屈めた背中を ゆっくりと伸ばすように
季節は移り変わる
それは水指に潜む 小梅の性
三寒四温の質感を受けいれては ひとり悦に入る

 
(ああ 春は素敵な季節
(水指の渇望は 
(滴り ....
「俺のハートは
ダイオキシンを発生させないくらい高温で
キミへの想いで熱く燃えてるぜ ベイベー」


「ちょうどよかったわ
うちへ来てくださる?
暖房が壊れてしまって困っていたの」
仄白い朝の駅への道で
誰かの心のかけらを
見つけました

それは「忙しい、忙しい」って言って
かりかりしていました
それは周りを気にする事なく
くるくると回り続けていました

私は何 ....
バレンタインなんて関係ないねと
モテない奴らがひがんでる
そして俺もその一人で
この時期だけチョコなんか嫌いだと
デパートの前で心の中で叫ぶ
今は仕事もないので義理チョコももらえません
義 ....
目を閉じて思い浮べる風景は 夏の川辺と冬の吹雪と ものがたりは

いつも架空で

むなしい

本当ではないことに

託した

本当のことは

なんだか

いつも むなしい

本当のことを

本当のことで

あら ....
白日の世界に跪くわたしに
昏々と降り注ぐ言の葉は
もう
何も見なくてすむようにと
眩く光る

泣きたくはない
あの人の笑顔を焼き付けるため
でも
言の葉も 涙も
それを許してはく ....
しんじたりあいしたりすることが
何よりもずっときれいだと思ってた
泣けるほど幸せな日々が遺したものは
枯れた花、壊れたこころ、それと
前よりもずっと強くなる想い

きずあとは思ったよりもず ....
大切な人へ 1週間前…
見えないはずの
南十字星が
通勤電車の床越しに
透けて見えた気がした


3日前…
見えないはずの
花の妖精が
オフィスの窓越しに
舞い降りてきた気がした

昨日 ....
自費出版でもいいから本を出したい
年とってからでもいいから本を出したい
たくさん売れなくていいから本を出したい
200万円支払うことになってもいいから本を出したい

勇気の出る本を出したい
 ....
私の父は沖縄生まれだから
血の半分は南国のものなのよ
と、言ったら
君は目を丸くして色々聞いてきたね
東京の凍りつきそうな夜に
白い息をふっと吐き出して
私は記憶をたどって常夏の話をする
 ....
例えばあの人
繋いだ手から心音が聞こえやしないか気になって
躊躇い残した私の掌を強く握った花火大会

例えばあの人
逢いたいの一言を
メールで打つにも時間がかかった付き合いはじめ三日目の事 ....
「Are you happy?」
[Yes/No]
Yes.

「Are you happy?」
[Yes/No]
……Yes.

「Are you happy?」
[Yes/No] ....
***** 妻へ

ねぇきみ
文金高島田と南京玉すだれは語呂は似てるけど
全然ちがうんだ
お色直しで再登場する新婦が
「さては なんきんたますだれっ!」
ってやったら会場は大騒ぎになるは ....
あの人へ
何が、残せますか
つぶやいた言葉には、行方がありますか




いつも夏には
揺らめいて、薄れていくものが
近くにも、遠くにも
留めて
確かにそこに居たはずの
陽炎の ....
安らかに 眠りと溶ける 春の殻
青二才とは 墓穴掘る君

A SPRING EMPTY BODY MELTS IN PEACEFUL SLEEP
YOU'VE ACCEPTED YOURSEL ....
あなたの『大事だったもの』を
もらいにきました

あなたが
「もうそんなの古くてかっこわるいんだよ」
と言っていたのを聞いたので


  そうですか・・・
  やっぱり大事ですか・・ ....
  昔、あなたに宛てて書いた手紙
  あなたが受け取らなかったので
  まだ手元に残っている


  手渡そうとすると
  あなたは決まって困った顔をしたから
  わたしは何故なのだろう ....
いち たす いち は

ぜったいに

いちより おおきく

なるんだよ

ぜったいに、ね
春塵と みまごう 雪の 梅に落つ 塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある

前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした

「死んでやるー!」と何度 ....
ありがとうって言いたいなら まず自分に嘘をつくのをやめなよ
器用に唇動かしてみても そんなの意味ないって感じてるだろ?

恥ずかしいなら3秒だけ待ってあげる さあ大きく深呼吸して
ゆっくりと心 ....
道なんてあってないようなもの
父さんのコンパスはとっくに役立たず
前なんて方位 本当にあるのか?

テレビは真実を伝える気もない
ただ嘘で塗り固められた情報を吐き出すだけ
こんな世の中でど ....
美しい赤ん坊のこぶしには滅びの言葉握られていた


怖い雨、怖い光を浴びまくり僕らは汚い名前をもらう


眩しくて見えない僕らの遺伝子に刻み込まれる悲しい記憶


誓い合う幼い僕たち ....
はい、いすらですこんばんみ。

もうすぐバレンタインですね、自分は毎年もらうよりあげる量のが多いです。
なんだか、チョコ作りって中々楽しいわけです。
今ではトリュフも作れるようになっちゃいまし ....
全ての事柄に嘘がある


お前の涙は
自分の為に零している
自分が可哀相なんだ
其れを知ってほしい{ルビ故=ゆえ}
嘘吐き……
透明のように 透き通った涙を流したい
濁りのない 胸か ....
笑おかな 冷酒片手に とぽとぽと

秋扇 我と重ねて ひらひらと

朝寒し 帰る場所ある あなたの背中

冬木立 煙草をくわえ 物思う

ストーブの 前にまるまる その背中
いつの間に巻きついちまったんだ
こんな重い鎖がさ 両手両足にガッシリと
身動きするだけでジャラジャラ言いやがる

昔の俺はずっとずっと軽かった
背中に羽が生えてるんじゃないかってぐらい
楽 ....
かたちが あるって
そのかたちさえ あいまいで

かたち みるめも あすをもしれぬ
かたちなきてに はぐくまれ

にじんでは なく
きえたいと きえたくないと

どちらへ まいられて ....
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