過去を知り、受け入れなさい
現在を見渡し、理解しなさい
未来を眺め、望みなさい
そして、死ぬまで、生きなさい
科学技術はここまで進歩した
ついに完成
「恋するロボット」
これは凄い
誰かを想って涙を流す
パッチリ二重に低身長
グラビアアイドル並の巨乳
優しいけれど意地っ張り
博士の ....
喜劇だろうが悲劇だろうが
いつかは幕が下りる時が来る
喜劇は喜劇のままでいい
悲劇は喜劇に変えればいい
だけど過去多くの監督達が
挫折し涙を呑んできた
だからどんな結末 ....
いろんな道があって 歩いたり走ったり
ときにつまずいたり 壁にぶち当たってみたり
障害を乗り越え 体や心が成長していく
考え方や 表現の仕方もそれぞれで
相手のことをもっと知り ....
一日だけ、と言って
黒板と呼ばれた
緑色の物体は
たくさんの文字で、化粧
昨日の涙は、嘘じゃ
嘘なんかじゃ
なかったんだよね?
第2ボタンが
ぷらぷらと、揺れる。
....
詩を書こうと思って
パソコンに向かってみたものの
書けない夜は
やっぱり書けないのだ
よく考えたら
夕食を食べていなかったことに気づき
そしたら
おなかが減っていることに気づいてしま ....
卒業式 が来る
卒業式が 来る
卒業式が来たらいやでも離れ離れ
4年前は何も知らない関係だったのに 今離れることがこんなにも痛い
痛い 失恋より痛い 痛い
明日引越しの友達をアパート ....
あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり
あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった
人生には幾つもの
改札があって
選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
街で 偶然 君に会っても 大丈夫なように
朝 鏡を見る時間が 長くなりました
もう一度振り返ったら消えていて路地の多さに負けた春です
背中へと腕をまわして横たえた君の香りを忘れそうです
今日はお姉ちゃんの卒業式だ
昔から卒業式はだいたい
今度入学する中学校の制服を
着ることになっている
お姉ちゃんもその一人だ
ぼくはいつものように
朝ごはんを食べている
いつもはみんな一 ....
好きですけど
あなたはきらいですか
きらいですけど
やっぱり
みかんを齧った
流れる空気は知らないうちに
甘くなった蜜のかおり
みかんは未だに熟していません
甘いで ....
君は鳥が好きですか
僕はどちらでもないです
桜が咲くと嬉しいですか
僕は土手で寝転びます
今日は何か音楽を聴きましたか
僕は鈴木茂を二回かけました
夕ご飯は美味しかったですか
....
昼間の喧騒は
私を置いて
帰ってしまうから
コツコツ ブーツの音を連れて
家路に着く。
ふと気付けば
街灯のないこの道が
ひと際明るい。
見上げた空には ....
食べ物をこぼすと
誰かが 食べたかったみたいねえ
子供のような声でいう
お母さん
あなたが
好き
ぼくらの夢が一つ消えていった
ずっと空き地だった場所に
高層マンションが建つらしい
みんなでゲームをしたり
自転車で走り回ったり
喧嘩になったりもしたけれど
いつも気軽にみんなが集まって
....
「だって優しい方がいいもの」
いつかくだらないテレビドラマのなかで女が言った
ドラマ、くだらなかったけどね、
ぎぜんとかいうのもあいとかいうのもおいこした
または、はじめ、までまきもど ....
アネモネの恋の痛みが風に散り
着飾って並んで見てるチューリップ
蒲公英の綿毛に乗って空へ行こう
隠れてもわかっているよ沈丁花
青スミレ君に捧げるサムシング・ ....
お姉さま曰く
?男は自分の掌で躍らせてるつもりの
女の掌で踊ってる生き物なんだよ?
とのことです。
私は子供なのでよ ....
さようなら
きょうという日
楽しかった
きょう1日
でも
いいところでまた
あしたへと
つづく
荒野で おとこが
口笛 吹いている
うしなうものさえ
ないもない と
知ってしまった 旋律を
イエスは言った
私があなたを愛したように
互いに愛し合いなさい
友のために自分の命を捨てること
これ以上に大きな愛はない
仏陀は言った
愛情から憂いが ....
私という人間の核である
“自分らしさ”“自分の生き方”と
悪病巣食う体との間で
激しく揺れ動く
“私”という命
....
わたしは ねぇ
ひとって最終的にはひとりだと思って生きてきたの
今でもそう
生まれてくるときも 死んでゆくときも 誰も誰かと一緒にはいられないわ
其処から先はひとりでゆくし ....
昼飯を買って会社に戻る途上
頭上を素早く横切った影に
ふと目を奪われた先で
一羽の鷹が悠然と
青天を舞っていた
佐世保川はいつもより澄んでいて
きらり、と陽光を弾いている
鷹は、 ....
いま手のなかに 種もないのに
どうして いずれ手にはいると
きみは 思うのだろう
ぼくも たくさん
嘘をついたが 後悔していない
目を閉じると
ざわざわとした瞼の光がある
生き死にとは関わりのない所で
夜に終わっている
大変な引力で
言葉が土に還っていく
無音とはそういったもので
雪でも降ったりするんだろうか
....
夕暮れが好きだ
いかれたケイタイカメラの
曇り空モードで撮った
青い青い夕暮れ
日が暮れるまでの
2時間くらいが好きだった
学校が終わって公園に行く
なにからも自由だった時間
....
ぼくたち ひと だから
ひとつ じゃ
たりなくて
きもち だけじゃ
たりなくて
ことば を
つくったんだ
きもち と ことば
ふたつで はじめて ....
山の中の坂道に出来た町のなかで一人だった
夜
五年も前
五年も経ってない夜
秋
マスターがアブラムシと言い張る茶羽ゴキブリだらけの木造りの飲み屋
別名だとはわかるけ ....
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