いくつもの時間と
太陽を横切り
窓辺の中で
影だけが遊ぶ
その足音は
騒がしくも心地よさのうちに
正午を過ぎて
風を忘れた頃、
幾重もの雲を
たち上げ
躊躇わず
夕立ち ...
海へと下りていく小道に
一匹のセミがいた
地面にしがみつくように
じっと静かにしていた
指で摘んでも動かない
すでに命は失われていた
次から間違えないよう
ひっくり返してお ...
空を飛び始めた頃からおれは人間が嫌いだった
無理やり手に入れた後にがっかりしている奴らばかりだった
正義のヒーロー、ドレイクルマッチョは
会場に相談してるみたいだった
アイロンに失敗したの ...
眠りに
おぼれるように
眠る
睡蓮の花がひらく
想いに
おぼれるように
恋する
過去さえ今日に見て
同じ地球にいて
すれ違う時の中で
理解したいと
こころが疼く
...
琵琶湖のほとりで…
声の小さな僕は…
恥ずかしがりながら…
大声を出してみた
『頑張れなーッ!』
『頑張るぞーッ!』
返事は無かったけど
爽やかな風と…
揺れる木々の音 ...
おばちゃん 忘れ物だよ と
玄関から 姪っ子の アッシュが
車に乗り帰りかけた私に叫ぶ
四歳の女の子が 握りしめてきたのは
実家の回りに茂る草をむしって入れた
透明なビニール袋 ふたつ
は ...
事の発端は小さい一言
願わくば避けて通りたい
そんなわけにはいかない
これが16年越しの切り札
小さいかなしさ
小さいたのしさ
...
{引用= 煙は夜通し立ち昇っていたが、朝が来ると流れ
去っていった。山火事。草木は焦げ、稲穂の色。
焼死体を、鴉の声が埋葬してゆく。一つ一つ、一
つ一つ。雪を雪が追う。視 ...
すみません
えー私、警察のコチンポというものなんですけど
何か?
ちょっと気になる点がありましてね。
少しよろしいですか?
ええ、構いません。
ありがとうございます。
そ ...
私達
机上に文字を並べて
ああだこうだと論じ続ける
あげくの果てに
仮定法まで持ち出して
議論はさらに迷路の奥へ
理想と現実が複雑に絡まり
出口はさらに遠のく
出口はあるのか
な ...
(ほんとに?)
冷酷な視線が今日も深淵からのぞいている青空の青さを。白み始めた火照る爪先。ああ、死にたく無いと死を想うウロボロスのひとみ(霊と実)。果て無き空の雲のもと、 ...
緊張感だよね。止められない理由は。にたりと腹の中で笑って涙を拭いたりしている。役者だねと言われると嬉しくなって、また隠し事をしてしまう。誰からも責められないから罪がないなんて思ってはいないよ。でも ...
先祖が帰ってきて
タクシー代が払えない
というので
立て替えておく
水にふやけた
うどんのように
お盆が過ぎていく
朝蝉が鳴いている
頭の中
五月蠅い五月蠅い五月蠅い
盆が暮れても暑さは衰えない
テレビを点ければABC放送が
全国高校野球選手権大会を中継している
画面の中
雲の欠けらただよう青空に ...
あなたを信ずることができなくなつた余りに地の呻きが大き過ぎるので
主は試みに苦しみを与へられる動物を弄ぶわれらは主なのか
君を口汚く罵る主よわれらに知恵の実を教えたのは何故
みちのゆきさき。
通らせて、そこの、女の子。
ナイフを胸に突き刺そうとする、
かわしたら、私はきっと死んでしまうのね。
抱きしめて、あなたが泣き出さないから雨が降る。
...
朝 目覚めると
僕の目の前では
1匹の魚が泳いでいた
空中を
魚です
僕は魚には詳しくないのでよくは分からないけど
おそらくカツオっぽいような気がする
マグロではなさそうだ
...
風が吹いているとき
私のことなど忘れるくらいに、
何もすることもなくなってしまった
−−
Anyone will no longer
When the wind blow ...
選挙の投票に行った。
梅雨あけ近い佳き日曜日、大人達はペラペラの選挙権を携えて、散策の足
取りで投票所に充てられた小学校へと向かう。
その校庭で、攀じ登ったジャングルジムのてっぺんには ...
かいだん話はせなかから襲ってくるから
できるだけ大きなあしおとで踏み場をつくり
歩いていることの認識を保たせると
噂話
海から川にかえるころには
立派な尾ひれが生えて
人面魚だ、人面魚だ、 ...
ビルが並ぶ世界に
酔ってしまった僕は
向日葵に魅せられ現実の世界に戻ってきた
首を垂れて
太陽を見ようとしない向日葵はどこか僕に似ていたんだ
そう
現実から逃げ続けている僕に
...
手に槌を
身に刃を
心に柱を抱え
空を仰ぐ
久しぶりだね、
昔好きだったひと
このひとの気をひこうとしてた
昔の私が見えたから
無視した
なんだか嫌だった
懐中時計の ねじを巻こう
私の人差し指と、親指にどれくらいの時間がつまっているの
...
陽が山の陰に入り
俺はいつものアニメを見る
心は既に荒んでおり
恋人はいつまでもやって来ない・・・
もう失われた物なのだ
河原の向こうに石を投げても届かない・・・
...
食べることは生きること
書くことも生きること
そりゃあ、
なんだってそうだけど。
語りあうことに望んだり
抱きあうことにも望んだり
どっか、 ...
水蓋が波打ったから覗きに行く。
搭乗回数をメモしておいた壁に手をあてて
今度は足元を、かすめ取られないよう慎重に。
浮き足立ってしまう中身は
ひもで括って下に降ろしてやる必要がある。
...
その橋の欄干から身を乗り出せば
清らかな流れの中ほどに石ころだらけの中洲
別段、川の流れに抗う姿勢をみせるでもなく
上流に夕立でもあればあっさりと荒くなった流れに呑まれ
ちょうど今ごろの季 ...
さて、お待たせしました。好評につき、W.K.の二回目になります。お待たせ?好評?と疑問に思ったお茶の間のあなた、そう、あなたですYO。その疑問はあながち間違いではない、と何となく思います、立証できな ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
休暇の日常
オリーヴ
携帯写真+...
8
11/8/16 20:33
夏の終わり
たもつ
自由詩
9
11/8/16 20:06
ヒーローショーのお終い(メモ
花山草太郎
自由詩
0
11/8/16 18:23
夢
はなもとあお
自由詩
7*
11/8/16 17:00
爽風音
清風三日月
自由詩
1
11/8/16 15:55
ち よ
砂木
自由詩
7*
11/8/16 14:10
そのに
サワメ
自由詩
1
11/8/16 12:46
光へのコラージュ
草野春心
自由詩
4
11/8/16 11:43
刑事コチンポ
花形新次
自由詩
1
11/8/16 9:01
愛について
wako
自由詩
3
11/8/16 8:32
繰り返されない自転のゆくえは?
こしごえ
自由詩
0*
11/8/16 6:39
隠し事
花キリン
自由詩
2*
11/8/16 6:07
お盆
春日線香
自由詩
2
11/8/16 5:03
ぼんくら
メチターチェ...
自由詩
2*
11/8/16 3:33
あなたへ
高濱
短歌
1
11/8/16 3:11
迷子のゆくえ
ユーリ
自由詩
2
11/8/16 2:57
アサカナ
ぶるーびっと
自由詩
3
11/8/16 2:28
誰でもなくなっていく
番田
自由詩
1*
11/8/16 1:42
きりん
salco
散文(批評...
2*
11/8/16 0:24
かいだんのぼる
中川達矢
自由詩
6
11/8/15 23:46
夏の終わり色
影法師
自由詩
3
11/8/15 23:43
手に槌を、身に刃を
gy0.jp
自由詩
0
11/8/15 23:34
無題#
くろきた
自由詩
1*
11/8/15 21:34
〃
〃
自由詩
6
11/8/15 21:26
〃
〃
自由詩
1
11/8/15 21:23
いつまでも
yamada...
自由詩
0
11/8/15 19:02
コメディ
草野春心
自由詩
4*
11/8/15 18:52
ガラスのしわ
yuugao
自由詩
2*
11/8/15 18:29
甘噛みのひと
恋月 ぴの
自由詩
25+
11/8/15 18:10
W.K.第二回「フィッシュマンズ『空中キャンプ』〜赤ちゃんの ...
たもつ
散文(批評...
5*
11/8/15 17:59
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8.01sec.