細い指を絡めて
愛を囁いた
湖畔に佇む
雨に濡れた木々には
震える小鳥が鳴いている

遠くまで流れていく雲
君は花畑の中で
太陽の匂いのするそよ風が
帽子を飛ばせば
愛が笑う
ク ...
「恋」

七年目の恋に
激しく身悶えするような
情熱を注いで

イケメン男子は
初夏に早々と
もてないブサイク男は
落ち葉を揺らしながらも

たった一人の女しか ...
 随筆を書いてみる。徒然なるままに、とりあえず書いてみようと思う。
 私という人間は、今まで随筆というものを書いた事がない。学校の作文も、夏休みの宿題に付き物の日記も、そこに本当の私の心を書いた事な ...
またこの季節がきた
むかしの女から選挙の電話だ

感情が宗教にとりのこされてぽつんとする
勇気、無私、新たな地平、
どんな宇宙のものまねなんだろうか

宗教は、いや、宗教を選ぶということ ...
誰かを好きになるってことは

いつか
その誰かを
嫌いになるっていうこと

誰かに好かれるってことは

その誰かに
いつか嫌われるっていうこと


わかっていたはずなのに
 ・ ・ ・ ・ ・ ・
 木哺デハ
 北東ノ風 風力8
 気温7度
 1024ヘクトパスカル
 晴レ

 鬱瀏島デハ
 北北東ノ風 風力5
 気温3度
 1018ヘクトパスカル
...
(?)

お腹のなかの緑色した
涼しい星たち
その
熟成のない
天体の運行。

体内のなかにある
岩窟のような暖簾を潜ると
視えない無数の蟹たちの
ねっとりとした体育館。

...
どれほどの痛みの上に
咲いてしまうのだろう
あふれるほどきれいに
屈託なくわらう、あなたに恋をした
語彙をふりはらい
あなたに愛を告げる
どんな勇敢な姿になれただろう
わたしはことばを
...
  81.

  太陽の真実を
  月が省察している

  82.

  会議室のホワイトボードに掲げた
  サハラ砂漠のレントゲン写真
  言葉は保冷剤ほどの値打ちもない
...
狩野川台風で橋が落ちたために
駅からタクシーで大まわりして
修善寺温泉街にはいった
九歳のぼくは父と母に連れられて
和風の大きな旅館にはいる

玄関をあがるとすぐに大きな池がある
池の周 ...
なぜ 走るのだろう
肉体は悲鳴を上げ
精神は潰れかけていながら

なぜ 休むことなく
前に進むのだろう

スタート地点の仲間は
もう 傍にはいない

友の励ましも
家族の祈りも
...
交差点に来た
私を中心に
たくさんの人が行き交う

たくさんの人が
入れ替わり 立ち替わり
私に笑顔を向けてくれる
私もそれに応える

(誰も 私の
 本当の顔は 知らない)

...
前を向け
足を上げろ
走り出せ


強要される俺
うずくまり
何かを待ってる俺


首根っこを捕まれて
無理矢理立たされる俺
前に進むことだけを
命令される俺

...
深夜 ライブの帰り
ぼーっと ゆらめく半月に
見上げ つぶやく

飲み会で ふわふわした
足取りで着いた 
駅のエスカレーターの下

料理がしたくなくて
焼酎の炭酸割りを 口にふくん ...
境界を分かつ分厚い朝の4時 ずっと後回しにしてた、
ほつれかけてた
コートのボタンを付け直した。

ずっと前から、
ずっと会いたくて、
ずっと会えなかったあの人に、
ずっと言えなかった「ごめんなさい」と
ずっと言 ...
男と女のことを白昼の往来に叫ぶのはよそう
ほらあんなにも冷たい視線が僕に向けられて
それだけでまた少し勃起角が上向きになって
巡査と巡査部長が早歩きにこちらへ来るから
男と女のことを白昼の往来 ...
ひどいブスにこの粗末な肉体を捧げて
十二月三十四日の僕は肉の海に沈む
ラムやマトンで身の回りがいっぱいだ
肌と肉のふれあいに心は荒ぶいっぽうだ
やっぱりこんな儀式をするんじゃなかった
何の意 ...
偽の甲子園優勝投手と一緒に
水族館に行って帰ってきたんだ
何にも面白いことなんかなかったさ
ただ男ふたりで汗臭いだけなのに
なんでそういう事したんだろうね
なんで僕は今もまだ生きてるんだろう ...
ブラジルはサッカーの強豪そうなのか


自制的生き方の否定若かった


何もない日の世界ゆく死んでいる




何もないナイチンゲール光


何もないその内部へと私は出かけ ...
胃に優しいとか
目に優しいとか
肌に優しいとか
地球に優しいとか
特定部位には優しいのに
わたしには 誰も 何も 優しくしてはくれなくて
バファリンの半分は優しさでできていますとか
お金 ...
最近、ライト・ヴァースや大野 新という詩人に興味があり、調べたりしたのですが、本が図書館にあまりないので、その二つの言葉でひっかかった天野 忠の詩集を借りました。

ところで、ライト・ヴァースって ...
無数の魂が

空へと昇って行くのが見えた

今日もいくつもの命の灯が

そっと消され

帰るべき場所へと帰っていく


そして同時に

無数の魂が

空から舞い降りてくる ...
僕の心のどこかに

ぽっかりと穴が開いたままになっていて

それはまるでブラックホールみたいに

さまざまなものを吸い込んで

闇に消し去ってしまうみたいで

だからなんだか

...
諦めているのは
おまえだけだぜ
俺はまだまだ
燃えたりないんだ

だって全然
ダメじゃない
なんて言うなよ
これでも
俺は発火寸前なんだ

枯れ木に
火をつけてくれ
枯れ木に ...
スキナーボックスという
単語を明日までに覚える

誰からも好かれないし誰も好きじゃない
好きじゃない
すきじゃない
すき ない
すき な
スキナーボックス

塩は立方体だと知らず
...
人の善し悪しってのは
すぐに「キライ」って言う
そんな単純なことじゃ
わかんないんだよ
自分に都合のいい人が
いい人じゃないんだよ
親や友達じゃないから
そんな無責任なこと
平気で言え ...
印欧祖語は滅亡済みです
子々孫々のそれはこれからですが

船という言葉を持ち
どこか大きな湖か川か
とにかく海ではない水のほとりから

雪という言葉を持ち
白いものが舞う中を、覆う大地 ...
光を切り裂いたカーテンの色は青く
寝癖はやっかい、目が腫れぼったい
母親が漕ぐ自転車の後ろにしがみつく派手なズボンの幼稚園児が
男の子なのか女の子なのか判別できない
それを何気なく追い越してみ ...
カワイー

長音符をつまんで
口に運ぶ

ツルルン

艶っぽい弾力に
歯を立てる

ジュワン

甘酸っぱい歓声が
舌を震わす

オイシイ。

ふくよかな句点を
唇をすぼめて

吹き飛ばす

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
愛が笑うミツバチ自由詩10*10/7/3 18:16
乱太郎自由詩10*10/7/3 17:53
エセエッセー光井 新散文(批評...210/7/3 17:27
祈り吉岡ペペロ自由詩810/7/3 17:27
永遠風音携帯写真+...410/7/3 17:11
「オヤスミナサイ」ryou自由詩210/7/3 15:47
文通長岡瞬自由詩210/7/3 15:46
告白かんな自由詩1*10/7/3 14:28
都市風景(81〜100)草野春心自由詩1*10/7/3 14:15
修善寺狂想殿岡秀秋自由詩510/7/3 10:35
42.195km結城 希自由詩0*10/7/3 9:44
明日があるから自由詩3*10/7/3 9:13
行軍寒雪自由詩010/7/3 8:08
な・ま・え森の猫自由詩3*10/7/3 6:38
4時はるな川柳210/7/3 3:11
ずっと結城 希自由詩0*10/7/3 2:31
男女セガール、ご...自由詩410/7/3 1:59
落涙自由詩210/7/3 1:58
逢瀬自由詩110/7/3 1:57
10言番田 俳句110/7/3 1:46
今日から決めた池田実緒自由詩510/7/3 1:09
借りた詩集 天野 忠詩集ふるる散文(批評...11*10/7/3 0:05
喪失と再生ヒロシ自由詩010/7/2 23:52
ブラックホール自由詩010/7/2 23:48
枯れ木に火をつけて花形新次自由詩1*10/7/2 23:45
誰からも好かれないし誰も好きじゃないa自由詩110/7/2 23:23
そんなことばっかり蒼木りん自由詩3+10/7/2 23:20
滅亡済み印欧祖語の適応放散と無効拡散海里自由詩210/7/2 23:10
梅雨に咲く花のように中原 那由多自由詩610/7/2 22:56
サクランボnonya携帯写真+...11*10/7/2 22:44

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