わたし花びらと勘違い
あかい
あかい
そのお色

痛かった 痛かった夏を抜け
手のひらには木の実が残ってた
帰り道はすこしノスタルジィで
水の流れがいとおしかった

ね 空のこと時々考える
け ....
{引用=  "You be lookin' groovy
   In a sixties movie
   Maybe tell the press you died
   Littl ....
いくつもの
道を歩いて
噛みしめる
残した足跡
今なら見える
夜の道に
照らしだされる
白い月
淡い思い出に
涙する
電話のむかうの声は、広島から来た
優しいいたわりに満ちた父の声だつた
祖母がさつき亡くなつたと告げてゐた。

東京の空
広島と同じ東京の空
思へば 貴方は疲れを知らせもしなかつた ....
うなだれる白い首筋なぞる指乱れた髪を櫛で掻き揚げ 外からの光りが、

こぼれて見えた。

朝から、

明日が、

見えかけた。
いつも留守のあいだに
ぼくのポストにたてかけられている
回覧板には
いくつもの恋の終わりがのっていて

ぼくはその欄を見るのがとても楽しみ
恋は突然に始まり
ある日うそのように終わってし ....
寛大で ゆるやか

ねえ 重くは無いの ?
全てが焼かれて。

夜が来る。

明日は。

今日の続きじゃない。
むすびめに つまずいて ころんだ
ものずきに おなじみちをきた
きみも つまずいて ころんだ
そこで ふたりは むすばれて
あたらしい むすびめになった
吐き続けるって決めたうそ
どうして今頃後悔するの

必死に平坦を求める僕を
雨と停電が邪魔をする
霧が出たのに煙草が切れて
気が付けば車のキーを回す右手を
引き止めるなんてそんな無躾
あなたの手の温もりだけが、あたしの存在を確かにする。 さよならも告げず終わった夏の恋 朽ちた蓮の葉 爆ぜた秋の実


上弦の月に投げてみたりする 過ぎ去りし恋を球のかわりに


しあわせは賞味期限なしにつき 恋せば回れ 急がば哀れ


 ....
白がそよいで頬をいく
ちいさなちいさな記憶をひとつ
{引用=「幸せの定義」とはなんだろう。
そもそも、「幸せ」とはなんだろう。 }

ママゴトして遊ぶ娘を見て考えた
彼女にとっての幸せはママゴトセットに違いない
切れない包丁とビニール製 ....
涙も流せない柔軟な弱さ
君の世界の一部でいたいだけなのに
吹き抜ける風                                                                  
溢れるひかり                     ....
なだらかな野辺に{ルビ錨=いかり}をおろせば
緑色の秋がふりそそぐ

やわらかな雲の群れを辿れば
まぶたは風にまどろむ

じっとしていなければ
追いつけない季節

木漏れ日を新呼吸し ....
こころのない ごめんなさいを あなたにあげる 地デジがやってくる
大股で闊歩して
この街にもやってくる

くっきり画面を携えて
番組予約も楽々で
裏情報もばっちりで
夢の生活必需品

液晶画面の向こうでは
だけど
昨日と変わ ....
溺れるのと 沈むの、どっちが先なのかしら? やさしくしてあげたいの
なんて思っているときは
自分にやさしくしたいとき
そんなことは知ってるよ
でもねみんなうれしそうだから
やさしくしてあげてしまうの
お気に入りの人が
さびしいとき ....
あなたとおそろの夫婦箸
いまはもう使う気にもなれない
あの頃は愛の姿を信じていた
同じ季節の同じ日々
それでも、素肌に感じる感触は
あの頃とは確かに違っていて
ひとり台所に立てば
化学の ....
お前の髪
蚕の繭だったらなあ

白くて細くてふわんとしてて
綺麗だろうなあ

俺はお前を紡ぐんだ
糸車を
カラカラ言わせて

それから織って
お前は美しいすべらかな生地になり
 ....
輝くことって
ステキなことなのかもと

思った瞬間
まだしっかり帽子をかぶった黄緑の
君の大切なたからもの
やわらかい手が両方ふくらんで
哀しそうに助けを求める
ひとつも手放したくないんだね

小さなポッケを教えると
手の隙間から零れない ....
線路の周りには草が生えていて
私は今日もそこへ行くのをやめる

私を理由にするの?
意気地無しだわ

綺麗な顔で笑う花、は
なまえなど我にいるものなどでなし 吾が名は ただの トランペット 。

保護をうけ生活し我の小さな國 完成 間近に 小鳥が 来鳴きぬ 。

ひとつこと ただ 思い詫び過ぎにし 日々の クリスマ ....
布団だか
地べただかわからなく
倒れこみ
かいだ匂いは
金木犀

嗚呼
わたしは

それだけで
しあわせ者だ
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