生きる事イコールそれは痛む事ひとりぼっちで苦しむ事だ
父親だけではないのです
自分との繋がりを
こころのどこかで疑ってしまうのは
「おかあさんのおなかから
あなたはうまれたのよ」
あたたかい腕に抱かれながらそう聞くと
母親と自分の繋がりを ...
この糸の先に繋がるのは、君?
それとも
貴方?
手繰り寄せても、見えないの
愛しのひと
教えて? かみさま。
温められた皿が食卓に置かれている
「私を彩って。そして汚して…。」と
上気した白さで語りかけてくる
アンティパストでは物足りないと言いたげな光沢で
ゆるやかなフォルムの輪郭を際立たせている
...
薄く雲を伸ばした空
遠く無垢な空
一塵の風が 木の葉を舞い上げて
それを見事に 汚した
浮力を失して 滑空する枯葉たち
その一端を 引き取る
何百何千の一端 ...
ゾウさんの鼻先あたり
あるべきものが無いというか
腰の高さでぐるっとフェンスに囲われていた
ご丁寧にも幼い好奇心を遮るシートまでかぶせてある
わざわざペットを囲いのなかへ入れて
おし ...
ぼくはいつも作業服を着ている
田舎ではみんなそうだったし 何の不自由もない
社名の入った制服 オフの日でも安全靴
それがぼくの正装だ
そんなぼくの格好を 都会の君は嫌った
ある日 一 ...
ドーナツはだれにでもあるもん
べつに朝から信じてないわけじゃない
ただのドーナツなだけだから
すこしねじれたドーナツなだけだから
あなたの忘年会にいちゃもんをつけたのは
...
アイツはこびとのいきのこりだ
おおきななりをしているけれど
アイツは正真正銘のこびとだった
こびとは可愛いことと拗ねることが仕事だ
だからアイツのことは気にしないで
アイ ...
テディベアになりたい。そこにいるだけで、なんの役にも立たないような、そういうものに、なりたいと思う。
どんな事が起きても、動じず、無表情で、ぼんやりと、花柄の壁紙を眺めていたい。そんな風に、何年 ...
ぼくは いつも何よりも 彼女のことが たいせつで
ぼくは 彼女を愛してた
ぼくは 彼女を愛してた
彼女の望む幸せが 叶えば良いと 叶えば良いと...
...
お前が私の頭に触れることは
玄関で靴下まで脱ぎ、放ったあとの
一つの儀式だった
おい、納豆の匂いがするぞ
八歳の妹は部屋から顔を覗かせる
お前はその頭も追うのだけれど
...
振りほどく袖をつかんで 引き寄せる
下唇のふくらみに 歯を立てて
白く滑らかな顎を 伝っていく鮮血
この乾いた舌で 舐め取りたい
柔らかく包む幸せを 剥いで
あなたを守 ...
僕は
溶けてしまおうかと思う
うすく藍色に染まりゆく空に
くっきりと影を濃くするビルの形に
電車の窓から
ほのかに浮かび上がる明かりに
我知らず笑んで
僕はまだ
人らしくあれた ...
大人は全然わかってないんだから
そんな風に思っていた
子供のころを覚えている
だから今
わが子と向き合うとき
大人になった自分と
子供のころの自分
どちらを優先させようか
ゆらゆら
...
ふいに終わる日
規則と壁の絵
路から径
灯と声の重なり
角から角
持たざる夜に
ひとつ わたす
棄てられた標の山を
風は昇る
地と空の雪
むすぶ波
真昼の ...
私は魅せられていた
催事場へ行き
アウトレットに行き
古着屋にも行った
たくさんの服を見た
でも買ったのはわずか
使ったお金もわずか
それでも楽しかった
楽しかった分
閉店時 ...
しかめっ面しながら
白いノートを探した
理由もなくグルグルイライラしていた
パソコンを何度も何度もリロード
したりしながら
やることないかなと
そう願っていた
最近になってよ ...
出会ったその時から
きみとぼくは
別れるのが当たり前で
目的地に向かう飛行機の中
引き返すことも出来ず
ただ
悲しみの待つ飛行場に着陸する時を
出来るだけ感じないように
ただ一 ...
夜更けでも賑やかなるやマクドナルド老婆らの笑声少女らに負けず
真っ白な机に{ルビ身体=からだ}を曲げてのせ陽気な洋楽こもり歌にする
深夜四時ふと目が覚めてみな帰る家あると知る独り我 ...
皆様は黒柿という物を御存知でしょうか。近頃では、果肉の黒い柿の実なんかが、食用として出回ったりもしております。それを黒柿と呼んだりもする様ですが、これから御話しさせて頂く黒柿というのは、黒い柿の実の ...
新しい道が見えるよ
こたえだよ
地図をつくろう
いま何処だろう
船出だよ
もうすぐ出航
用意はいい
舵をとらせて
たぶん大丈夫
荒波が
船酔いさせて
しまうから
...
七月○日
君は誰かに蒸されて出来上がったと気がつく
その蒸し器の大きさにちょっと恐れを感じる
おそらくそういう人が他にもいるんだろうと思う
七月▲○日
富永の笑っているのを見 ...
咽がカラカラよ
潤う体とあがる呼吸に
甘く香る枕が湿ってく
ください、くださいと
髪が揺れる
笑う貴方に
私はそっと泣く
震える携帯電話
一瞬目線を向けただけ
無 ...
コートだけじゃ寒いから
コートだけじゃ寒いから
右手を頂戴
左手をあげるからって
笑いながら言うよ
何年経っても
そうでありたいよ
隣の部屋から物音が聞こえる
こんな時間に
僕た ...
どうか 殺してください
あたしを
延命など しないでください
静かに 死なせてください
チューブで つながないで
キレイなまま
死なせて ください
あたしを
あたしのま ...
「はやくしろー!!」
それは少なくともライトオンではなかった。ポケットには、レズビアン専用のテレホンサービスのティッシュが入っていて、うすっぺらいレシートは無印良品の茶色のノートのものだった。バ ...
人数分目的詰めた高速バス 午前3時をしずかに滑る
自分でもうるさいくらいにきみのことばかりを想う夢でも想う
このバスはしかくい博多 「そうたい」が飛び交う新宿駅南口
新 ...
デパートの窓辺から幼な児達が歌っている
「あわてんぼうのサンタクロース〜、クリスマス前に〜」
僕も知っているから
この歌は何十年前から歌われている
コンビニエンスストアの店員が
...
長かった闇のトンネルも
出口はあるようだ
微かな光が目の前に一点
何度途中で
「闇の中で死んでも構わない」
と諦めかけただろう
やっと
やっと。
さあ今 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとりでできるもん
TAT
短歌
6*
10/12/13 21:04
子供は身体で世界を、あなたを計り知る
明楽
自由詩
2
10/12/13 20:42
運命なんて知らないけど。
愛心
携帯写真+...
2
10/12/13 20:39
メインディッシュ
渡 ひろこ
自由詩
19*
10/12/13 20:29
秋 あるところ
元
自由詩
0
10/12/13 20:10
砂上のひと
恋月 ぴの
自由詩
19
10/12/13 20:09
靴
アマメ庵
自由詩
4
10/12/13 19:22
ねじれドーナツ
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/12/13 19:05
こびとのいきのこり
〃
自由詩
1
10/12/13 18:36
テディベアになりたい
光井 新
散文(批評...
1
10/12/13 17:19
空飛ぶ潜水艦
北大路京介
自由詩
9*
10/12/13 16:24
失くし物
山中 烏流
自由詩
6*
10/12/13 15:51
独り占め
凪ぎ
自由詩
0
10/12/13 15:09
夕暮れ
由志キョウス...
自由詩
2
10/12/13 14:01
親心
明楽
自由詩
1*
10/12/13 10:01
ひとつ はずれ
木立 悟
自由詩
2
10/12/13 9:37
服
小川麻由美
自由詩
1*
10/12/13 9:19
詩を書くということ その2
〃
自由詩
1*
10/12/13 8:59
悲しみよこんにちわ
寒雪
自由詩
1
10/12/13 8:46
マクドナルドで眠る歌
うみとゆう
短歌
1
10/12/13 7:45
浪漫模様
光井 新
散文(批評...
0
10/12/13 7:29
揺れないで
佐和
短歌
2
10/12/13 4:21
君と蒸し器について考察するこの年月は
うめぜき
自由詩
2*
10/12/13 3:43
ください、くださいと
幼虫バニラ
自由詩
11*
10/12/13 3:04
ひとりとふたり
〃
自由詩
2*
10/12/13 3:01
静かに 死なせて
森の猫
自由詩
2*
10/12/13 2:40
サークル仲間とカラオケボックス
番田
自由詩
2
10/12/13 2:19
やっつ、新宿でおもうのうた
はちはちよん
短歌
5
10/12/13 2:18
慌てているのさ
うめぜき
自由詩
0
10/12/13 1:51
ヒカリ
蒼井真柚
自由詩
1
10/12/13 1:40
3701
3702
3703
3704
3705
3706
3707
3708
3709
3710
3711
3712
3713
3714
3715
3716
3717
3718
3719
3720
3721
3722
3723
3724
3725
3726
3727
3728
3729
3730
3731
3732
3733
3734
3735
3736
3737
3738
3739
3740
3741
4.83sec.