。
天には鳥を
水には魚を
果てしない地平線
果てしない運命線
トマトの正しい食べ方は
生のまま
程よい大きさに切って
塩と
胡椒と
オリーブオイルと
酢をかけて
そのまま食べるのだと
ずっと思っていた
どんなに凝った食べ方をしても
これ ...
いつだってできるんだよ
夢に暮らすことは
いつだって できるんだ
海の見える丘の上の広い庭で
犬たちがじゃれあい
子どもたちがかけっこして
空がいっぱいに青く広がって
ーーー ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あめのこうえん
ミツバチ
自由詩
4*
10/6/25 23:30
愚者の涙 Fool to cry
山田せばすち...
短歌
5
10/6/25 23:23
ほんとうに好き〜美知子に
草野大悟
自由詩
3*
10/6/25 22:39
大きな機械がそこに入っていくには
井岡護
自由詩
0
10/6/25 22:28
シガレット
國朗
自由詩
1
10/6/25 22:23
鈴虫は今夜に賭ける
曲がり屋レオ...
自由詩
1*
10/6/25 22:15
新しい生活
非在の虹
自由詩
1
10/6/25 22:00
穴を掘る
Oz
自由詩
1
10/6/25 21:38
七月の揺らぐ景色
牛
自由詩
13*
10/6/25 21:07
言葉は嘘をつく
相田 九龍
自由詩
3
10/6/25 20:10
イン・ザ・キッチン
水川史生
自由詩
2*
10/6/25 20:05
あのこみたいに
小鳥
自由詩
3
10/6/25 19:19
ナミダのダム
くなきみ
自由詩
5*
10/6/25 18:56
タンタンタン
ハイドパーク
短歌
2*
10/6/25 18:00
わたしが詩を書くとき
小原あき
自由詩
3*
10/6/25 16:03
雨
黒木みーあ
短歌
4
10/6/25 12:31
対峙
豊島ケイトウ
自由詩
13*
10/6/25 11:07
妻に
生田 稔
短歌
1
10/6/25 9:17
悠希子
中原 那由多
自由詩
4
10/6/25 9:05
機械
真島正人
自由詩
4+*
10/6/25 9:02
Drive
寒雪
自由詩
1
10/6/25 8:01
我が死亡直前期
キタノ
自由詩
0
10/6/25 7:32
夜に
番田
自由詩
1
10/6/25 2:26
結婚三年目 五首
口菜はたま
短歌
1*
10/6/25 1:14
死ぬまでの時
______...
自由詩
0
10/6/25 1:02
天上天下唯炉利尊 其の弐
一 二
自由詩
1
10/6/25 0:09
寂しさ
雪乃
自由詩
2
10/6/25 0:09
触れるもの
ペポパンプ
自由詩
6*
10/6/25 0:02
トマトの食べ方
ふくだわらま...
自由詩
3
10/6/25 0:01
美しいきみたちへ
草野大悟
自由詩
1*
10/6/25 0:00
3921
3922
3923
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
加筆訂正:
詩集 ブルーウォーター データ
/
鵜飼千代子
[10/6/25 6:20]
修正 1998→2008
5.29sec.