泥棒はダメよとママは言うけれど 盗みたくなる あの子の小鳥

十六夜にはじめて咲いた花一輪 露光るうちひといきに盗る

盗まれたのはその唇か さびしげな目に誘われた俺のハートか

身代を盗 ...
ピラミッドみたいな形の倒立を 目を皿にして隈なくみてる

血まみれの夕焼けぜんぶ呑み込んで(みない、いわない、きかない、しらない)

帰ろうとしている影が剥がされて/いつまでも帰ろうとしている ...
真夜中に飛ばす
しゃぼんだま
闇夜に透けてゆらめく

触れてはだめ
われてしまうから
そっとみつめる
そっと飛ばす

唇に力こめないよに
泣いてしまわないように

ふう っと
...
嘘だということがわかっていても
とりあえず与えてみた
答えが否定だったり無視だったりしたら
もう信用しない
おざなりな返答でも信用しない

彼女になれば許す
絶対にならないし 別になって ...
悲劇、というものがあるとすれば
ミルクの乾いたコップや
公園でさかだちをする男や
尻を突き出し注射におびえる少女が考えられる

喜劇、というものがあるとすれば
冬の朝の凍ったパンとズボンや ...
くるくるくるくる
せんぷうきのまえでおどる
くるくるくるくる
せんぷうきのなかでおどる

くるくるくるくるしていたら
あたまおかしくなっちゃった
めだまおかしくなっちゃった
くるく ...
 
すがすがしい挨拶ばかり大陸棚


ベランダで行方不明になる半分


よく隠れ過ぎたあと泣きながら帰る


石を轢いても花を轢いても軌跡


ちちははの流れていった月経夜
...
流れる水
流れる音
流れる空
流れる川

落ちる稲妻
落ちる水滴
落ちる花弁
落ちる聖霊

全ての命の為に
全ての心の為に
全ての詩の為に
全ての神の為に
花が嫌いだった
どう触れればいいか分からない
土壌も水も光もいらないのならば愛せたかもしれない


暗闇の中で迷子になったあたしを嘲笑っているアザミ
切り離して
切り離して
切り離して ...
渋柿のような岩石の顔を持つ男。
そのまなこは蛙卵のように美しく透き通り、
その中心には黒い黒い玉がある。

渋柿のような岩石の顔を持つ男。
その文明の一切を否定した声は、
原始の文化であり ...
結婚したぐらいで
作風変えやがって 
*

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するとこわい人がやってきて
...
内なる獰猛や、不吉な真実、そうしたものが産み出すいっさいの抑揚は、俺の魂のすべてに奇妙な烙印を残す…ろうそくの炎のようなリズム、分かるだろう、それが俺という人間のすべてだ
近くの裏通りをずっと ...
lucky cloverこんど摘もうとスルーしたら虫に食われて三つ葉になってた 猫がおおきなあくびをする
顎がはずれそうにあかい口を開いて閉じる
猫のかわりににゃあと鳴く
誰もいない
誰もいない部屋
プラットフォームだった
わたしの手のひらに
砂だんご、
波にくずれて
なにも告げず抜けだした
廊下の底のあおじろい
やみの奥から
潮の鳴る音
雲のむこうで月が
満ちる ...
春になれば冬を想い
夏になれば春を想い

だから私は
愛されないのかと
あなたに抱かれながらきく

あなたの汗が光って
ぽとりとおちた 私の肌に

その粒をみながら
愛の揺れる様 ...
白い壁の空間に、あなたが見ているのは何ですか?
 庭の花や小鳥たち?
 家族との思い出?

あなたはお花が好きだから、これからがいい季節ですよ。
梅は今が見頃です。桜にチューリップ、シロツメ ...
owl city
という なまえの まちを
oil まみれ にしたら
そこから 
killing が うまれ
かれ は はしる
平行線 の
となりを はしる
スピードを あげるのは
...
最近、古月さんに樋口由紀子さんという方の川柳の本を教えていただき、すごいのでびっくりして、川柳のことをちょっと学びました。古月さんの書かれた「【批評祭参加作品】ひろげた本のかたち(佐藤みさ子)」htt ...



ほかには
何にもないけど
何でもあるから
何にもいらない
立ち入り禁止の
義母の部屋に入り込んで
おしっこをしたり
供えたお菓子を引っぱり出して
食べ散らかしたり
犬が悪さをするようになった

酒飲みで我が強い
とてもこども染みた人だった
...
助けてあげたい気持ち
でも何もできない気持ち
はがゆい

大切な人が困っていても
お金がないことを
助けてあげることは
難しい

こんなにも世の中には
本当に困っている人がいるのに ...
十年後
きみは覚えていないだろうね
ぼくがこの腕の中に
ありったけの愛情を詰め込んで
きみを抱きしめていた
寒い冬の夜のこと
いつまでも続くはずだった道程が
突然消えて見えなくな ...
暗い、手の。しるべ。として。異教の言語を。抑圧された、あるいは、した。夜に。排卵する。血を争い、廃滅する。かけがえのない、すべての。些細な日常の、陥穽も。不可避に。わたしは、学習する。



...
触れるものすべて手繰り寄せて
なぞった自身の輪郭
気付いてしまえば単純な話で
出来あがったのは迷宮でした

ほらね、気付いていたんだろう?
求めることで誤魔化していたんだろう?

...
平素は決して交わらない、あなたとわたしが。
互いの名も知らぬ、あなたとわたしが。

刹那

あなたの情動する皮膚が、血肉が、硬骨が、わたしのものとなり、
わたしの宿す恋情が、想念が、覚悟が ...
 
 
ふりむけば
母がいる
ふりむかなくても
父がいる
はずだった

およぎ続けなければ
死んでしまう
魚のように
生きている

けれどもぼくは
人間だから
時々
息 ...
石畳の路
無数の傘がふわっと咲いた
メレンゲの心が少し浮き上がる
赤、白、青と色とりどりの傘の中を
空から鉱山夫達を乗せた汽車が降りて来る
蒸気を吐き出し、漆黒のボディを捻り、
...
国を統べる覚悟はあるか
国土も、国民も、法も王も
たった一人
自分一人だけの王国を

心身全くもって健全な人間などいない
そんな理想の国など
どこかにならあるというものではない
五体や ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
盗人たち紅林短歌4*10/6/22 23:06
ピチカカ反応ことこ短歌13*10/6/22 23:02
しゃぼんだま朧月自由詩710/6/22 22:54
オック小母さんの 聖手榴弾a自由詩010/6/22 22:40
悲劇、喜劇非在の虹自由詩110/6/22 22:39
せんぷうきダンスゆうと自由詩1*10/6/22 22:22
石畑由紀子川柳7*10/6/22 22:17
十字架ペポパンプ自由詩5*10/6/22 21:23
キリハナシタイMかわ自由詩010/6/22 21:02
渋柿のような岩石の顔を持つ男R.F.自由詩1*10/6/22 20:21
上機嫌吉岡孝次自由詩110/6/22 20:08
最近1週間のTOP10 ミサイル・ク...自由詩4+10/6/22 19:20
黒い猫は巨大な鳩時計をホロウ・シカ...自由詩1*10/6/22 17:37
chanceハイドパーク短歌2*10/6/22 17:34
午 欠伸Millio...自由詩0*10/6/22 17:02
蟹と洗濯機吉兆夢自由詩410/6/22 16:45
愛の粒朧月自由詩110/6/22 16:43
izumi自由詩010/6/22 11:47
landaイシダユーリ自由詩710/6/22 11:38
川柳を誤解してたふるる散文(批評...14+*10/6/22 11:28
ベッドの中にはミサイル・ク...自由詩110/6/22 10:26
頬骨蒼木りん自由詩410/6/22 10:08
ちっぽけな自分桜 歩美自由詩2*10/6/22 8:17
Hold You Tight寒雪自由詩110/6/22 8:00
poetarot(女教皇のカード)保存版みつべえ自由詩510/6/22 7:57
ミノタウルスxxxxxx...自由詩010/6/22 7:43
刹那R.F.自由詩010/6/22 7:18
息継ぎ小川 葉自由詩410/6/22 6:09
メレンゲの恋うめぜき自由詩110/6/22 3:49
人間の大地小池房枝自由詩410/6/22 2:34

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4.35sec.