彼は眠りこけているが彼女は目覚めている。
息で曇る車窓の向こうは夜更けた雪国、
どうせなら洒落たペンションにでも泊まりたかった、
と彼女は思うけれど、
財布の中身を考えれば車中泊もしかたな ....
眩し過ぎる朝焼けに、
おはようも、
行ってきますも、
言えず。
ふらふらと、歩き出しました。
アタマいたくなるまで
酒飲んでも
なーんも変わらねえ
それで 酒やめて
なんか変わるかというと
なんのことはない
結局 なーんも変わらねえ
だから
なんにも変わらなくていい ....
やわらかにゆれる春
少し冷たい足の裏に
わくわくが止まらない
見渡すれんげ畑の向こうを
単線の汽車がゆく
わたしの知らないどこかとどこかが
つながっている
小さな花 ....
朝雪が降っていたことを忘れるくらい太陽が輝いてた
それは突然の出来事だった
あるカフェにて偶然の出会いだった
その子は自分にとってまるでテレビのアイドルの様だった
その子はとても女の子らしく可愛かった
その子と話してい ....
柳沢大臣
女性は産む機械だと
おっしゃいましたけど
そういうことは
....
生きてりゃいい事あるよ
{引用=ホントニソウイエマスカ?}
もっと強くならなきゃ
{引用=ヨワイコトハワルイコトデスカ?}
自分をしっかり持ってさ
{引用=ジブンッテナンデスカ? ....
あんたは
彼女のことを
神格化してるが
彼女は
あんたと同じく
神なんかじゃない
女神なんかじゃないんだよ
お前は
彼女の性格を
兎にも角にも褒めてるが
彼女は
お前と同 ....
なあダーリン
悲しいときもあるやろ
寂しいときもあるやろ
辛くて
訳分からんなって
死にたくなるときもあるやろう
けどな
あたしは止めるよ
あんたが死のうとして ....
愛情があるなら
中途半端にするな
自分も他人も何事も
愛情があるなら
獅子のように
突き落とすだけ愛せよ
中途半端は
1番いけない
中途半端は
1番人を弱くする手段だ ....
「 いい娘だったのにね 」
母が ぽつり もらした
「 ね 」
だから 好きだったんだよ
暮れていく空
誰かにむかって
ありがとうと
つぶやく
返事はない
でもきっと
届いているから
平凡でありきたりな人生に
幸せを感じる人もいれば
不幸だと嘆く人もいる
青い鳥を探す旅に出て
力尽き星になった人がいる
誰もが彼を嘲笑ったけど
その死に顔は満たされていた
どれが ....
雪のかけら、
降らせてくれよ。
少しくらい、
雪国夢見て。
夢のまま、
終わるんだから。
雪のかけら、
降ってくれよ。
かけらのかけら、
それでも良いから。
目にいたい ふゆの青空 雪国の
広茂
そこのけ、そこのけ
彼女が通る
男前のあんたらも
富を振りまく殿方も
国を動かす権力者も
彼女の前に道をお作り
一人いれば可憐の花
二人そろえば羨望の眼差し、道が空 ....
そんなんで いいのか
もとめられている
ことばの うすさに
がくぜんとして
したを かんだ
いつだって君はそうなんだ
本当は塩ラーメンが食べたいくせに
なんでもいいよと答えてみせる
そのくせ
味噌ラーメンを食べたあと
必ずこう言うんだ
塩ラーメンが食べたかったのに
アイ ....
気分転換にと入った本屋でばったり会って
少し話そうか って歩き出した
別れてちょうど3年目
3年目 の再会
元気にしてた?
してたよ〜そっちは?
してたしてた
いつもみたいに並ん ....
ボクの人生狂ってますか。
それとも、これでイイのですか。
彼女に振られて。
ちゃんと職にも就いてなくて。
毎日毎日、無駄に。
死に向かっています。
友達も、どこかに ....
ふらりと入った店
散歩の途中
ふと見上げた空模様
電車の車窓からの風景
ぼんやりと見ているTV
視界に入った人
ちょっとした偶然が
何かを見出したりすることがある
何があるかはその ....
病み果ててストレッチャーに横たわりし吾に君が差しだしし優しき一言
君になにかしてやりたいと思うが
今の君には
痛いだけ。
だから
そっと見守ることにするよ
祈りが光となって
大空に響きわたればと思う
やがて君の心に
光がさしこみますように
きっかけはくだらないことだった。
私が楽しみにしていた
高級バニラアイスクリームを食べてしまったのだ。
私「何であのアイス食べたん?!」
彼「えっ?うまそうやったし」
私「そんなんが答え ....
きょうお風呂だった?
ううん
だれか見舞いに来たの?
ううん
洗濯ネットに入れられた
バスタオルと着替え
サイドテーブルに置かれた
花束とメッセージ
〜そんな昔のことは ....
たとえその花が
どんなに綺麗であったとしても
どんなにあなたが好きであったとしても
だれもが知っている
だれもが持っている
どこにでもある花では
だれもあなたらしさが見出せない
人は ....
浅はかな哀しみを
どこまでも赦してしまうので
慕っています、
ひとの背を
重ねるような
重ねられるような
だれのものとも知れぬまま
だれにもどこにも
辿り着けずに
ひ ....
夏の僕らに
色をつけるなら、たぶん
それは透けてゆく、ライトブルー
てのひらに載せた水を打ち上げると
はじける あなたの 歓喜、にも似た
飛沫が 止められない光を集めて
虹を降 ....
この先が見たくて
ここを越えて新しい
世界や自分が見たくて
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