間抜けとすこし話をした
どっかのドラマの中みたいに
でかいグラスに
ウィスキーを注いで渡す

金は、もうない
素直に話した
返すどころか
こっちでやってくぶんもない
マジだ
な ....
五番街に家が欲しくなった
だけど
この国の五番街が何処にあるかを
私は知らない

五番街に棲みたくなった
ボロいアパートでもかまわない
愛しい人と二人だけで棲みたくなった

五番街へ ....
花が枯れると
心に寂しい歌がながれる

空が曇ると
心に儚げな虹が架かる

夜が息苦しいのは
心に痛い未来が怖いから

おぼろ月
ほんのりと
ほお染めて
酔っているの ....
北風が吹いている
冷ややかな晴天に包まれて
真冬の気配が漂っている

僕は相変わらず臥せっていて
君の姿は遠くある
遠く響く君の声
僕は抱きしめ此処に居る

)君、ぼくたちはどこから ....
光は背伸びをして肩を叩き
私の半径に翼をくれる

少し前に生まれた心が
夜空を砕いた和音のように

思いや言葉が時を超えるなら
手を添えるほど高く飛んでいたい

迷いはないか
恐れ ....
メロンソーダの底で揺れる
妖精の冠が綺麗なのは  

触れると弾けて消えるような
一瞬のうちに終わる恋みたい

その中で私はまた夢を見る

これは誰かの涙なんだろうか
それともあくび ....
仰ぐ
高曇りの冬空を
透き通っていきながら
仰ぐ
人差し指を立て
天から降り立つ冷気をかき混ぜ

)わたしの肉身から
)欲望溢れ零れ落ち
)ふるふる震えて
)大地に帰る

仰ぐ ....
胸のロケットが燃料を探し
手が届かないまま

延長コードの先に明日がある
ような気がしてた

ミルクを入れたばかりの
コーヒーみたいに

白い道で誘う夢がひとつ
寝返りを打つと消え ....
混ざり合ったミルク
舌の上で踊って
僕を連れていく
真っ白い夢へと

あと5分だけ此処に居よう
時間がきたら
時に追われる者として
世間に溶け込むんだ

そうして僕は生きていく
 ....
死ぬまでに全てを抹消してしまおうと
無駄に生きていても天球は確実に回転して

とても言葉が軽い時に
やっぱり訃報と交換なのだが

Resetすることを恐れてはならないと想う
リセットで救 ....
たまには
月を下で眠るんだと

カッコをつけた彼の
見上げて眠った月は
わたしに降りそそぐ白い色の
月と同じ月だったのだろうか

星には
しあわせな自由を願った

月には
彼と ....
サーカスとは

ライフル銃の回転もなく
ただ無防備に
悲しみの心が
ただこのサーカスに舞うころ

流されている
こころぼそさが
ふたりの身体をひとつに溶かすけれど

そのと ....
銀河の扉を開ける鍵があれば

天秤に乗った髪の毛を買って

美しい女性になりたかった


ふたごのブランコで孤独を揺らし

鏡の前で惑星が泣いて

北斗七星の柄杓が汲んだ

 ....
 夜の延長線上にある朝に聴くコルトレーン。
 時間をさかのぼると見事に夜へとつながっている。
 今この時までの道程に私は立ち尽くしていた。
 時計だけは正確に過ぎ行く時間を刻んでいる。
 ....
とうめいな折り紙で
紙飛行機を
折ろうかと
おもった

夜あけまぢかの
ひがしの空へ
飛ばそうかと
おもった

けれどあまりにも
なにもかも乗せているので
てばなすことがこわい ....
デイサービスをやめて
寒くなってきて身体が硬くなってキツいから
寝る時に貼らない簡易カイロを左肩に敷いて寝た。

低温火傷していたなんて気づかなかった
次の日の夜背中が痒くて孫の手で掻いたら ....
いつまでも、眠っていたい
冬の朝のことです


じぶんから逃げ出した
ふりつもる悲しみから、

追いつめられた仔犬でさえ
それでも牙を剥き
過去と戦おうとしますが、

 ....
 *

終りのないものの終わりを決める
生きることは括り閉じることの繰り返し

言葉に置き換えられた
かたちのないものが夜うっすらと発光する
夏の夢の欠片が螢なら

抗うことを止めた ....
本名も知らない男に胸を揉まれてる間
スタバの新作フラペチーノのことを考えていた

チョコレート味の氷に
粉々のクッキーがまぶしてあって
ホイップクリームがたっぷり絞ってある
とても美味しそ ....
自転車置き場に届く光が
まだ短くて生まれたばかりで

跳ねた髪の毛を撫でる時だけ
僕の顔を見つめるように

寝返りを打ったその体は
宙に浮くほど細かい指先で

カゴの中を編んでいるけ ....
打ち上げ花火で自転車を探す
大きな車輪を転がす間に
舞い上がる心を乗せて行くよ

見えないはずのレールを繋げて
後ろ姿だけ確かめられた
あなたの光と混ざろうとしたら

私の身体が燃やし ....
彼はアナログの世界に産まれた
自我に目覚めて初めて眠りから冷めた朝のこと

家のなかはがらんとして静まりかえっていた
人は誰もいなくて 気配さえ感じられなかった

まだ幼い彼は泣き出した
 ....
君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあ ....
牛と豚の合挽き肉に玉葱の微塵切り
塩とブラックペッパーを適量 それにナツメックも適量
トマトケチャップと鶏卵を加えパン粉を入れる
それらの食材を手で混ぜて捏ねる

そのなかにどうやったら
 ....
四国の方へ行って来ると
昔の君は言いました

僕は不安で尋ねました
いつまで行って来るのと尋ねました

すると君は言いました
ずっと行って来ると言いました

僕は淋しくなりました
 ....
あのすいません
思い通り商店街ってどっちですか?

あの角を右に曲がって
三叉路を左に行ってください
でも、どうしてあんな所に
行きたいんですか?

思い通りに生きてみたいので…

 ....
熱い湯に溶けだして
全部なくなればいいのに
わたしの抱いた黒いモヤモヤも
石鹸で洗い流せたらいいのに

そうすれば
綺麗な姿で君に会える
綺麗なわたしになれる

それって嘘を吐いたこ ....
餓鬼の頃
俺んちは貧乏で大家族だった

家はあばら家で年中すきま風が入ってきた
破れ障子とぼろぼろの木戸は閉めてもあまり意味がなかった
防犯の役目はしていなかった
もし夜中に何者かに襲われ ....
転校生は心の内壁に小さな刺青を持っている。
転校生は誰も、そんな秘密ゆえに転校してくる。
僕達の耳は離れていても
ハートの片割れを探している
だから髪の毛で隠さないでね

風に震える柔らかいカーブを
何周すれば君に辿り着くの

脇目も触れず歩いてきた道に
ピンクの朝焼けが広 ....
HALさんのおすすめリスト(1838)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
錆びついた奴ら- 竜門勇気自由詩3*19-12-13
五番街へ- こたきひ ...自由詩419-12-12
花と空と夜と月- 秋葉竹自由詩519-12-12
木霊(改訂)- ひだかた ...自由詩519-12-12
カプセルの詩- ミナト ...自由詩2*19-12-12
sparkling- ミナト ...自由詩119-12-12
仰ぐ(改訂)- ひだかた ...自由詩619-12-11
夜明けのピクニック- ミナト ...自由詩319-12-11
コーヒーブレイク- 卯月とわ ...自由詩619-12-11
亡命の星- 梅昆布茶自由詩1219-12-11
リセット- 立見春香自由詩919-12-11
サーカス__サーカス- 秋葉竹自由詩1219-12-11
回転銀河- ミナト ...自由詩119-12-10
グッドバイ- メープル ...自由詩6*19-12-10
とうめい- 立見春香自由詩519-12-10
低温火傷- 鵜飼千代 ...自由詩7*19-12-9
粉雪のように- 秋葉竹自由詩919-12-8
201912第一週詩編- ただのみ ...自由詩11*19-12-8
スタバの新作フラペチーノ- 印あかり自由詩8*19-12-8
青の方角- ミナト ...自由詩219-12-8
ロマンチック- ミナト ...自由詩119-12-8
脳内の積み木が崩れていく過程には- こたきひ ...自由詩619-12-8
星狩り- 山人自由詩14+*19-12-8
化石のなかで眠る- こたきひ ...自由詩419-12-8
夢寒夜- ひだかた ...自由詩719-12-7
思い通り商店街- イオン自由詩3*19-12-7
シャワールームでひとり- 卯月とわ ...自由詩219-12-7
自分の存在がやたらうざいと思えても- こたきひ ...自由詩319-12-7
転校生- クーヘン自由詩3+*19-12-6
ピンク- ミナト ...自由詩219-12-6

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