今日は職場の老人ホームの納涼祭であった。通常の業務を終えた
後の18時半に始まるので、正直勤務中は、「今日は一日、長いな
ぁ・・・」と思いながら働くのだが、いざ盆踊りが始まってしまえ
ば、暮れ ....
事実は小説よりも奇なり



そうは言うけれど



思い描いた考えよりも
事実が 現実が
かえって奇妙だと云うのは
かえって不思議だと云うのは
思考がそこまで及んでいなかった ....
あなたと初めて話した日
同時に私は特別な日となった
あなたはどうか分からないけれど
私には特別な日だった

今、あなたが目の前にいる
私は顔から火が出そうだけれど
あなたにこう言った
 ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
そうさ
僕らは迷いすぎたんだ
取っ手の無い扉は
押せば簡単に
開くかも知れないじゃないか。
共に過ごした時間を
一人で抱えながら
可能性に縋っていても
現実は
色褪せていくだけだから

晴れの日に
風に晒して
綿毛のように
落下傘をふくらませて
地平線の向こう側まで
飛 ....
枝豆の
香りとともに 
茹で上がる
頬染めたきみ
ビール欲する
遺書をかいてから ずいぶん経った
あのころの じぶんと
いまの わたしが 同じである
はずがないので 襟をただして
若づくりを してみる
かつて私は望んだ。
「すべてを失ってもいい。他に何もいらない。悪魔に魂を売ってもいい。
ただ俺の作り出したもの全世界に知らしめたい。この名前を世界中に刻みたい。そんな特別な力が欲しい。」

そ ....
今日と明日継ぎ目の時に迷い込む空疎な羽ばたき地下室の夜に 旅先で
必ず訪れる旅館があって
其の庭には
花をつけない
見事な桜が佇んでいた



  花をつけないのは
  私のせいなんですよ



其処の女将は笑う


彼女は ....
どんな蝶でも蜜を求める花に
好き嫌いがあるように
あなたの望む花と
わたしのなりたい花には
どうしても相容れないものが
あるのかも知れない
たとえば地味目なおんなのひとがいて
百人のおと ....
手と手を繋ぐ帰り道
あなたが嫌いなこの田舎
あなたの涙を見るたびに
私の心が裂かれます



「ねえ、星がすごく綺麗だね」
あなたが初めて褒めた田舎は
夜空の星たちでした
そんな言 ....
彼方からの気流にのって 届いたそれを
あのひとは
夏だと言った



わたしにとって
わたしの知らない、どこか
遠い場所で あのひとが
笑ったり、泣いたり、しているということは
あ ....
これがゲームだったら
悲しいことも苦しいことも
大丈夫なのにね

「もう大丈夫、怖くないし、誰も笑わないよ」
頭をなでて言ってくれるだけでいいの

そして少し泣かせてください

ねえ ....
愛なんていらねぇからさ、温泉で混浴チョメチョメしてぇのよ、夏。

君が持つ花火の描く曲線が僕らの絆の擦過傷です

都合よく凸(でこ)と凹(ぼこ)とがあるのに僕ら蚊帳を隔てて交わりもせず

 ....
大きなサボテン
小さな鉢で
よけいおおきみえる

小さなサボテン
大きな鉢で
よけいちっこみえる

だからよけい両方かわいいねけど

大きいサボテン
「なんか家まちごうてへん ....
☆ おへそにピアス


おへそにピアスしています
ローライズのずっと上
チューブトップのちょっと下
夏の視線がやたら眩しくて
わたしのまんなか
おへそにピアス
わたしがまだ
あのひ ....
メールまつ この一秒が 愛しくて

からっぽの 心にささる バラエティ

ため息が あなたの記憶を 舞い戻す



とろとろと まどろむまぶたに あなたの夢



目が覚め ....
愛し合う二人の仲はマル秘なの親兄弟にも親友達にも

柔らかい肌もあなたの唇もその感触が近しい二人

背徳の恋のはずだが何故だろう愛し愛されこうも幸せ

けたけたと笑い飛ばしてホラを吹く背中 ....
運命なんかに負けられないから
歯をくいしばって
笑顔をつくって生きて来たの
でも あなたの胸で
ほんの一瞬休ませて
その瞬間(とき)が来るまで
歯をくいしばって
笑顔をつくって生きていく ....
世の中が自分の都合どおりに動く。
注意せよ。
不幸が訪れる前兆だ。

毎日全く同じ事の繰り返し。
人はそれに耐えられない。
けれどいつか必ずもとの場所に戻ってくる。

憎しみがなければ ....
僕らはまだ幼かったので
瞼を閉じれば それで良かった

やたら暑かった夏に 背中で別れを告げ
昨日と明日の狭間で 浅い夢をみるまで

蚊取り線香が目に染みて
瞼を閉じれば 全てが無だった
「海まではあと2時間はかかるからスイッチをぜんぶOFFにしとくの」


扇風機だせば宇宙人がやってくる黒いかみのけ黄色いはだの

温泉は自宅の風呂とは違うからはだかの歌は真夏の空へ

 ....
洗面台に両手をついて
鏡面にうつる
わたし自身の姿に
すまし顔のわたしを脱ぎ捨て
背後から
すべてを包んでくれる
あなたの胸元にすがりついてしまう
ひとは誰もそうするように
突きつけら ....
さてせっかく七夕になったので
何かお願いをしようと思うのですが

あの子に願いが届きますようになんて
かわいらしい事を願うのもなんだかあれなので
他に何かないかしらんなどと考えましたら
不 ....
あいたい

あえない

どうすればいいのだろう

きょうの天の川はみえそうにないけれど

ぼくと あなたのあいだにながれる天の川は

おりひめと ひこぼしのあいだのよりも なんだか ....
ひとやすみ はながみまもる 携帯の001が空になる002の名前で埋める


けだものの名前教えて わからない言語でさけぶことになるけど


まっくろな花のない不思議命日は百合をインクにつけて乾かす


世の ....
こ き くる くる くれ こい

来ない? 切れる? 来る? 来る?? 暮れる想い ・・・ 恋。
逢坂桜さんのおすすめリスト(2194)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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nagashi-so-men_2_赤- ピッピ短歌406-7-6
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