バス停の上に
誰かが置き忘れた写真のような
最後の夏空が広がっていた
空の青は澄んだ水色
まるで海の子
雲はこねた白いパン生地のよう
見えない硝子板に等間隔で並べられ
底が平ら ...
ひび
なくなり
ひび
よくなり
こしまでのびた
かみ
じょきん
かみ
切ったぶん
カミングホーム
無力だから、泣く、泣く
無力を感じて泣く、泣く
何も出来なくて出来ることもなく泣くのです
ただただ溢れる涙を
苦しみ
ぬぐって
泣く
今日よりまっすぐに生きれますように
想 ...
鬼は五稜郭を目指す
パイプオルガンのバッハ
小フーガ ト短調
...
ガシャガシャと
氷注いで
ごくごくと
酒を飛ばして
今日が始まる
愛しい沈黙の最中
それは突如 利己心を振りかざした
真昼の無重力室で
それは機械的に弄り続ける
かけられる言葉は
どれをとっても
私に宛てられてはいなかったし
拒否権をほのめかさ ...
細くても勁(つよ)い芯に
四枚の葉が大きく広がっている
四つ葉のクローバーの形は調和と安定の象徴
故か
かつて飛行機のすべてにプロペラがついていたころ
最終的に四枚羽が理想とされ
それ以外 ...
それはまるで鉄条網のまえで
雨にうたれる哀切なる群衆のようだった
おまえとキスをして
おたがい探しまわって
ふたりして群衆を見つめていた
哀切./i
それがまるで鉄 ...
子犬の小太郎を
弟が散歩に連れて行き
人を噛ませてしまった。
それ以来弟は噛ませた事は
なかった。
小さい弟には屈辱的だった。
輪ゴムのパチンコで
弟の目を失明させて
しまった ...
影の尾を掴み
痴呆する夕方
ぬるい病みの連続と
意識下の模索の交錯
爪を噛みちぎりながら
肉食の夢に
ひとしきり溺れた刹那
見下ろした欠片は
一滴の血液を滲ませることもなく ...
どんなに雨が降っても。
どんなに雲が広がっても。
必ず、どこかに青空あるよ。
大すき
って気持ちだけで生きていたいよ
嫌うのも妬むのも恨むのも嫌いさ
だって向いてないみたいなんだ
どんなに憎いと思ってもほら、
もう忘れてる
まじめな人は辛いのだろう
だけど ...
あきらめることを覚えたら
なんだか世界が優しくなった
へらへら笑って受け流すことを覚えたら
怒る人もいたけど
なんだか生きるのが楽になった
だけど、たぶん
同時に何かを失った
たくさん青く
たくさんまぶしい
なのに幸せということではない
とあなたがいう
冬 なのかもしれない
風はやはり厳しく
光り満ちていても
歩く足 多く
両の腕 振られる公園で
...
かつて、私の泣き声の
代わりに歌ってくれた小さな川
その横を闊歩する
今の私の泣き声は
私の子宮にうずまいているから
軽やかに
川縁を散歩することが
できる
水の流れる音
さらさ ...
2004/03/04(Thu) 19:50 投与物質無し
詩とアフォリズムとの架け橋 その過程であること
今回に於いては ただ実験自体であること
その未完へ向けての 矢の飛行であること ...
花も実もある人生
どちらかひとつ選べというなら
ぼくはたぶん実のほうをとるだろう
それは考え方なのか
感受性なのか
それとも宗教なのかはわからない
サミュエル・ウルマンには悪いけど
ひ ...
年二回の定期刊行物である其れが
冷たい丸い石に寝ている猫のようにひっそりと届いていた
其れは小さな宇宙
僕の掌の中で命が明滅する
ゆぐどらしぐ
ヴぇずるふぇるにるに逢ったのもこ ...
おお、そうか、薔薇か、薔薇を育ててみたいのか、
彼らはそう言ってとても喜んだ
それなら、この本を読みなさい、とくにここは口に出して何度も読みなさい、
彼らはそう言って励ましてくれた
...
行方満ちる目
未明ひとつ触れ
踊りかなしく
ひと呑みひと呑みが
耳につもり
うなじを下り
冬の馬が削る
原 崖 丘
かけらを ふりほどいて
...
ひがな一日
猫のように
ぼうっとして
まどろんでいる
あたし
たまぁに
さくさくと
動く
ふっと
感じる
脳のどこかで
きらっとひかる
何か
すると
...
今日買ったばかりの枕が
突然海になる
髪が濡れて痛む
航行中の大型の帆船が
三半規管を横断する
交番の裏側をパトロールしている
詐欺師だった父は
水を泳ぐことができな ...
忙しい作家みたいに
見えない締め切りに追われてさ
渋谷の人ごみ追い越して
ひとりぼっちのおいかけっこ
横断歩道を
渡る
手を挙げた老人の
律儀な背中にしょった
いくつもの
ストーリー ...
いつもそっと寄り添っていた君
無口だったけど
精一杯の優しさだったんだね
君が去って思ったよ
僕は酸素の足りない金魚鉢の金魚さ
見苦しくアップアップしているよ
独りじゃ生きてゆけな ...
不満だ不満だと
愚痴をもらすあなたと
同じくらい
周りの人が
不満を抱えてる
そう考えたことはありませんか
抱えている不満は
あなたのものではない
かもしれない
泥が流れる
下流へと流れる
底へ溜まり 澱み始める
蒸留され さらに濃く深くなる
気づいたときには 頭まで埋まっていた
見上げると そこには澱みのない
美しい水が溜まっていた
...
わたしがみてるせかいは
サンプルだ
たくさんのサンプルをみて
えらぶのだ
ひとつだけの
わたしのサンプルを
だれかのためによういされた
サンプルをすてて
...
終わりの果てだと 葉っぱのふち
緑の雲を浮かべた陽気
体を掠めて靴の先で紐をとく
小さな精密が一生懸命
育てた木は また残る
根元に散らばる慈しみと親愛が
腐りはて かさかさに乾い ...
陽が射してきた
ジメジメした心の片隅に
気色悪いカマドウマを
光の矢で刺し殺せ
奴は生きる気持ちを
食い荒らすから
陽の光
君の言葉
手の温もり
暗く湿った心の片隅
...
アルバムをひらくと
わたしがいる
みんな
わたしだとおもって
いまもどこかで
わたしだっただれかが
わたしをおもいだして
わたしをみている
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カメラチック・ワーズ # - 最後の夏空
佐倉 潮
自由詩
2
10/11/3 22:55
ひび
阿ト理恵
自由詩
1*
10/11/3 22:22
坂道なトンネルから
まきちぇり
自由詩
0
10/11/3 21:53
国道2号線に捧ぐ
TAT
自由詩
2*
10/11/3 21:36
新しい朝が来た希望の朝だ
〃
短歌
3*
10/11/3 20:57
じゅんけつ
モリー
自由詩
2
10/11/3 20:43
四つ葉のクローバー
yumeky...
自由詩
2*
10/11/3 20:43
哀切./I
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/11/3 19:21
故意か過失か
ペポパンプ
自由詩
6*
10/11/3 18:26
メモリアル
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
10/11/3 17:38
ちいさな青空。
狠志
携帯写真+...
1
10/11/3 17:31
!
ゆず
自由詩
1
10/11/3 15:12
?
〃
自由詩
1*
10/11/3 15:09
公園
朧月
自由詩
1
10/11/3 15:08
川縁にて
ナカツカユウ...
自由詩
9*
10/11/3 14:22
臨床詩作法 / ****'04
小野 一縷
自由詩
3*
10/11/3 13:37
花か実か
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
10/11/3 13:30
春秋分点
透明な魚
自由詩
2
10/11/3 12:33
花の教え
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/11/3 12:13
午視
木立 悟
自由詩
7
10/11/3 10:09
もうひとりのあたし
森の猫
自由詩
4*
10/11/3 9:48
レシート
たもつ
自由詩
3
10/11/3 8:38
おぎくぼ
アズアミ
自由詩
6*
10/11/3 8:07
腐水
うずら豆
自由詩
2*
10/11/3 7:35
不満
寒雪
自由詩
1
10/11/3 7:13
泥が流れる
紀田柴昌
自由詩
1*
10/11/3 6:04
サンプル
小川 葉
自由詩
2
10/11/3 5:43
木漏れ日
砂木
自由詩
16*
10/11/3 5:27
光あれ
うずら豆
自由詩
3*
10/11/3 4:52
アルバム
小川 葉
自由詩
2
10/11/3 3:53
3702
3703
3704
3705
3706
3707
3708
3709
3710
3711
3712
3713
3714
3715
3716
3717
3718
3719
3720
3721
3722
3723
3724
3725
3726
3727
3728
3729
3730
3731
3732
3733
3734
3735
3736
3737
3738
3739
3740
3741
3742
6.71sec.