薬局のカエルは
店先に置かれたその日から
休むことなく
この街を見守ってきた
少女が殺されたよるも
カエルはその目に
犯人の顔を焼き付けていた
なのにカエルは
警察にも、
遺族に ...
真白の時を経て、
空想の時を埋める。
抑圧された神経は 昂りを知り尽くし
抑圧された感情は 未だ 限界を識らぬ
今、己がすべきことを分からぬまま
檻から一歩も出ることはない。
...
めぐりながら彼女はじぶんの声を聞いていた
欲しいものはそこにあるのだろうか
ぼくはどきどきしながら周りをうろついた
そこにあるすべてが彼女を祝福していた
それを彼女はたぶん ...
ブーツを仕分ける
仕分けまくる
「ブーツの仕分けに関する判断基準」(抄)
第三条 良いブーツ(以下「良いブーツ」という。)は天国を歩ける
ブーツとする。
2 ...
ラーメン屋さんで
たたんだじめん
たんたんめんの見間違い
ぱっとひろげて春の花
ぱっと広げて雪景色
夏草野原や
紅葉の道や
地面が少なくなりました
街にほとんどなくなりまし ...
冬の晴れた日だった
青空が眩しくて
君と並んで歩くだけで
ほら
もうドキドキしてる
学生で溢れるキャンパス
でも二人しかいないようで
僕は寒いのにコーラなんか飲んで
ドキド ...
もうだいぶ
寒くないだろうか
と
青空に
その返事は
要らない
背中を丸めるのも
ふりかえるのもいつも
僕のほうで
そこが
暖かいことも知っている
南へ ...
ほらほら そんな
無駄なことは
やめておしまいなさいな
いつ現れるか
わからないのでしょう?
みつめるだけで 叶うなんて
誰がいったのかしら
...
ひとみを閉じていればいい
こころを閉じていればいい
電車が通過する前の
空気と地面の振動が ...
起きたと同時に
もう嫌 と呟く癖が治らない
今日はからっと晴れていい天気だ
寒いけど
風邪をひいてマスクして 鏡見て
プロレスラーみたいだなって わけわかんないこと言って
...
夢をあきらめるな
なんてしたり顔で言ったりはしない
追いかけても追いかけても
手の届かないシャボン玉のように
つかんだら壊れて消える
夢はいつか覚めるもの
現実を突きつけられること ...
今は叩きません その扉を
薄暗い小さな部屋の中のあなたは 小刻みに震えて
冷たく感じる北風は 本当は優しくて
到来する 大切な瞬間【とき】を運ぶことを知りながら
まだ来ぬ ...
ある人にとってのわすれな草は
かすみ草
ある人にとってのわすれな草は
シロツメ草
わすれな草の本当の姿を
ひとは あとから 知るのかな
ワスレナ草って
忘れられるのか ...
どんな人にも子守唄が取り巻いている
毛穴の一つひとつから歌がこぼれて
体の周りに薄い膜を作るのだった
愛する人の体に進入しても
私は膜の外側にやはり弾かれてしまって
一生懸命に聞こえてく ...
みんな思ってたのか
あは、そうかそうか。
みんな思っていたのか
自分ひとりだけかとおもってた
なんだ
みんなおもっていたのか
さんさん輝くたいようさん
たいようさんが照らしてる
みどりを色濃く繁らせたり
つきの光になってもみたり
なつかしいから好きなんだ
さんさんさんさんお誕生日
今日 ...
部屋は 黒色
一人 眠る
今日も 考えている
私の こだわりを
私の 胃腸から
夜は輝いている
君に帰る
昨日に抜け出ていく
君の中身を
君の憂鬱で
夜など 曇っている
一人 行こう
今日も ...
おてての小さなおんなのこは神様との約束をよく守った
だからおんなのこはいつも忙しかった
神様いがいの約束はたまに守れないこともあった
おんなのこはそのことでじぶんを責めることがあった ...
人を怒らせるのも1つの才能です
成績の面でも写真で見ても何一つ遜色は無いのですが
彼女のいる所で突然誰かが怒り出すことがあります
それも尋常ではない速度で怒りが爆発するので
前兆も何もないまま ...
逆光ぎらつく
海面に
打ち込んだはずの
浮き見つめ
覚悟
きめたか
夕まずめ
コマセの残量
あと僅か
覚悟を決めた
夕まずめ
ラインは走った
響き渡る
逆回転音
弧 ...
今から書こう
とおもっているとき
なるべくほかの文字が目にはいらないようにする
靴下は左からはく
熱いものを食べるまえに
まずその熱さにびっくりする想像をしてから口にはこぶ
ピアスは許 ...
語らない
石のメアドを
知った
赤外線で
返ってきたとき
ぼくは
ぼくじしんのさみしさにつきあたり
冷蔵庫を閉じて
こたつにもぐりこむ
石の
メールアドレスは
six w ...
ばかはいいぞ ばかはいいぞ ばかは花見でいいぞ ばかは海水浴でいいぞ ばかは紅葉でいいぞ ばかは雪見でいいぞ ばかは吉祥寺でいいぞ ばかは池袋でいいぞ ばかは西所沢でいいぞ ばかは石神井公園でいいぞ ...
木は枯れてるし
雨は降ってる
地はぬかるんで
獣の気配は無い
命は失われ
世界は失われる
そして
始まるのだ
負の地平から
混沌を導いて
そうして
君とも
仲良くなれる
私と ...
浜辺に崩れかかった民宿が一軒とりのこされていて
ひやけた壁のうえを暗灰色のツタが何十本もからみつくようにして這いまわっている
看板に書かれていた文字はとけたチョコレートのようにぼやけ
まっ ...
息子にヘルペスを伝えた物語を母は知らず
娘にアナルセックスを教えた夜を父は知らない
親ほど騙され、裏切られる人間はいない
騙し、裏切る事こそが子の成長の綱領だから
家族とはまことに不思議な ...
恢
きくところでは
りっしんべんは心をあらわす
筆づかいはひととなりをあらわす
書の道のたしなみがあれば
ときをしずめて
おもむくままに
かすれも太く
しゅうしゅうと
...
罪な奴さ Ah Pathetic
ミニの奥の闇
どうやら俺の負けだぜ
チャック下ろそう
夏の日の車内なんて
無法地帯と笑いながら
パンティに手を伸ばす
汗をかいたお股が
仕事終わり ...
証になるために
ぼくは海を飲み込んだ
そして泳ぐのは
かなしみ
あの眩しいひかり
愛してる、愛してない...
吐き気と嫌悪
左腕
あおいで薄紅をたおれこんだあなたの
その首筋の白いことよ
はらり落ちる桜がまたあの日のようにつめたければいいのに
ほおにうでにゆびさきにべっとりとついた雨をあらい流して
春の香がよんで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一番星
アズアミ
自由詩
3*
10/12/11 16:33
妄想
水穏(みおん...
自由詩
1*
10/12/11 16:23
祝福
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/12/11 15:39
ブーツ仕分け
たもつ
自由詩
2
10/12/11 15:09
たたんだじめん
小池房枝
自由詩
5
10/12/11 13:59
…のつもりで
うずら豆
自由詩
2*
10/12/11 12:44
北へ
AB(なかほ...
自由詩
2
10/12/11 12:42
流れ星
一酸化炭素
自由詩
1*
10/12/11 12:10
線路沿いの春の日に
鵜飼千代子
自由詩
17*
10/12/11 11:05
土曜の朝
八男(はちお...
自由詩
2
10/12/11 9:20
あきらめるな
寒雪
自由詩
1
10/12/11 8:57
A delicate white wolf ----- 繊細 ...
tomoya...
自由詩
2*
10/12/11 8:12
ワスレナ草
佐和
自由詩
3
10/12/11 5:55
輪唱
うめぜき
自由詩
0*
10/12/11 4:51
あんど ひらけて
佐和
自由詩
1
10/12/11 4:32
お誕生日おめでとう
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/12/11 2:34
君に、指先を告げた、私
番田
携帯写真+...
3
10/12/11 2:32
神様との約束
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/12/11 2:30
陪席する触媒
木屋 亞万
自由詩
1*
10/12/11 2:14
防波堤にて黒鯛を狙う
北村 守通
自由詩
0
10/12/11 1:41
花火ちゃん
せかいのせな...
自由詩
2
10/12/11 1:10
メアド
はだいろ
自由詩
4
10/12/11 0:41
♪ばかはいいぞ
阿ト理恵
自由詩
6*
10/12/11 0:38
eddy
Oz
自由詩
0
10/12/11 0:38
高浜
せかいのせな...
自由詩
7
10/12/11 0:11
家族ひじり
salco
自由詩
3*
10/12/10 23:55
筆づかい
乾 加津也
自由詩
6*
10/12/10 23:55
痴漢よ止まれ
花形新次
自由詩
2*
10/12/10 23:09
細胞
杳
自由詩
0
10/12/10 22:58
春のような夜
マナ
自由詩
1
10/12/10 22:51
3704
3705
3706
3707
3708
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3712
3713
3714
3715
3716
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3721
3722
3723
3724
3725
3726
3727
3728
3729
3730
3731
3732
3733
3734
3735
3736
3737
3738
3739
3740
3741
3742
3743
3744
6.33sec.