{引用=花の色は移りにけりないたづらに}
そうしていつか散っていく
移り変わるがこの世の理
始まりあれば終わりあり
進まぬ時などありませぬ
不変の愛などありま ....
あなたは。
素直で。
可愛くて。
真面目で。
正直者。
だから。
好きになった人には。
一途。
途中でも。
スイッチが。
切り替わって。
素直過ぎたんだよ。
....
忘却の
旅の果てには
哀しみと
深い想いが
溢れだしてた
泣く君の
姿を記憶に
留めては
差し出せぬ手を
固く結んだ
言葉にしなくたって
伝わってるんだ
でも
どうしても 云いたいんだ
「大好きだよ!」ってね。
雨は激しく降り続いてます。
久しぶりの雨は元気のようで。
止む気配は感じられません。
実は、涙を流してたのです。
理由なんて言えませんが。
ひっそり、こっそり、流してまし ....
ひとそれぞれだという。十人十色だという。解釈はそのひとの自由だという。
それはそれできっと素晴らしいことなのであろう。
ただここで残念なのは、いくらそう声高に主張してみても、
どうやら世の中に類 ....
背にひたい押しあてているどこよりも海から遠い場所のざわめき
「お大事に」はさびしい言葉云いかけてやめた言葉を思う道行き
やや強き風が発ち口噤むとき岬のようだホームの端は
....
午後の教室
一番後ろの席で
眠りとの間に揺れていると
ずっと遠くの方に喧騒が消えていく
穏やかに舞う埃が
知らない間に袖に張り付いて
一緒になって光合成していた
金曜の午後
ノート ....
きっと みんな わかってる
僕は なにも凄くない
僕を動かす 君が凄いんだ
最初から解ってた
僕が
君に
勝てるわけがないんだ
うにょん ....
帰り道に
かきたてられる
漠然とした
不安
生きていくのが
辛いわけでもないのに
サンタさんはよい子の家の煙突に入る為にただ今ダイエット中だ
毎朝10?ランニング 縄跳び千回 腹筋五百回をこなしている
けどそれを終える頃にはいつも昼間になっている
サンタさんは一年に一 ....
ぼくは今
2つの分かれ道の前に立っている
1つは外へ
1つは内へ
外へ出れば不安と冒険が待っている
花と鳥は強く心に刻まれる
夢は常に広くなる
内に留まれば安定と無難が維持さ ....
踏まれても
風に吹かれても
雑草呼ばわりされても
一生懸命咲いてる
あぁ 強いね
僕は君みたいな花が
いちばん綺麗だと思うよ
あふれて しきりにこぼれる
午睡のゆめの かけらの嵐を
たなごころで つくった
椀にうける 追憶はたちまちに
そこからも あふれて
ひな祭り
今年はなぜか
人形も
飾らず家は
日常のまま
雛鳥は
巣立つことすら
叶わずに
独り彼らを
見送りました
猫と一緒にぼーっと外を見ていた
ふと猫を見るとこっちを見てる
どうしたの?と聞いてみると
横になってごろごろ転がる
ここがあったかいよと言いたげに
きっと猫はそこに春の温かさをみつけたんだ
桜も咲 ....
母と{ルビ娘=こ}の
思い出まぜて
ちらし寿司
仕上げにかける
古雛の謎
子供の頃、飾っていた雛人形の指が折れてしまい、結局誰が折ったのかは今もわから ....
最近「いじめ」の話題が多い。
まるで最近になっていじめ・自殺が増えたかのようだ。
私の頃(制服を脱いでちょうど10年)もいじめなんてあった。
でも、その頃からいじめは昔からあったって言われ ....
大切だから
追いかけない
また
逢えればいいねって
メールした2回とも
返事がなかった
だから
その話はもうしない
どうか
私の存在が
あなたの負担に
なりませんよう ....
公園で悲しい枝が空を刺す
オレンジに溶けない僕の影長く
桃色の洪水安売りハートチョコ
無機質な日がかすむ街わたしの目
もうすぐ別れを告げるのどかな色合いに、笑顔が零れる。
嗚呼、
私のふるさとは美しい。
空を見て落下してくる梅の匂いを名残惜しんで一歩踏出す
日が翳る誰もいない市役所の裏 目が合いひっそり笑む白牡丹
図書館のそばを過ぎる自転車のチェーンの音が時を巻き取る
....
ねこ花子 泣いて甘えて おもいきり 短い命 知るかのように
拾われて 可愛がられて 三年間 花子は眠る さくら木の下
春近く
陽も穏やかに
降り注ぐ
もう足音が
聴こえるだろう
穏やかに
照らす光が
眩しくて
それでもそれを
見つめてたくて
鮮やかな
陽色の頬に
キスをして
春の匂いに
また酔いしれる ....
今日会社で何があったかなど
知らない君にいやされて
今日会社で何があったかなど
知らない月のサークルで
今日、会社で何があったかなど
どおでも良い未来があり
どおでも良くない明日が ....
門出だと
自分の心に
言い聞かし
涙ごまかし
無理して笑う
最後だと
解っているのに
言えなくて
ちゅうぶらりんの
私の心
いつも通る道のある家の玄関に置かれた
手入れを忘れられたその花壇は
いつも泥みれだった
白い花が咲いているというのに
綺麗とは思われず
むしろその花の美しさが
汚さを目立たせていた
花の ....
サテンの光沢まばゆく
風が雲の緞帳を翻すとき
ひととき白日夢に眩む
まだ蕾、とも呼べぬ小さな膨らみは
幼すぎて花の名前を知らない
その風の名残のなかで
わたしは繰り返される春を
....
風のなかで
鮮やかに揺れた花
数日後にはしおれる運命
知らなかったから咲けたのか
知っていたから咲けたのか
もう10月なのに
夏のにおいがした
我々の生命活動に大きな影響を與へる、
幻の素子、
マイナスの質量を持つもの、
反證可能性を持たぬ似而非科學の、
古式ゆかしく愛らしい結晶、
ふろぎすとんよ!
いま私の前にある樫 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74