水瓶座
レタス

僕はあの日のように
ひとしずくの水に戻った
水の精に魅了されたピア二ストは健在だった

瀧のごとく
怒涛のごとく
自由に偏在し
現れては消える
彼の日は今に
今は彼の日に
打ち寄せ
大地を魅了する

辿り着く島もなく
変幻自在に姿を変え
硝子質のように
エーテルのように
透明な存在のような
存在しないような
偏在する水守になる


自由詩 水瓶座 Copyright レタス 2020-01-26 23:14:47
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