道や犬が張り巡らされていて吐き気がした
土に虫がいませんので
大きな女中は
苦しそうに老いを振りほどいている
一方僕には
仰向けになって口にするものがある
何度も何度も
聴いてい ...
猫の眼は素直である
安ウィスキーをかっくらってばかりいる僕の眼とは
対照的だ
猫好きのひとに問いたい
きみらは嫁よりも猫をとるよな
少なくともこの一瞬
人生という長いスパンではなく
...
忠犬が紐をくわえて籠が落ち田舎娘がまた一人消え
一時間前に会社を出た部下に円山町からTEL 違う名で
別れたて 泣く娘と遊ぶ{注数学者=ピーター・フランクル} ジャグラー歌は{注オイラーの ...
彼を傷つけて解ったの
傷つくより傷つける方が辛いって
と言って彼女はまんまと
悲劇のヒロインになった
同じ頃
彼を傷つけて解ったの
傷つくより傷つける方が辛いって
...
神経に優しい蒼い紫陽花は銀の破線を浴びて艶めく
どっちでもよかったのに
擦られて
擦られて
無理矢理その気にさせられて
それじゃ久しぶりに頑張るか、と思ったら
「化粧水つけてからね」
焦らされて
焦らされて
この状態をキープするしか ...
水が溢れ 川になった道に 金魚を放したら 里に帰るかな
ぱちぱちと 雨は窓を 叩くけど ごめん今日は 遊びに行けない
おれが日中、腰を据えて
ハシタ仕事をやっているところにゃあ
育ちの悪い10匹ばかりの豚が居て
資本主義という餌を食べて肥えに肥えている
無差別爆撃的に身体に張り付いた ...
碧き湖
哀しみの涙は
湖底に沈めた
やがて涙は天に昇り
癒しの雨となるだろう
昇華された哀しみは
いつか喜びに変わるだろう
水神の住む碧き湖
いつでもあ ...
振り返る。
眺める。
優しいのに
なぜかさびしいあなた。
手に持ったそのショートケーキに
一筋の涙が落ちてしまって。
買い物カゴいっぱいに
掻きむしりたくなるような
そんな怒り。
...
ウチの納屋には
銃がある
祖父が戦地からそのまま持って帰った
いわゆる「勲章」だ
ただ僕はそれを見たことがない
祖父も二度と見たくは無いそうだ
ただそれは
かつての悪夢と共に
今ココに ...
きえぬ線きえよきえよと斜線ひき
ふる里の地蔵が飲んだ水を飲む
鰤炊いてシャガール展は明日まで
山茶花をのぼっていく末期の水
人間をひとりにしない基底材
家族総出でロバのパ ...
閉塞感を感じるときは
疎外感を感じるときは
孤独感を感じるときは
誰かを愛するとき・・
僕は新しい扉を叩いたみたいだ
逃げられたらどうすればいい・・・
もう置いていかないでほしい・ ...
食卓の
醤油のように
泣いていた
女が一人
わたしの部屋で
醤油には
白いお塩が
入ってる 黄色い豆も
言い訳しないで
美しく
一升瓶を
抱えてた
彼女はお酒
...
紅いダリアが散ってしまったのは
ほんの些細な気象の変化だった
あの頃のぼくはとても移り気で
青い空の恐ろしさも知らないくらい
能天気だったんだ
青い空が鳴るのを聞いたことがあるかい
あの日 ...
踊りましょう、と誘いの蔓をはりめぐらせて
日没前のクレマチスが笑った
思い出せるだけのメロディを
イヤフォンから流し入れて
電子化されたそれらすべてに
からめとられた夕暮れ
何がしたい ...
夕暮れ中央道にのり込んだ
明滅するテールランプが湿度ににじんで美しい
すべての初めては心を激しく呼んでくる
生きている
くるしいし高ぶるし泣きたくて笑いたい
センテンス
台 ...
梅雨が酸っぱかったら困るけれど
梅雨が酸っぱくないのも少し寂しい
酸性雨の話は置いといて
梅雨を「つ・ゆ」と読むけれど
梅干しは「つぼし」と読まないね
酸性雨も「さんせいゆ」だったら温泉 ...
二重三重山際かさなり緑なす比叡の山は今日も確かに
湖は遠ざかりゆく車上にありやや涼し大津の街は
昼食の時となりたり京に来て茶箱弁当という物を食ぶ
空曇り風は吹きて段上り息つきては ...
あなたはあなたでいい
あなたしか持っていないものを
大切にしよう
子供の頃からそう教えられて
ぼくは育った
ぼくがぼくである理由は
ぼくの中にある
何かが大切なものだから
そう ...
腹の古傷なぞっては泣く
暗愚の空に 私ひとり
葉は揺らしちゃいけない
そうしないと
保ってはいられない
窓も閉めて
クーラーも切った
揺れてしまってはいけないから
汗でへばりついたシャツを剥がしてもいけ ...
何もない日々の
洞窟に生きる 夜を
何でもなくなって 疲れて 消えた
私の 幸せな私として
誰かの頭に 叫んでいる
私に何も思わない 私は
幸せに満ちた公園で
鳥となり 走り抜け ...
春の田んぼ
ミジンコ百万匹
夏の牧場
たい肥積み上がり
秋の終わり
もみ殻焼く匂い
そして冬
降り込められた
あなたとわたしの時の匂い
いい香りじゃないけど
嫌いじゃない
...
 
 
たまたまいきている
わたしがしをかいている
しのせかいをおもいだしながら
そこからみえるけしきを
なつかしんでいる
そこにはことばがある
ことばではいいあら ...
ピチカカという鳥がいます。それはとてもめずらしい鳥です。満月の光に当てると羽が青く光るのです。ピチカカ鳥は新月の夜に生まれます。そして満月の光に当たると青く光り輝き、月が沈む頃に卵を産み落として死んで ...
{引用=
君の調子がどうだか
気にならないし
君の虚偽が
いくつずつ
世界の果てに通信されていくのか
知りたくもないよ
この世は
通信教育なんかじゃない
僕は昨日
大型 ...
かわいいね、好きだよ
と言うと、
きれいだね、愛してる
と言って
、と、怒るあなたは。
やはり、太陽の子供そのもので
ぼくは、ただ、ただ、たじたじとするのだけれど。
愛ら ...
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue
}
yo, yo, hear, see, come and go to our birthplace
y ...
目に見えない
何かに別れを告げて
大海原に浮かんだ
別の次元に飛ばされ
また戻って来たのだ
今は砂浜に顔をうずめたい
まだ少しも陸が見えないけれど
陸があっても
砂浜はないかも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
娘への手紙
井岡護
自由詩
1
10/6/23 20:47
猫に捧げる詩
冬野 凪
自由詩
3
10/6/23 20:18
渋谷
紅林
短歌
3*
10/6/23 20:16
愉快な殺人犯
ミサイル・ク...
自由詩
1
10/6/23 19:23
あじさいブルー
ハイドパーク
短歌
4*
10/6/23 19:18
擦られて
花形新次
自由詩
1*
10/6/23 18:38
梅雨
ミツバチ
短歌
4*
10/6/23 18:02
育ちの悪い10匹ばかりの豚
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
10/6/23 17:47
碧き湖
うずら豆
自由詩
1
10/6/23 17:43
佐世保
かりあ
自由詩
2
10/6/23 17:17
銃を保管する
Oz
自由詩
0
10/6/23 17:04
わたくしごと(習作十句)
古月
川柳
2*
10/6/23 16:34
樹海
tianla...
自由詩
0
10/6/23 14:16
醤油
昼寝ヒルズ
短歌
7
10/6/23 12:21
夏空
紅糸
自由詩
1
10/6/23 11:19
夜型生活者の梅雨晴れ
あまね
自由詩
6
10/6/23 10:49
揺れる
たちばなまこ...
自由詩
22*
10/6/23 10:43
置いといたり持ってきたり
ミサイル・ク...
自由詩
3
10/6/23 10:24
妻と8首の歌を作れり
生田 稔
短歌
6*
10/6/23 7:35
色
寒雪
自由詩
0
10/6/23 7:18
鈍痛
しべ
自由詩
0
10/6/23 3:42
言
K
自由詩
2+
10/6/23 3:09
魔法
番田
自由詩
3
10/6/23 2:29
いのちの匂い
西天 龍
自由詩
6*
10/6/23 1:54
いまさらのようなし
小川 葉
自由詩
0
10/6/23 1:29
ピチカカ反応
木屋 亞万
散文(批評...
5*
10/6/23 0:15
とうとう聖痕を得てしまった僕の友達について
真島正人
自由詩
6*
10/6/23 0:13
Mに
草野大悟
自由詩
3*
10/6/23 0:08
潮風
にゃんしー
自由詩
0
10/6/22 23:50
波の揺れるままに
木葉 揺
自由詩
2
10/6/22 23:43
3924
3925
3926
3927
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
3962
3963
3964
加筆訂正:
I'ts too late
/
ヤオハチ
[10/6/23 20:11]
微調整しました。2010.6.23
5.79sec.