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雨が降ると哀しくなる奴と
雪が降ると元気になる奴って
どっか 共通点ありそうな気がする

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『春 ....
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ねえ、知ってた?
人間もひとつの星なんだよ
地球の表面を動き回る星なんだよ
だけどね その星の光はとっても小さくてとっても弱いから
宇宙からは ....
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心なんか壊れちゃえばいいのよ
中途半端に正常なもんだから 
痛みなんか感じてしまうのだもの 
ならばいっそもう修復不可能なくらい 
粉々になって ....
ああ云えばこう云う
じゃあ どう云えば納得してもらえるのか
はいはいわかりました
そのようにいたします
とでも云えば満足なのかしら


青柿が熟柿弔う
私は熟しきったとろっとろの柿
 ....
森の向こうに空があり
私の思考が漂っている

地水火風はその中で
好き勝手に踊っている

私の感情の底に哀しみ溜まり
虚脱の寒気はいや増すばかり

自壊か決壊か知らないが
私の思考 ....
くるくると空が流転する。
葉がさざめく。
海の底を人魚が泳いでいく。

悲しみは積り、積り、
切なさで、
わたしはそれを胡麻化している。

あなたたちも同じでしょう?
細やかなことが ....
産まれる前に付けられた値札
遺伝子かも知れない

産まれた時に渡された番号札
列に並んで順番を待たなければならない

成長は言い換えれば劣化に過ぎない
生きると死ぬは紙一重

天気予 ....
 
雪がふらないから

雪だるまにさえなれず

春になっても、とけることができません


 
シャッターの降りた渋谷駅
俺たちはいっときの往生に浮かれ騒いでいた
生きることがあまりに長すぎて

なのに
なんの気まぐれか
俺はひとりになった

真夜中の交差点

ひとり撥ねら ....
水はぼくという暗闇を通り過ぎていく
空気もぼくの暗闇の中で膨張したり縮小したりする
太陽と月の関係のように
光と影の螺旋は何処までも続く

独りで生まれ
独りで死んでゆく
生まれることは ....
  波間で
  花びらを
  持とうとする
  すごい 忘却の速さで


  水のように
  貴方の部屋にいた
  そのことのすべてを
  分かろうとするけれど
  とても ....
僕はあの日のように
ひとしずくの水に戻った
水の精に魅了されたピア二ストは健在だった

瀧のごとく
怒涛のごとく
自由に偏在し
現れては消える
彼の日は今に
今は彼の日に
打ち寄せ ....
あ オチタ
あ オレタ
あ コロガッタ
あ キエタ


もう 何も無い
ただ 結果だけが
自由な行為の結果だけが
ひろくひらき広がっている
高曇りの薄白い空の許
モノクロームの大 ....
風の流れと共に
半球を描いて
白雲が流れていく

哀しい目の名無し人は
気付けば人波に逆らって
白雲の後を追う

ああ風が吹く と

風を浴びる名無し人は
気流の鳴る音を聴きなが ....
花を知らない砂漠の女王
ミルフィオリの花を
いつか手渡してくれた人
砂漠に星の種を蒔く人

いつか一緒に行こうと言った
花を見に行こうと言った
ガラスじゃない息をする花を

いま ....
掌からすり抜ける水
砂の中の骨
早送りで咲いて散る花
骨に彫られた文字
一枚の夜の被い
火にくべられる絵画
壺の中の菓子
家から出ない女
表紙の千切れた古い詩集
頭を割られた男
鏡 ....
詩の味
私はまず言葉のリズムと耳触り
次に
一つ一つの単語の味わい

生まれたリズムに
味を乗せれば 
匂いに
温度に
湿度に色

何度も舌で撫で、
歯で噛みしめ、
喉へ受け ....
俺たちは昔からの路をたどりながら
遠い国から来たらしい
ジプシーと蔑まれながら
謡いながら踊る
そうして生きながらえてきた
おまえにもその血はあると想う

旅をするっていうのは
その場 ....
秋過ぎて
名残の風は
漂泊の
想いで刻む
たむけ花

{ルビ荼毘=だび}に付したる
{ルビ骸=むくろ}には
五色に浮かぶ
{ルビ懸想文=けそうぶみ}

てのひらほどく
文様も
 ....
おそらく
この自然には同じといえる
事象はありません

天国と極楽が違うように

希望のシャロンに
輝く未来は到来しないように
さっぱりわからない
まま
死んだひとがいた

けっこう
にくまれていたのかな?

こっちは嫌いじゃなかったよ

けつえんなんだから

法事には行ってたでしょ?

なにかにやぶ ....
光のもたらす恵みは計り知れないのに
空気より空気感ないよな

太陽光がなくなったら
きっとパニクるぜ
ムーンライトがなかったら
暗黒の夜になっちまう

その昔
俳人松尾芭蕉は旅の途中 ....
涙がこぼれる少し前
僕より先に君が泣いた
音も無く落ちた涙は
いつか水溜まりを作るかもしれない

涙がこぼれる少し前
僕は声を失った
君を慰めることも出来ず
ただ涙をこぼすだけだった
生きている間だけしか
活きられないんだよ

そんな当たり前の事が良くも悪くも
理解できないのは
やっぱりいきているせいなんだろうな

空気を吸って
水を飲んで
食べ物を胃袋に入れてお ....
青が沸騰しながら揺らめく
足元の光を逆さまにして
頭から着替えるような季節は
道路の幅が良く見えなくなった
カステラの耳を残すくらい
曖昧な境目で歩いている
僕はまるで遠視になって
男と ....
青い制服が似合う学生さんが
足早に過ぎゆく川岸
うずくまる野良犬
声も出せずに
いつだって逢いたい心に
吹く風は早くおいでと誘なう
さいはての孤独地獄へ、とか
ハハ。

今日だけは子 ....
そこにある愛
輝きを放つ魂

ただ、感じる
ただ、感じて
本当の自分を知る

何でもどんなことでも
感じることが出来る

深く感じて
深い場所にあるものに
光を当てる

心 ....
細い糸が 雨に洗われている

透明なしずくが 糸にしがみつき ゆれながら

森と空を映している

糸を吐いた蜘蛛は すでに別の場所へ
風に乗って
行ってしまった

水滴の中に 世界 ....
また夜になり
静けさ、
部屋に充満して
私は一人横たわる
人差し指より先に薬指が
ディスプレイに触れ
誤字が打たれていくのを
眺めながら

)アトランダムな文字列から
)生傷の如く ....
雨の午後、僕は水を得た魚座の青年になる。
乾燥肌が和らぎ、滑らかな動きで筋トレをする。
HALさんのおすすめリスト(1838)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとりぼっちの幸福くん- 涙(ルイ ...自由詩122-5-27
音符の壊れたメロディ- 涙(ルイ ...自由詩122-5-27
縫い綴じられない赤い糸- 涙(ルイ ...自由詩122-5-27
あの声で蜥蜴食らうか時鳥- 涙(ルイ ...自由詩122-5-24
逃出- ひだかた ...自由詩320-1-27
僕たちはすべて水際(みぎわ)にいる- 朧月夜自由詩6*20-1-27
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雪がふらないから- 殿上 童自由詩4*20-1-27
夢追いびと・年負いびと- 存ゑくべ ...自由詩320-1-27
夜想- レタス自由詩220-1-27
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水瓶座- レタス自由詩220-1-26
補強- ひだかた ...自由詩420-1-26
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砂漠の女王がみる夢- 丘白月自由詩120-1-26
点の誘い・線の思惑_三- ただのみ ...自由詩3*20-1-26
食感- 三月雨自由詩120-1-25
ロマの歌- レタス自由詩220-1-25
別離_【改訂】- レタス自由詩2*20-1-25
ストレリチアのストイケイア- ナンモナ ...自由詩4*20-1-25
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陽炎- ミナト ...自由詩120-1-25
野良犬- 秋葉竹自由詩620-1-25
ただ、感じる- 夏川ゆう自由詩220-1-25
森の雨- いねむり ...自由詩220-1-24
ディスプレイ(改訂)- ひだかた ...自由詩520-1-24
魚座- クーヘン自由詩3*20-1-24

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