私が生まれるより前に
戦地に赴き病んで帰って来て間もなく
若い妻と二人の子供を残して世を去った
祖父の無念の想いがあった
私が生まれるより前に
借家の外に浮かぶ月を見上げて
寝息を立 ....
生命 せいめい 命
にんげん ミジンコ ライオン
柊 青い木 路上の石
青い雲 空の色 飛ぶ小鳥
赤い血液 死んだミジンコ 明日への光
優しい光 希望の架け橋 僕の声
あなたの綿声 あなた ....
いままで
いちども
きみに
うそをついてない
なんて いえない
そんな
うそだけは
いえない
便利さの
果てに
背負ったもの
子や孫に
背負わせるもの
心打つ言葉があり
言葉を信じ
言葉に導かれ
言葉を愛する
言葉は朽ちても
心打つ君があり
君を信じ
君に導かれ
君を愛する
ちきゅうという名のこの星は
30%の偽善と
70%の血の海で
出来ている
昼と夜はあるが
空は灰色の雲に支配され
鉛の雨が大地を削り
キャタピラの跡が河をつくる
テレビをつけれ ....
「お」
「あややだ」
「あややが来てるよ!」
「どこどこー?」
東京は
私たちの隠れ家だった
誰も私たちを知る人などない街で
なにもかもを忘れたふりをして
ただのオトコとオンナになるための
狭くて大きな隠れ家だった
東京タワーも水族館も
....
もうすべてを忘れたいの
人形のように君はそう呟いた
閉め出された 真冬の夜
まだ絶対に何かいい事あるよ
頼りなく僕は言葉をつないだ
ぬくもりという確かなもの
知らなすぎた哀れな僕ら
....
自分を百獣の王と思い込んで
独善的な価値を他人に押し付けてさ
それでも心は純粋に
俺のこの手で世界を平和にしてやろうって
そう思ってんだぜ?
高貴な魂
眠らせんな
今、お前の力が必要 ....
ビートルズの曲聞いた事ある?
あれって全部中学生でも分かる英単語で書かれた歌詞なんだよ
そんな語彙力で彼らは伝説になったんだよ
だったら俺も
そう、君だって
ありふれた言葉でも
使い方 ....
漠然と自問自答が煮詰まれば頭がなぞるチェーンステッチ
ひとりでは出せない答え 明け方に鳥はどうして西へゆくのか
こんな俺の歌を聴いてくれるのか?
下手くそでありきたりでつまらない
そんな歌をさ?
俺に出来るのはせいぜい
感じたことをそのまま歌にするくらい
こんな歌でいいのか?
裸の心と言えば ....
わたしが
うまれてから
なみだを
このてで
ふくまで
ちちははは
どれほど
こころを
ぬらした
ことだろう
いきていく
....
君と僕にできること
それは優しさの眼差しで
雪の白さを歌うこと
君と僕にできること
それは愛しさの眼差しで
山の青さを歌うこと
歌の心は見た目じゃなくて
揺り動かされた心 ....
それら
捨てなきゃいけない
ときがある
大事にして
自分を
上手に騙して
どうして
こんなところに
わたしの足が
わからないんだ
振り返っちゃいけない
もう泣くな ....
初めて一人で布団に入った
無意識のうちに刻み込まれた
母の温もりを
無意識に私は求めている
静かな寝息が
私にとっての子守唄
すやすやと眠れたころを思い出した
枕はなかなか温 ....
片腕ここに
置いていくから
忘れないで
きのうのこと
そうか
はじめて
きみの夢を
聞いた
もう
これで
おしまい
夢のような日
風が
冷たい
雪は深い
....
むこうにも なにも
ないかもしれないと
壁を
イメージするとき
すでに敗れている
もしもの話だけど
もしぼくがしんだら
骨くらいは拾ってくれるかい
と訊いたら
小指の先っちょくらいなら
拾ってあげてもいいわ
と云うので
ぼくはしぬ前に
小指の骨は粉々にしておこうと思 ....
人生って巨大迷路に似ていると思わない?
沢山の道が有って、行き止まりが有って引き返したり、別の道に行ったり。
なかなか出口に行けないね。
人生もいろんな道が有って、進んだり、戻ったり
....
たった18時間の間に
これだけのひとが
やわ雪を踏んでいる
世界って、きちんと動いてるんだなあ
幸せな人を見るのが好きだ
あなたがうれしいと 私もうれしくなる
幸せな人を見るのが好きだ
優しいあなたを見ていると 優しくなれる
幸せな人を見るのが好きだ
昨日泣 ....
雪の降る中
寂しさを吹き飛ばして
のほほんと煙草を吸う貴方に
敬意を表します
雪の降る中
…、所で火付けられますか?
貴方はバンザイをしている故に
いえ、気になさらず
雪の降る中
春にはない命 ....
空白く
肌柔く
風吹雪き
髪解き
今宵
春の宴
凍える塊
解き放たんと
絡み燃ゆ
心露わに
身に刻むは
淡い桜
色の香
....
にゃにゃにゃんにゃー(気持ちいいねー)
にゃにゃ、にゃにゃんにゃー(つか、重いって!)
いつのことでしたか
忘れてしまいましたが
絶句したその無言の先に
あの日がちらついていたのは、確かです
日溜りの微笑む
静けさのなか
涙は花ひそめ
無表情に泣いていました
それはか ....
奇跡なんてない
それを思い知らされた日
とても寒くて
月もない空から
雪が落ちてきた
もう帰って来ないあの人は
何処にいってしまうのか
カミサマはいない
だから奇跡も起こらなかった
嘘つきだったのは
きみじゃなくて
君がいるだけで
なんて言った
ぼくのほうで
燃え付き落ちる隕石は
決して願いはかなえない
知ってて願った
....
怨みなさい。
怨んで、
お仕舞いなさい。
構いません。
そうして、
すべて。
お終いになさい。
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