四つ角に生まれた風が
光になって踊っていました
六月の紺碧 空の下
オークの木のどの枝たちも みな夏に呼応して
新緑に色づく
私は、これが最後だと思うのに
あなたは、いつも明日を口にす ...
大勢の声と、笑いと、熱やそういったものたちが、
フッ と とぎれて、
気が付けば
取り残された私を覆う
いつもの駅の案内の音声と
...
ちちとははに
はじめてあった
なんおくこうねんのかなたに
わたしはひとりいた
たしかにわたしは
ひとりだった
(Aメロ)
雨漏りの梅雨空に君が空に吸い込まれてしまった
僕の頭は今日のお天気みたいにジメジメしてるよ
(Bメロ)
君の目玉はいつもくすんでいて
見つめあって遊んだ時は
死んだ魚とにら ...
二個だけ彼女が残した爆発を持っている
二日酔いが僕と水平に生きている
頭を掻きむしる僕は誰にも見えない幻影なんだ
君の足跡をなめる正当なバグなんだ
苦しいのは知ってる
電信柱をいくつも通 ...
独りきりの部屋でも燃えるような魂があるよ
ベッドの上で吐き出すように詩にするよ
指先に炎が宿れば
打ち出されるオトとコトバは、音符と休符さ
世の中には君の知らないメロディーや
孤独が ...
この映画の胸騒ぎ、ドキドキする感じとは何なのだろうと考える 「作者の考えだけではないという感じ」が意味するものとは・・・・・それは話の筋に靄(もや)のように横たわっている〈偶然 ...
世界滅亡のカウントダウンに震える最中、地区に一つだけの信号機を無視して、交差点を自転車で横切っていった。空には飛行機もヘリコプターもミサイルも飛んでいなかった。湿度の高い空は、青空の下に、薄い水蒸気 ...
一寸先は闇なので明るい未来に想像ですら辿り着きません
あんたが舵をとるのならいっそ二人でカヌーを漕ごう
へどろの海を漕ぎ出そう
カラスの時間
東京メトロ有楽町線に辿り着いた時
戸惑う ...
紙の上の御伽の国に
一人の少女が住んでいた
…
幼女という思い出の名を持ち…
幼女の想いはただ一つ
愛し愛されることだった…
彼女は子供で
俺も子供
紙の上のこの王国で
愛よ ...
溺れ死んだ、青
ゆらめく光が
かすかにぬめる皮膜を
捉える
窒息
沈黙
弔いの、波動
闇の中で膨張していく
朝は
海藻に慰められた
腐敗した、輪郭
沈澱していく言葉
...
梅雨の晴れ間に猫がひなたぼっこ
じめっとした空気の中で
さらっとした表情で
陽だまりの
あたたかい記憶を抱いて
梅雨の晴れ間に猫がひなたぼっこ
小さく動く前あしで
水のない空 ...
音楽を詩に出来ないものかと考えることがある。
詩は音楽になりうる まぁ歌だ。
逆も、出来ないものかと考えることがある。
例えば
「
うぇにっつごーるど あう いず だーく
ぎょ ...
些細なことなのですが
気に病んでしまうのです。
SNSで申請を弾かれ
呟きを拾うことを拒絶され
作品を否定され
ブラウザも言うことを聞かず
よくあることです。
些細なことなの ...
受話器を先に置けなかった 三年前
今では先に切りたくて焦燥
ツーツーツー ただの電子信号が
あなたの鼓動に思えていました
手を繋ぎ 温度を感じてふと訪ねる
ねえねこ ...
シュガーコートされた沈黙が、幾重にも重なる
通りはまだ
騒ぎ出すことを知らない
カーテンが染めた光
部屋はまだ埃っぽく
朝が染み渡っていない
寝床は生暖かく
体は必ず汗ばんで
意識 ...
ハートが牙を剥いて
奴隷直伝のシャッフルで鼓舞をする
魂をついばみに来た鳩に僕は
パンの耳と本当に削除しても良いフォルダを投げる
...
戸を閉めろ
おばけが来るぞ
今夜また
酒をのまねば
おばけが来るぞ
6月3日
6896頭の殺処分。
間も無く、えびの市、清浄化。
6月4日
昨日までの殺処分完了は135028頭。
6月5日
昨日の殺処分は5498頭。
昨日、牛に蹴られ、目に重 ...
かのじょがほしいといったら
どういうのをしょうかいしたらいいのかと
きかれたので
だれでもいい
といったら
けいべつされた
ただし
だれでもいいというのは
だれでも いい
であっ ...
誰かのための
湿った窓がある
三本の線を反復できずに歩いて渡る
蟹たち
をわたしは避けて
自分の指の形がいつもより気になったので
どこかに忘れてきた雨傘の代わりに
古道具屋で ...
変わらないと誓ったはずの想いは
どんどん変わっていき
ずっとずっと愛しているよ
そう誓ったはずなのに
今聞けば忘れた、と
そしらぬ顔で。
嘘つきは泥棒のはじまりと
よ ...
日も月もない白い空と
ただ静かな灰色の地
その地平を 巡礼のように
椅子たちが列をなし 何処かへと進んでゆく
*うおのめ
この目は
多年草に分類されるらしいので
潰すたびに
痛みを訴えたりする
だいぶ前からの付き合いなので
最近では
勝手に声を上げたり
膨らんだりするこ ...
切なさをあつめてひらく夏椿
青梅の香りにも似て初恋は
後悔と勿忘草の淡い色
酢漿草の種が弾けて夕暮れる
赤色を零してなお紅ばらの花
寂しさの数だけ蒼く紫陽花が
...
引き篭りがちの臆病ウサギ
外には狼がたくさんいるんだ
臆病者は孤立するって
錯覚が頭を支配するんだ
網膜に張り付いた鮮明な記憶
高性能レンズで切り取られた恐怖心の断片
いつから私は ...
ワンピース風をあつめて帆にしたら海は海原、海賊日和
月を投げる所作で骨を嬲る
あなたよ
速度を落とし日に暮れ呼ばれ遊ぶあなたよ
春が待つようにして 白く落ちた嘆きがあるのだ
知らずして手をやる 水に揺れたのは破片であったか
...
あたし型のポリ袋が
ころがってる
あたしは
それを上のほうから
ボーっとみている
あたし型のポリ袋は
律儀でかいがいしく
汗をふきふき
家事なんか
こなしている
それは ...
{引用=
黒が似合うようになりました
白はちょっと 気恥ずかしくなりました
女になったのはいつ頃でしょうか
どんなふうにしてでしょうか
化粧が上手くなった頃でしょうか
愛するからで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の風
月乃助
自由詩
17+*
10/6/20 6:03
『残さるる』
ま のすけ
自由詩
1*
10/6/20 3:33
コンタクト
小川 葉
自由詩
0
10/6/20 3:31
ラブ・ソング
戒途
自由詩
0
10/6/20 3:30
evenaivo
竜門勇気
自由詩
0
10/6/20 3:20
独りきりの部屋で燃えるような魂
うめぜき
自由詩
1*
10/6/20 2:44
キム・ギドク監督 『サマリア』 〜〜ヨルノさんと詩を巡る旅 ...
ヨルノテガム
散文(批評...
3*
10/6/20 1:32
無知のカバンに雨は降る。
ブライアン
散文(批評...
3
10/6/20 0:47
船頭さん
カチキ
自由詩
2
10/6/20 0:45
結論、あれはただの絵
一 二
自由詩
1
10/6/20 0:39
深海
桐谷隼斗
自由詩
0
10/6/20 0:20
梅雨の晴れ間に猫がひなたぼっこ
ベンジャミン
自由詩
6*
10/6/20 0:06
詩とか音楽とか
R.F.
散文(批評...
3+*
10/6/19 23:39
接続
相羽 柚希
自由詩
1*
10/6/19 23:33
眠りたい私
やや
短歌
4*
10/6/19 22:45
トンボ
〃
自由詩
2*
10/6/19 22:37
太陽と月に背いて
TAT
自由詩
0*
10/6/19 22:13
よるがきたら
〃
短歌
1*
10/6/19 22:00
続マラソン
トキハ スス...
自由詩
4+*
10/6/19 21:40
だれでもいい
a
自由詩
2
10/6/19 21:39
湿った窓
たもつ
自由詩
7
10/6/19 21:24
うそつき。
さら
自由詩
1
10/6/19 20:29
旅 景
塔野夏子
自由詩
6*
10/6/19 20:16
おさかなについての五品
山中 烏流
自由詩
3*
10/6/19 19:57
窓の外
はるな
俳句
3
10/6/19 18:14
ライカ・ラビット
相羽 柚希
自由詩
1*
10/6/19 17:43
one-piece
ことり ま菜
短歌
4
10/6/19 17:25
月と骨
水川史生
自由詩
6*
10/6/19 17:16
あたし型のポリ袋
森の猫
自由詩
3*
10/6/19 16:21
女になったのは
yaka
自由詩
9*
10/6/19 16:20
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
3962
3963
3964
3965
3966
3967
3968
3969
5.06sec.