小田原の夜の海は
悲しむべき空虚さでしかなくて
恐ろしくなって
僕は逃げ出した

城下街の白色灯の光は
哀れむべき浅はかさを照らし出していて
怖くなって
またも僕は逃げ出した


 ....
肉も菓子もない場合に何を食べたらよいのかということは昔から考えていた
きっと
菓子もないから
なにか
ごはんとか
たべたらいいし
もっといえば
ウイダーインゼリーとかも
食べたらいい
 ....
鴨川べりの百日紅咲いた道

うす桃色や

あざやか色の赤を咲かせて

木の肌は

おちんちんのような滑らかさ


広くて浅い川床を

透かせて見せて流れ川

音のない煌め ....
あなたの為に書きました
読んで欲しくて書きました

あなたの為に書きました
聞いて欲しくて書きました


あなたが故に書きました
ひとこと言わずにいられずに

あなたの為に書きまし ....
心灯火散り花火


夏が来て風が吹く

夜が来て明かりが灯る


心灯火散り花火


あなたが居て永久を願う

わたしが居て愛を示す


線香花火は悲しい色 ....
重ね重ねの紺碧の この空に 

投げかける吐息を 

最盛期の第二四季が

情熱をも越える強靭の風が

運んでゆく

重ね重ねの夜空の色をも 飲み込む

この空に

情熱を ....
ストロンチウム90が10都県で検出されている

セシウムと比べ微量だと言われていたストロンチウムが、だ

鉄よりも重いから飛散しにくいと言われていたストロンチウムが、だ

半減期は約30年 ....
明日のわたしはわらっていますか?
明日のわたしはかなしんでいますか?
明日のわたしはなにをみつめていますか?

明日のわたしが生きているのなら
生きていることに
ありがとうをいうでしょう
 ....
小さな子供のやわらかな髪を
指でやさしく梳かすように

風は愛撫する

幼いころから見慣れている
名も知らぬ野の草花を

市営住宅が建ち並ぶ
隙間の小さな芝生の上

心地良さげに ....
一瞬の隙をついて
光の中に黒が射した
笑顔の裏を探るつもりはないけれど
知らない君がそこにいて
ああ、何を話していたか、もう
目前のあなたは誰ですか?
にわとりが先か
たまごが先か

目の前に
にわとりがいる
くふぇー くふぇーと
鳴いている

足踏み鳴らして
鳴いている

その存在感は
命の叫びは

あたしが先よ
とで ....
みられたい自分と
見える自分が
違うのはよくあること

いいかっこしたいけど
どこか抜けている
誤字のような間違いをして
気付かないままでかけてしまう

そんな今日のはじまりに
あ ....
横断舗道を
小学校六年くらいの
男の子たちの集団が
渡っていく

夏休みが始まったばかりだというのに
どの子も
こんがりと日焼けしていて
プールでもいくのだろうか
子犬がじゃれ合うみ ....
愛していると言わないで
そいつは僕を窒息させる

愛していると言わないで
がんじがらめにされてしまう


いつも いつも
あなたを気にしちゃいられない

いつも いつも
笑ってば ....
外灯に照らされて

葉のみどり





救急車の音

風もない夜だった


あなたの声を聞きたかった

からだもたましいも

ただそれだけになっていた


 ....
うつが季節に負けそう
刺激を感じないのがカルチャーショック
昨日使わなれなかったモノに
何度トライしてもできなかったから
きれいに捨てるのってつれない
思うからできないのなら
「ロスト ....
渇くまで
(ほっといてやれよ
いちいち詮索するの
)止めにしないか
君らが欲しがらなければ
あれは(枯れるだけだろう
邪魔にならない花もない
水さえも(無いのに

 ....
ゆるやかな稜線は日々の通奏低音と
重なって光や風の渡る今日を彩ってゆく

痛くなかったかい
首もげちゃったけど
どこまで転がってゆくんだろう

僕の通底器は結びつけることに疲れてしまって ....
…海水浴場へ着くと家族連れはもう帰り支度をはじめていた 。
ほしかったポロシャツにもまだ未練は残っている 。
車で走れば雨雲がついてきて
ぼくの右脳に影をさす
…一瞬すれ違うひとから過 ....
みんなおやすみ

きょういちにち

散歩していたひとも

友達とすごしたひとも

じぶんの心とすごしたひとも

みんなおやすみ


ぼんやりとした不安や

ちいさな怒りで ....
ちいさなフリルの紅が

ちぢれた風に

澄ました顔でゆれている

百日咲いたら散ってゆく

蒸す日差しの

恩師の休むベッドの上


疲れたからだを考えたら

さるすべり ....
少年は飛んで行った
アスファルトの空に向かって
自由が欲しかった この世は生ける監獄

少年が泣き叫んだ時
世界は耳をふさいだ 目を閉ざした
口をつぐんだ そして今
彼が手の届かないとこ ....
湖底に眠るオルフェウスの首
無数の藻を寝台にして置かれている
目は閉じられ
口は唄うかのように
ほんのかすかに開いている
水がゆらめいて光りさざめく

闇と光が溶け合っている
死と生が ....
朝起きて
目の前にあるものを
前へ前へ移動させます
意味は
押しながら考えています

そのうちに
坂になり
うんうんうなりながら押して
真っ白になって

気づけば夜です

生 ....
Amnesiaの意味はディランが教えてくれた

ディランはインド人とイギリス人の混血で絶望的に勉強ができないうに チビの痩せぎすだったが サーカスを脳内にぶち込んだみたいに 多彩な表情をする奴で ....
天使だった
いつも泣いていた
小さな私たちの かみさまであって
神では なかった
94年 私はたったの9歳だったけれど
Kurtの死が私の死だと
その日 知った
犯されて痣 ....
ただ一切は過ぎてゆきます

嘘で築いた砂づくりの城に私を埋めた

あれはメジロ啼く穏やかな春の頃

なくさぬために棺にしまってゆくという方針は

あながち、間違っておらぬと思いま ....
人は暗闇の中を歩きながら、心の中からはき出される思いについてを考えているものなのだろう。何かを感じているようでいて、実は、遠のいている詩の言葉の螺旋のように、遠くに続いていく工場の埋め立て地を歩い .... 雨の降りかけた
曇天のした
網の目くぐり
どんどん進み

あすへと繋がる
扉のまえ
朝日へつづいて
飛びゆこう

安堵もつかのま
時は荒れ
暗示のしるしも
解きほぐれ
 ....
魔法は科学になった
リアリティは横たわり
キノコ雲を見上げていた
父は母にすがり
ボクは身体を脱いで窓から顔を出した
水平線がまっすぐに伸びている
ウェア・イズ・ラブ?
ほしかった弟 ....
HALさんのおすすめリスト(1838)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寂しさの単振動- CLBA自由詩112-7-28
Holy_Hand_Grenade_of_aunty_ock- 6自由詩112-7-27
鴨川べりの道- 吉岡ペペ ...自由詩212-7-27
あなたの為に書きました- 小池房枝自由詩5+*12-7-27
心灯火散り花火- 永乃ゆち自由詩14*12-7-25
情熱を乞う- 朝焼彩茜 ...自由詩10*12-7-25
ストロンチウム90- 吉岡ペペ ...自由詩212-7-25
明日のわたし- そらの珊 ...自由詩9*12-7-25
夏のこどもたち- ただのみ ...自由詩24*12-7-24
無知を望んだ- なきり自由詩312-7-24
にわとりが先- 朧月自由詩512-7-24
誤字- 朧月自由詩612-7-24
街角の風景- そらの珊 ...自由詩10*12-7-24
わがまま- まーつん自由詩10*12-7-23
夏の街路樹- 吉岡ペペ ...自由詩412-7-22
廃」「廃棄物- アラガイ ...自由詩11*12-7-18
夏の草- アラガイ ...自由詩3*12-7-17
線分上のアリア- 梅昆布茶自由詩1212-7-17
/中断_/- アラガイ ...自由詩4*12-7-16
みんなおやすみ- 吉岡ペペ ...自由詩612-7-16
百日紅の夏- 吉岡ペペ ...自由詩612-7-15
アスファルトの向こう側- まーつん自由詩10*12-7-15
オルフェウスと竪琴- そらの珊 ...自由詩8*12-7-15
生きています- 朧月自由詩312-7-15
アムネジア- いつも神 ...自由詩212-7-15
with_or_without_you_-Kurt_Coba ...- 関口 ベ ...自由詩212-7-15
funeral_lovers—四季—- 関口 ベ ...自由詩312-7-15
品川港で考えていたこと- 番田 自由詩212-7-15
開眼- シホ.N自由詩1*12-7-15
WWW- 自由詩712-7-15

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