体があって心があって命がある

神様からは三つを頂いているんだよ
三つが揃って一個の人間なれるんだよ

命ってものは、縁に触れてこの世界にあらわれるんだって何かの本で読んだ事がある
勿論
 ....
小鳥についばまれた 肉は
果実の それであって
ついばまれずに 落下して
芽をいぶきだすのは そのたねである

ある彗星が太陽系外の別宇宙の存在者が
近々 太陽系内に飛来しつつある ....
木々は枯れて葉は落ちて
遠く鳥の群れが過るとき
裸木の梢に半月が
白銀の色を散らしながら
真冬の空を愛撫して
ぽっかりうっとり浮かんでいる

)あゝやっぱり今日もまた
)永劫宇宙の営み ....
君の言葉が
僕を貫いて
揺さぶって
世界を変える
そう思っていた

期待だけが膨らんで
君が見えなくなって
僕の世界は窮屈になっただけだった
期待をしながら裏切られても
世界は真っ直ぐに立っている

背中に刺さる青白い光が
答えを導く公式のように

入り口と出口を決めたら
誰かにぶつかるまで愛したい

夜が美しくなるほど
 ....
強い奴が弱い者を苛める話はよく聞くけど
弱い者同士がお互いの首を絞め合うのってどうなんだろう

この世界には中心があって
そこはきっと点なんだよな
そこから外れたところへと
世界はどんどん ....
叩きつけ合う鋼鉄
反響スル
この森に
霊魂をぶら下げ
午後五時に入る

 異界ノ息、
  異様ナ相、、
 移行ノ刻、、、

穿たれる
窪みに
今や鉛と化した
前頭葉をズブリ
 ....
大切な写真を破った時に
稲妻みたいな道ができて

あれから迷って歩いたら
ふたりの洋服が焦げたよ

陽射しが畳んだ思い出は
箱の中で寄り添うように

長い年月をかけて生きる
色褪せ ....
咲き誇る冬の薔薇
清澄な空気に
白く濡れたふくらはぎ
閉じられる傘

雨上がりの明るみに

触れ合う額と額
優しい石鹸の匂い
紅に染まる薄い頬









 ....
空疎な空をかかえながら、
掌のなかに空色を握っている。

機械仕掛けの古城に、
冬の点し灯が灯るのはいつのこと?

荒野に風は吹き曝しになって、
人々にマントを被らせる。

皆希望や ....
絵筆ではなく
言葉のペンでするスケッチ

現実からかけ離れた場所に椅子を置いて
そこに身を委ね
手には大学ノートではなく
スマホを持ってる

頭の中で思索を巡らしていたら
そこからみ ....
 *

貧しい子どもたちのモノクロの微笑み
冬の頼りない日差しに委ねる頬

悪意は悪意のままでだけ美しい
信じることと騙されることが同義となった今

焦点は暈されたまま
クシャクシャ ....
幸福について考えるとき
幸福はいつも
私というものを
嫌と云うほど 突きつけてくるのです


幸福になりたい
ため息みたいに口について出てくる言葉
だけど 一体何がどうなれば
幸福と ....
年末の日曜日


昼から呑みながら適当に





部屋の整理をしていたら




















 ....
光に照らされ 透けて見える川底
流線型の魚影が うつくしい
フォーメーション

薄雲が川に陰りを与えると
失われた魚の影
代わりに現れたのは 鱗の煌めく魚たち

わたしは、だれとも 会 ....
人ってさ
誰しも三つ持ってるよね。
一つは体
もう一つは心
そして最後に
かけがえのない
命ってやつ

何を今さら言ってんの
そんなの当たり前じゃないか

そんな事言わないで
 ....
おばしまに乗る月は
妖精のスカート
葡萄色の瞳
月の吐息は朧にかかる

レンゲ畑は美しい雪の下
雪のミツバチはあなたの面影
月光を集めて飛んでいく

妖精のうしろ姿が見える
月 ....
香炉の炭が小さく赤く
藪小路の実のように

置かれた和菓子のように
上げた障子戸の向こうに
雪で染めた羽根が見える

茶室でふたりきり
白い息はひとつきり
他人の不幸に辿り着いたら
なぜだか幸せを噛み締めているようで
どす黒い絆という文字ばかり踊っているのです
そのお嬢様は、人を信じることができなくて
そのお嬢様は、『いい人』のことが大嫌いだった。

いい人が、いいおこないをするのには
なにか理由があるんだと知っていたので
いい人を尊敬したりし ....
くさかれて


くさかれて
 さきへさきへと
  かわりゆく
   れいわのさきへ
    てをのばすとき


きづいても
 つねにふたして
  ねむるよる
   のべのおも ....
くちのなかで飴玉転がし
立ち消えた、
甘酸っぱい感情を
想い返す


作られた梅の酸味は
さらに人工的な丸い味がする

冬は、寒いから、嫌いだ

死んだ人のことも
 ....
語られ尽くした愛
あなたの見せるもの
わたしの生み出したもの
比べて見せて
本当を見せて
十代の終わりか二十代の始め頃
彼はその心の中にダイナマイトの束を隠し持っていたんだ
導火線が短くてさ
直ぐに爆発させてしまうのさ

そのせいか目付きが鋭くてさ
夜の繁華街を一人でぶらついて ....
 原色の静けさの中ここは湖底。
 月光は青い輝きを紡ぐ糸のよう。
 黄色の象徴は何を思うか。
 息苦しく波打つ湖面に雨は降る。

 血潮に染まる感情の震え。
 息苦しさを抱える貴方が見 ....
ご存知ですか
最前線の戦場で便意をもよおしたら
どう対処したのかを

 そんなの知るわけありません
 私は戦後生まれで虫一匹さえ殺せません

そうですよね。私も貴方と同様で戦後生まれです ....
おでこキランとひかった
おしるこがはなたれで
まゆげがピクっとなって
まえがみが
まえがみが
ぱかんと
まっぷたつ
すだれのばけものが
うっすら
みえたような
みえないような
て ....
七色をしたイルカが、
妥協を許さないスピードで海の中を進んでいく。

 ああ、わたしたちは誰の子供たち?
 皆、神の子供ではないのだと、
 そのことを知っている。
 皆、神の子供ではないの ....
熟れた海に円い波を起こす
だけど小石では何も変わらない

ため息で窓が白くなる
それだけが今を生きている証

折り紙の飛行機 空へ放つ
誰かの指先を待ち続ける

過ぎ去れば跡形さえ無 ....
愛娘が毎朝八時に起こしに来る
歪み捩れた時空の層を超えるのは
なかなか大変だそうだ

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おはようのキスをしながら僕は言う

)そんな ....
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