ところで自分は女性と一緒に川沿いの茶店で団子を食べたり
丘の上の風車を見に行って四つ葉のクローバーを探したり
するはずでしたが いつまでも実現しないので
最近はもう誰でもいいような気がしま ...
お前のハートの鍵をくれ
















...
起きるのに
ちからはいらない

仮想と現実のライラック
ひろがりさざなみあう窓辺で
けだるさふくらむカーテンとすこしの
日のひかり

笑い声が怖い
と生まれる七つのせかい
親切が痛 ...
石のなかから硝子をひろう
いつのまにか消えている
手のひらに残る かたち
ふちどり


こきざみな夢
菓子の弦
水は灯のそば
傷と波と壁


語りあいな ...
私の住む町を
夕焼けが染める
黄金色に

稲穂が熟して膨れる
ご飯の暖かさに
黄金色であった
幼子であったときの日々のように
大地よ
私はあなたに感謝する

鳥は私を呼ぶ
瑠璃 ...
手首に息を撲ち込んで
はじける銀を見つめている
筆を横に置く
いつか縦に馳せ
いつか 縦に笑む



















...
もしあの時
君に出会っていなかったら
もしあの日
君をこの視界に捕らえていなかったら
もしも……
君と僕が同一次元に存在しなかったら
こんなにも
思い悩む事は無かったのだろうか?
こんなにも
胸が締め ...
壊れた時計をいくつか
この部屋に飼っているので
どうやら時空にちょっとした罅が入ってしまったらしい
ふいに宙の思いがけないところから
時ならぬクロッカスの花が咲いたり
誰のものとも知れぬ指た ...
 生まれたばかり――
 あまりにもまぶしかったので
 まぶしい と
 叫んだはずなのだったが

 揺籃期――
 プロレタリア文学だと称する
 ひなびた小説を口に入れるが
 不味くて ...
風に吹かれた風船は
ゆらりゆらゆら
中空に ゆらりゆらゆら
浮かんでいる。
そのまま天に向かうのか
それとも萎んで地を這うか

風に吹かれた風船は
幼いころの夢に似て
ゆらりゆらゆら ...
あなたとなら、よなかの吉野家にだって行ける
だって、誰がいてもいなくても関係ないから
あなたとなら、地球の反対側くらい遠く離れていても

遠くで「キーン」という打球音が聞こえる
真夏のグラン ...
しずかな森から手紙がとどき


くもったはいになつかしいにおいがはいりこむ



寝ながらYouTubeケルンコンサート


キースジャレットのピアノは



せきをとめ





「いきかえって ...
地球儀回せ

見かけの宇宙
コンパスで描け

色鉛筆すり減らし
世界地図は燃やせるゴミの日に

空想科学
夢の中で輝き増した
氷水に浸かった気分
痛いのさえ平気になった

「冷たい人ね」と言うけれど
君が温か過ぎるだけだって

素っ気ない態度

いつしか冷め切った
名前を呼んだ
彼女が振り向いた
親しくもないのに
寂しくもないのに
もう会えない気になって
名前を呼んでいた
しましま
綺麗なコントラスト、

だけどけして
混じれない
悲しいほどに
絶対的な隔絶
あなたの『あ』の発声と
わたしのそれが違うように。

点と点ならどんなにかいいのに
線と ...
いじめられたら逃げればいい
自分の好きなところに逃げればいい

いじめられっこだったわたしが
いつも逃げてた場所は図書室

「いじめられてもがんばろう」

と、思える本に出会えたとき
...
泣こうとしたら雨がふった
つんとした鼻で雨をみていた
灰色の空は私を受け入れているような
拒絶しているような
知らん顔のような
私と並行なままで

このままどこまでも
いけば知らない土 ...
夏の名残が残していった
焼け付いた風の香りが
鼻の奥からいなくなっていく頃
確かに消えてしまった人たちを
口から生み出す棘で
返す返す突き刺し続ける
酷薄な笑いのシルエット

...
夜空から剥離した星明かり
星騒に眠られぬ夜


人知れずやってくる 孤独は、
ただ一人でいることでも
まして、理解されずにいることでもないのです


それは、答を待ちわびるということ ...
    ◇
   ◇
  ◇
 ◇      ◇
    ◇
  ◇
 ◇
  .
ひとはことばを作りことばはことばを生みだしことばはひとに還る。
ひとはひとを求めうでをのばしせすじをのばし爪を立てるひとはひとを求め目で誘いしがみつきかじりつくひとはひとを求め唇は唇を求め ...
 
 
そらに
くもがうかんでいる

いつかのきゅうじつにみた
あのくもと
おなじようにみえるけど
あれはあれで
しごとをしているのだ

いつまでも
くもでいられるように
い ...
小鳥の鳴き声がする

見上げれば二羽の鶺鴒が飛んできて
曇り空に
僕は 桜の枝の葉を柿の木と見間違えた 。

こうして河原をひとり歩いていると
マイケル
きみのうたが胸にしみ ...
光は輝く 夢の中で
私の虚無を 眠り続ける
人々の意味を 思い続ける


音楽を奏でる
お前になる


夢の果てに 明日はあると
立ち止まった 私の彼方に
不安など ページに ...
なみだに暮れていた

ずうっと眠っていた

赤いパジャマはおとうさんがくれた

おめめが腫れていた

じぶんを責めていた

ぬいぐるみがお母さんに似ていた

だれかに必要とされ ...
ひとは あいをもとめるものは あいでくるしみ

財をもとめてた ものは財でくるしむ 


また しあわせにもなれる

それは 一瞬の表裏だ

きずくのは死闘

破壊は・・ ...
あなたの夜風をもらいたい

ぼくの夜風をもらってほしい

それを交換するように

ぼくらはあの部屋に帰ります


ぼくらはふたりでひとつではなかった

ふたりでやっとひとりになれ ...
君が生殖本能からくるアプローチを好むのは
機能を満たしたいという欲求からで
私の子宮はそれを受け入れようと氾濫するので
剥がれ落ちまいと壁を厚くしている
そのせいでここ半年間は不調に悩まされ
...
祈り捧げる
オリオンの夜に

わたしはあなたの首輪となりましょう

締め付けて
もっときつく

わたしの憂欝は
すでに蛇のようにわたしに絡まり
両手を合わせるのさえ
まるで機 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ドノカリド ママナュツa自由詩210/10/21 21:28
ハートの鍵/上島竜兵/ジークフリート/鍵っ子TAT自由詩3*10/10/21 21:26
くぐる乾 加津也自由詩8+*10/10/21 21:16
夜と白木立 悟自由詩610/10/21 21:07
いつまで感じれるだろうか一 二自由詩110/10/21 21:03
ノート(47Y.10・17)木立 悟自由詩210/10/21 21:03
[i]and[f]詩月自由詩0*10/10/21 20:53
出現者たち塔野夏子自由詩13*10/10/21 20:30
軽妙なるクロニクル豊島ケイトウ自由詩14*10/10/21 16:32
ゆめ風船ー風船3……とある蛙自由詩7*10/10/21 16:29
牛丼服部聖一自由詩010/10/21 16:05
センチメンタルうさぎ阿ト理恵自由詩4*10/10/21 15:03
ニューワールド秋助自由詩110/10/21 13:39
音のない部屋自由詩110/10/21 13:38
五月の空自由詩110/10/21 13:36
しましま夕凪ここあ自由詩310/10/21 13:20
いじめられたら逃げればいい壺内モモ子自由詩410/10/21 12:47
涙雨朧月自由詩110/10/21 9:16
審判寒雪自由詩010/10/21 7:49
Whale song月乃助自由詩12*10/10/21 6:48
風景 思い出 1えりくさちえ...自由詩510/10/21 4:07
海洋生物Giton自由詩010/10/21 3:02
理由小川 葉自由詩110/10/21 2:44
One day In Your Lifeアラガイs自由詩1*10/10/21 2:30
夜の時番田 自由詩310/10/21 2:07
こんど会ったら吉岡ペペロ自由詩210/10/21 1:27
もとめるもの森の猫自由詩1*10/10/21 1:21
あの部屋に帰ります吉岡ペペロ自由詩310/10/21 1:04
あてのない生殖西日 茜自由詩3*10/10/21 0:37
首輪乱太郎自由詩15*10/10/20 23:44

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加筆訂正:
ゆめ風船ー風船3/……とある蛙[10/10/21 16:39]
誤字発見!
4.64sec.