なんだかとっても寒いので
財布の中をのぞいたら
やっぱり寒い

ころりと100円玉
音をたてることもなく居て

街角の自動販売機
120円という表示が淋しい

一昔前なら缶コーヒー ....
ああ そうか

ぼくがなにもかもを吐き出したいのは

すべてを出し尽くしたら

生まれたばかりのあのときの

きれいなじぶんに

戻れるんじゃないかと思ったからだ
自殺を考えたことがあります
いいえ、「考えた」のではなくって、「しようとした」と言ったほうがいいのかな
毎晩電話をかけてくる女の子がいまして、タイプじゃなかったんですけど、
いろいろお話するうち ....
  母はいつも眠る前に鍋に水をいれ、煮干をいれる
  朝になると
  はりがね色の文化釜でご飯を炊く
  そのかたわらで
  煮干のだしでおみそ汁がつくられる
  その朝が私のふ ....
一日に何度も褒めてもらう
視線が絡むたび眩しそうに目を細めてもらう
思わずといった感じで体に触れてもらう
餌を待つひな鳥の切実さで唇を求めてもらう

君のおかげで
私の肌つやはどんどん良く ....
2階建て、駅徒歩5分、良物件。ふたりの日々をここで始める

とりあえず引越しソバは大事だと取り急ぎ湯を、みどりのたぬき

少しだけ心細いねまるでここ ふたり閉じ込められたかのよう

未来へ ....

呼吸を停止し
心臓を動かすことも止め
脳もまた働かせることを止める事である


草木も死ねば土の上に倒れ
鳥も死ねば土の上に倒れ
魚も死ねば海底に倒れ 
あるい ....
誤解を解いてはいけない
それが誤解であることを知られてはいけない
誤解は誤解のままでなくてはいけない
誰にも打ち明けてはいけない
それが誤解であることはあなた以外が知っていてはいけない ....
天神様の 秋祭り
出掛ける空は 青高く
吹く風 先っぽ 心地良い


今日はおめかし リボンのついた
私の好きな 赤いワンピース

隣町の 天神様まで
お姉ちゃんに 手を引かれ
お ....
中国に住む僕のおじいちゃんは

ボロボロだけどしっかりとした舟を漕いで

川を下るのが仕事です。


さすがに漕ぐのがすごく上手で

コースどりも強かで

僕も一度乗せてもらった ....
剥きにくい茹でたまごの殻を
無理やり剥いてやる


ボロボロに崩れた茹でたまごは
僕らの関係と一緒だな
つるんとした君の頬を愛したのは
遠い昔のお伽話
だから
「もう秋だなあ」なんて ....
大それたことは言いません。
「あなたのためなら死んでもいい。」
そんなことは言えないけれど、
あなたのために生き続けることなら
こんな僕にでもできると思うんだ。
過去を消す
ケータイ電話が記憶する
写真という名の形の過去を

私は過去を消そうとしている、
もう ケータイのメモリー いっぱいだからさ。
どの記憶を消そうか?
数多の中から選び取る
 ....
大量のオカユを入れた片手鍋、歩いてウチまで持ってきた君

「たまご粥、食べると風邪が治るって」それだけ言って帰ってく君

鍋を持ち夜道を歩く大男、思い浮かべて涙が出そう

ありがとう。もう ....
この世界に
溶けてしまいたい衝動が
いつも ぼくの中に
渦巻いているよ

ぼくはどうしてぼくなんだろう
耳に通したプラチナが泣いてる

名月を見逃して
網戸から覗いて

まだ足は縁側に放り出せない
{ルビ薄=すすき}がつま先誘うのに

耳に通したプラチナが泣いてる
ぶちりと引き裂く勇気 ....
  飼い猫に 爪をたてられ 涙でた

  昔見た 映画をみると 涙でた
 
  さよならと 彼女に言われ 涙でた

  いつまでも 仕事が終わらず 涙でた

  ファミレスで タバ ....
そんなに

見つめても

上げられる

物がありません



ごめんね
ほんとうに伝えたいことは
そんなにないのかもしれないね

ほんとうに好きだったかどうか
思い出せないのと おなじで
 
 
 
君の夕暮れが。
さみしくありませんように。

ここにいるよ。
秋の匂いのする風は
夏毛にふわり優しくて


愛なんてものを
かたちにして
誰かに見せたい気分になる

さっき
薔薇の棘みたいに
剥がれ落ちた爪は
カナシミってやつと戦ったから


ゆらゆら尻尾が休憩 ....
綺麗なものを見ては

あなたに見せたいとばかり思っていた


私の答えを持ったあなたは

遙か彼方

今何処に


いつでも私はあなたひとり

あなたにもひとりの私です
 ....
毎夜
だれかのさみしさを
乗せたまま列車は走る

新しいさみしさが
毎夜
はじまる

わすれないで、と
汽笛が泣く

わすれるくせに


しあわせだったら
よかったね
 ....
透明な夕日が

沈む速度で赤方偏移


鎮魂の落日か

この国の落日か


ただあかく


遠ざかるほど


そう


遠ざかるほど
さみしいのは

さようなら、が愛しいのだと

気付けた夜のことでした


never cry never sun never u
my love
ごらん、


イルカが橋を飛び越えて行くよ。
あなたは

そこに

なにを

おもい

えがくのだろう
陽は斜めに、
影は長く伸びる。

あの足跡まで、
もう少し。

ようやく影が、
足跡を捕まえた時。

旅人は、
部屋を出た後だった。

カーテン。
ふ ....
自分の投稿した作品にポイントが入ると、嬉しいです。
それはもう、半端じゃなく嬉しいです。

一応は「良い」という証としてのポイントであります。
しかし、「頑張れ!」だとか「仕方がないなぁ」だと ....
笹舟に

恋文乗せて

待つ我が身。
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