考えもしないまま外に出かけると、軒先にそのまま戻ってきた。私だけが孤独な人間なのかも知れないと思った。ああ楽しめることなどないのだろう。憂鬱なのだと思いこまされている道を仰げば、日曜日は人が行き交って ...
私はいつも考える
夕闇として読み進む 私は
私は私を読み進めさせられていたのかもしれない
言葉を 私は 本の 主人公として
誰一人知らない 日記を
私が読むとき 君は元気で暮らしていたの ...
F1モナコグランプリを見つめている
レースが始まると一斉に
相似のコースどりをうねらせて
バトルの河がながれだす
胸のつかえをとるには
F1の精密なバトルを見つめるに限る ...
スーパーにいくと
果物ばかり買ってくる
もう一人
いるみたいに
声はしないのに
それはたしかに
+
骨をのこして
魚はいってしまった
これが最後です
...
黒紅色の空が
私に重たく圧し掛かるのだよ
ああ
誰か、誰でも良いんだよ
小さい針穴でも開けてはくれないかい
もう私は
手足さえ動かせない
動けば絡み付くようなタール
...
待つことは得意で
この部屋に漂うちいさな粒たちを見つめている
名も知らぬ六等星のような
ささやかな薫りでこの額を満たし
右足の小指が凍り付く夜には
息を吸う度に、
わたしの声帯を傷付け ...
買いたい物はもうない
必要なものはもう全て揃ってる
マンションはワンルーム
冬の寒さに震えることもない
車は国産の軽自動車
ちゃんと走る
携帯、パソコン、デジカメ、冷蔵庫
テ ...
もの憂いのには もう飽きた
あかるいうたを 謳いたい
夜明けのまえが なお暗い
とはいえ わたしは しっている
こごったような 濃紺の
ぴちりとパ ...
下降していくカラスが
田んぼの土手を
はいあがる虫を食べている
田植えの前に掘りおこされ
苗が植わるように綺麗にならされる土
地中から 土と共に掘り起こされた虫が
待ち構え ...
山麓 冷たく 響く
小川の せせらぎ 凍らせる 鳴声
霞んで 透けた 紫 朝の大気
止まない 一律の 音を含んだ 風の波
湧いて弾ける音符 空気の震動
漣打つ 潤んだ瞳孔 覆う 生臭 ...
あたし
もうわすれはじめている
あなたのこと
おもいだすのは
決まって夜の淵
塞げないままの場所
まだひんやりとして
居心地がいいの?
とうになくしたゆびを
いたずらにほしがって
...
この光に
届くためにこの光になろう
この光に届くには
この光になればいい
この光になるには
じぶん本位ではだめだ
この光本位でなければだめだ
この光ならどうするのか
この光と対話しなが ...
一人では 広すぎるベッドの上で 孤独を隠し 丸まって寝る
眠る前に本を開けば 私のベッドは 物語りで溢れて
夜空の星を 一つずつ解いて 僕は見知らぬ場所へ旅に出る
...
男同士でなれあうと気持ち悪い
というメールを送ったら
関係が断絶したので
真の友人で無かったとわかった
偽者だった
多分重大なときにうらぎるから
先にあぶりだせてよかった
偽者だと
笑いを取る
それとも
料理を取る?
カッコよりも
中身だよ
虚より実
花より団子
中身のない
腰パンめ!
Oh,今宵 金星の真下に三日月が!
何と申しましょう
トルコの国旗を縦にして いえいえ
モーリタニアの国旗を藍で染めたよう
ちょっとした回教徒気分にございます
その贅沢な、可憐な様をどう ...
楽しく生きよう
笑って生きよう
伝えて生きよう
話して生きよう
男は攻撃
攻めて攻めて
攻めまくれ
怯まず進め
正しい道を歩め
自信を持って進め
自分が好きになる
歯を食 ...
疲れ果てた太陽が垂れ落ちる
代役の月は殺伐とした太古の鏡
さて 頭の中で響いてる掘削機の空回りを
加速させるとしようか
萎みかけた太陽が 最期の一瞬きで
永久凍土を水浸しにす ...
夢を超えろ
幻想を超えろ
遠き雷の震えより
山を裂き
川を砕く
古(いにしえ)の言葉あり
お前を打つ
俺を刺す
世界を奪え
大地 ...
{引用=
きみの吸う 酸素にさえも憎しみを 覚えた朝に鍵をかけます。
珈琲と本と煙草とキスだけで 育ててあげる。( it's happiness .)
純情がいない世界は ...
今この瞬間が
期日ででもあるかのように
それは炎のような境涯だ
胸を痛めひとりでかかえこむ
正しいことが絶対でもない世の中で
こんなことはごく当たり前のストレスだ
...
ぽつりと兎
いびつなシルエット
雨水をくり貫いた一昨日から
恥ずかしい思いばかり
潰れた旅館の瓦礫をくべたのは
あのショベル あれが
やったんです
暗がりの冷たい埃や
月下 ...
今日は一日穏やかに過ごします
妻との口論はもううんざりです
今日は一日穏やかに過ごします
停滞する梅雨前線
発情期の猫の鳴き声
喉の渇き
包丁研がなきゃね
のこぎりの錆びも落とさ ...
魂を
込めてあんたに
火をともす
心でもいい
体でもいい
晴天のいきわたる青空に 地を這う家鴨の不自由さ
遠くに聳える 希望の山が見えている
逃げ出したい願望とは裏腹に 世間の歯車へ突き落とす
誰を頼って生きるのも できないことと知りつ ...
道を歩いていて 石を踏んだ
ケロケロと音がした
石の下には蛙はいない
私の靴下の中にも蛙はいない
未だケロケロと屁をこいたこともない
が
ケロケロと
石か
やはり石が鳴 ...
女の声は殆どが水で出来ている
舐めとればそれはひどく甘ったるくて
お祭りの屋台で食べた綿菓子みたいに
口がべとべとになってしまうんだ
男の声は殆どが煙で出来ている
吸 ...
ふわふわと大人になって
ざくざくと大人ぶる日々
涙こぼれそうな時も笑って
どん底に落ちたってエネルギー充電
それでこそ大人だ
僕は一人ぼっち、胸を張る
春の風を背中に受けな ...
なにかが息をひそめて
脳髄の暗がりで
いかさまな計画を練ってる
刻々と過ぎてゆく時間
連続する健忘症が
まともに錯覚させてるみたいで
伸ばした脚の指先のあたりから
身体 ...
片足立ちのフラミンゴは
あんなに綺麗に直立不動
両足を使って立ったって
私の世界は揺れている。
にゃあ、と泣く猫の声に誘われて
軒下を覗けば
逃げ遅れた春が
六つの目玉で睨んでくる。 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の現実
番田
自由詩
0
10/5/17 0:14
本と私
〃
自由詩
1
10/5/17 0:13
新しい象徴
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/5/17 0:01
呼び名
小川 葉
自由詩
4*
10/5/16 23:51
黒紅色の
いのせんと
自由詩
0
10/5/16 23:46
明星
あぐり
自由詩
5*
10/5/16 23:11
資本主義の終焉
ネット詩の悪...
自由詩
4
10/5/16 23:04
意志を表明する
笠原 ちひろ
自由詩
11*
10/5/16 22:57
土と虫
砂木
自由詩
15*
10/5/16 22:49
The Return of Pan / ****'04
小野 一縷
自由詩
7*
10/5/16 22:22
夜舟
杳
自由詩
1
10/5/16 22:13
翌檜の唄
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
10/5/16 22:04
ベッド
ミツバチ
短歌
5*
10/5/16 22:00
偽者だった
a
自由詩
1
10/5/16 21:57
飢えた狼
ペポパンプ
自由詩
3*
10/5/16 21:39
お今晩は!
salco
自由詩
7+*
10/5/16 21:24
テメー男だろ!
ペポパンプ
自由詩
4*
10/5/16 21:21
編曲0527 / ****'91
小野 一縷
自由詩
3*
10/5/16 21:15
自在
蒲生万寿
自由詩
1*
10/5/16 21:11
鳥籠
あぐり
短歌
7*
10/5/16 21:06
炎の境涯
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/5/16 20:50
よるにいない
しべ
自由詩
3
10/5/16 20:22
嵐の前の静けさ
冬野 凪
自由詩
2*
10/5/16 19:34
生きてゆくために
TAT
短歌
2*
10/5/16 19:32
醜い家鴨
yoyo
自由詩
1
10/5/16 19:17
かえるのうた
八男(はちお...
自由詩
2
10/5/16 19:06
声の実験
あ。
自由詩
22*
10/5/16 17:28
日曜の花
こうすけ
自由詩
2
10/5/16 17:07
不成仏霊、今日も見果てぬ河岸を
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
10/5/16 16:50
さようならと見送った季節に
亜樹
自由詩
2
10/5/16 16:34
3928
3929
3930
3931
3932
3933
3934
3935
3936
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
3946
3947
3948
3949
3950
3951
3952
3953
3954
3955
3956
3957
3958
3959
3960
3961
3962
3963
3964
3965
3966
3967
3968
8.35sec.