どうして僕たちは結ばれたんだろう
何億といる人の中でどうして君を選んだんだろう
思考のない恋愛
赤い糸
そんなものがあるのかな
思考のない恋愛
気がつくとき
君は ....
便箋の字面に溶けた君の息 獣のかおり 熱っぽくって
和尚の目に浮世のひかり瞬く夜ナナナナナーナおれは彼女を
黒猫は媚薬を舐めてしなやかにふたりと海を飛び越えてゆく
「こんな事してあれ ....
君の固く閉ざした唇が
すこし緩んだから
僕の眉間も緩んだ
緩んだ口元から
笑みがこぼれたから
僕の目尻も下がった
こぼれた笑みが
そこら中に溢れ始め
眩しさに笑った
....
名残の冬を集めて
風がつくった
春待ち味の
ロールケーキはいかが?
http://tekipaki.jp/~clock/software/
ここからダウンロードできます。
いろいろ分析してみてください。
[解析結果の一例]
人生の成分解析結果 ....
とある 老人施設にて
歯が無くなり
噛む力が無くなり
食べる気力が無くなり
お粥や細かく刻んだおかず(超刻みと呼ばれています)しか
召し上がれなくなった お年寄りのご家族から
「 ....
いちご狩りに行った帰り道
バックシートでうたた寝する妻と娘の
少し開いた唇からは
いちごの匂いの吐息が漏れ
車の中はまるでいちご畑のようだ
高速道路の料金所で窓を開けたら
料金所のおじ ....
雪の聲がした。
急いで玄関に出てみると
吐息が 曇天を埋めるように、
真綿のような牡丹雪が
くるくる廻りながら白く染めていく。
庭先の物干し台を。
ヤツデの木を。
向かいの家々の屋根を、白く ....
ため息が行ったり来たりエレベーター
クレームを受ける時だけ仏様
ブラインドタッチで過ぎる一日よ
淋しさを集めて速し終電車
ぼくは詩人
詩を作りたいがために
心の中に潜り込みたいがために
誠意を尽くす
それはぼくの光
それはみんなへの輝き
今日もまた
朝の散歩をしていたら
道の真ん中に1匹のネコ ....
温もりが恋しい夜は君の名を3回呼ぶと魔法がかかる
ゆびさきで思い出すのはやわらかい春の午後とか君のくちびる
ストロベリーみたいな憂鬱(隠してる)心そっと触れて欲しくて
目を閉じて夢の ....
ぼくは詩人
詩人であることに
プライドがあるわけでもない
それはぼくの情熱
それはみんなへの激励
今日もまた
朝の散歩をしていたら
老人に出会った
老人はぼくを見て
....
きっと白に近くあり
霧雨を含んだ夜のなかに
咲き急いだ桜がひとつ
白く闇を破る
陽射しを浴びて
咲き競うのは
きみ
きらいですか
こんな湿った濃紺の中で
意表を突いて ....
ほら、ごらん桜の季節をむかえ撃つ空へとあおがひろがっている
待ちなよと雨は桜を冷やしてる散るだけなのに咲いてしまうの
おはようと桜が咲いて現われるその感情の意味を知りたい
....
桜は
みてきた
昔からずっと
人の恋を
年老いた樹に
こぼれる花
あわく白く
僕は
伝える
そっと桜に
想い溢れて
こぼれる花
あわく白く
春の風に
舞って ....
忘れない 忘れられない 忘れたい
幾度目の春を 迎えたのだろう
先のことなんてわからない
だけど
「明日は晴れる」
そう言ってくれてるような
力強い光を見た
塵も積もれば山となる。
一円だって 大切 なんです。
惑う星僕らの地球を抱きしめる
もし君が六等星でも探し出そう
星屑のこぼれる音か波の音
誰かに裏切られた時の恐怖は
階段を踏み外した時の恐怖に似ている
何度
階段を踏み外しただろう
まぁ
全て私の足がいけないのだろうけど
仏さまが
座っておられるのかと思っていましたら
なんともかわいらしい顔をした
花の精でした
片足だけ靴履いて
レプラコーンに会いに行こうよ
どこにも続かない道を
どこまでも行こうよ
いってらっしゃい、と
みおくる
いとしいひと
あなたをおもう
そうして
かさをほします
さんがつのゆきは
ひがゆるむまでに
きえてしまう
あかし を おる
しろい ....
みぎの手と ひだりの手
どちらも とっても大切だから
ぎゅって 握りしめて
こんな あたしの手だけど
明日も
よろしくね。
北の郷にも
春は来て
紅やら白やら
梅が咲きました
梅の香とは
どんなものかと
高くもない鼻を
差し出してみれば
黄色に染まった鼻を見て
笑う君
ほころぶ梅に
負けず劣らず
頬そめ笑み咲き誇る
....
弱いから強いふりして前を行く振り返ったら戻れないから
堰き止めた涙のダムは優しさで壊れてしまうだから離れる
見えないと未来に怯え悩むのは明日が必ず来るという前提
....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
カテドラル 傍で祈れる 横顔に みとれたる我 聖句を忘る
夕暮れて 耳に届くは {ルビ夕の鐘=アンジェラス} サンタマリアと 汝は唱えん
微笑みの下に澱める 汝の罪 分かちて負わん 我にも ....
君は君 僕は僕だと始めから 分かっていたさ だから求めた
邪魔なのは 二人を分かつ この肌と 抱き合う度に 溶ける夢みる
寄り添えば 分かち合えると思ってた 足されるだけの 僕らの孤独
高らかに目押しのできないふりをした私に和尚が近づいてくる
頭蓋骨からして大きめだって言うなら猫の腹をあてがってやる
涙目で「バスタブの縁に上ってたかどうか教えて」なんて無意味だ
そこ ....
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