餓鬼の頃
駄菓子屋で引いた籤は
紐が何本もあって
その内の一本の先に当たりと外れが出た
当たりが何で外れが何だったかは忘れてしまった

俗説なのか何なのか知らないが
男と女は運命の赤い糸 ....
面白いテレビ番組は終わり
テレビを消せば静寂

真夜中の室内に
真夜中の唄が響く
静寂だけど確かに聞こえる

頭の中が静かになる
今を純粋に感じられる

真夜中の唄は
静寂だから ....
陽の光が差し込む黄金の部屋
少しだけ目を閉じて
瞼の裏でその光を感じる

目を開けたら
そこに貴方が立っていて欲しい
微笑んでこちらを見つめる瞳だけで
わたしの身体は温まるの

目を ....
暗闇ににじむ モニターの光が 
風の死んだ 霊廟のような部屋を照らしている

もう長い時間、きしむ椅子に座って ここで過ごしている

深い傷を癒すために

外部から与えられた傷と 
自 ....
アリバイは、崩れない、

紙飛行機は、落ちていた。

雪だるまが、崩れていた、

見渡す限り、雪景色。

お正月の、少し寂しい

公園に行って、冬空をみた。

あとで、 ....
新年 開けて、街 静か
枯れ葉サクサク踏む森も
川沿い遊歩道歩く人も
透明レンズの瓶底を
斜光に照らされ輝いて
無音無音、また無音
青く濃くなる天空を
見上げ私はベンチに座り
ゆったり ....
少しくたびれた一軒家の生垣に
一面たくさんツバキが咲いていた
手のひら二つ
ひとつひとつを包みこめば
家族の笑顔が蘇る
赤い花がぽっと消えていく
家族で過ごすなんでもない一日は
もう戻っ ....
人生は川のようで、

いつしか大海に合流していく。

神とひとつになれるのなら、自由など何の問題にもならない。

真の楽しみは、楽しみを超えたところにある。

悟りとは、自分が好きなこ ....
YESとNOの間に生まれた
ふたりの気持ちに栞を挟んで
折れることのない角を祈った

あなたと私が出会わなくなり
月も星も飾りみたいで
道は誰にでも優しくするの

曖昧でいることで強く ....
そう、
僕たちはいつも現場にいる
破片

最低の言葉遣いをする低脳だ

たとえ親が死んでも現場にいるし
無縁菩薩の教えなんてしらないし

5百ミリリットルのお茶が欲しいなんて
誰に ....
俺って
私って
芸出作品?
神様の創ってくれた

だからイケメン
だからイケウーメン

だから俺ってかっこよくて爽やかで
だから私って化粧品なんていらないくらいの美貌なの

悪い ....
もし
おのれの本能と欲望のままに生きられたら
             生きてしまったら
間違いなく犯罪者になってる
         なっちまう

ある日逮捕されて
身柄拘束されて
 ....
まだ空は暗い
誰もが待ち焦がれている
それは確かにそこに在る
星が見えれば上出来だよ
それ以上を求めちゃいけない
けれど誰も欲を抑え込めない

空が明るくなるあの瞬間を求めて
この暗が ....
沈黙の夜に耳を澄まし
星の歌を聴く

こぼれ落ちる音を
部屋の天井にピン止めする

布団からそっと覗けば
ここは夢の待合室
最後に見た海は
寒桜の隙間
白い泡が飛んで散る
追いかける花びら
ウミネコが咥えていく

水平線の空
雲を割り降りてくる
オレンジ水晶の柱

ピンの折れたオルゴール
星を ....
冬の風は少し固い
庭の薔薇は頬の色
妖精が落とした花びらは
降り積もる雪の栞となり
あなたの愛のように読まれる
晦日の夜に
透空遥か、星瞬き
シリウス、ベテルギウス、プロキオン
冬の第三角を壮大に結び
除夜の鐘待つ街を照らす

燦々と光ふるふる新年に向け
透空遥か、星々の輝く
昨日、毎年書いている、
「年の瀬」の詩を書こうと思ったのに、
書かなかったら、
もう詩の中心が逃げてしまっていて、
今日はもう書くことがない。


来年は給料も下がり、
ボーナスも出る ....
もう寒くないのに
この冬は寒くなかったのに、

雪を待ってるなんて、バカばかり
あの日は、待っていたけれど

ただの風邪のように鼻水を
すすりながら、心も

カビないのは寒い ....
光溢れるこの午後を
旅人は行く、
白波飛沫浴び

見知らぬ漁村の
裏庭を
冬薔薇の香に包まれて

旅人は行く、
光のなかへ
今この場所から離れていく
飛行機や新幹線のように
全てを持っていけないから
思い出に変えて胸にしまうんだ

時が経てばあの日の涙も
私を飾ったリボンみたいに
滑り台を作り未来へと進む
 ....
スカッとしない毎日に
いらっとする日々
ふらっと入った店で注文した拉麺
不味い
それでも勿体ないからすすってたら
グラッときた

地震は大したことなかった
よかった
ラッキー
そ ....
  旅


こころは
しらないうちに
旅に出る

笛のねに さそわれて
むかし 人びとがすんでゐた
海辺の村で
潮風にふかれてゐる

いつになつたら
かへつてくる ....
ふっと森の脇道に
消える女の
コートの裾が引き摺られ

土煙上がり
瞬間の
狂騒に黒い幹がそそり立つ

森はやがて雨に濡れ
ひっそり静まり返っている
片恋と
相思相愛は
たとえるならライスカレーとカレーライスくらいに
距離が離れてるのかな

片想いは一方的に直線を進んで
甘く切ない想いは線香花火のようで
儚い

両の想いは遅からず ....
樹間から
覗く冬晴れの青、
ふるふる震え
落ち葉舞い散るこの夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ ....
青、
樹間に揺れ
白い巨鳥、
羽ばたいて
僕は行く
天に呑まれ

光の矢、光の矢!

蒼穹は割れ
漆黒の宇宙が唸っている
ネットの海でサーフィンする
ひまさえ有ればしてしまう
その間は会話が減ってしまう
反対に
話しかけられるとウザい

ねぇ
何で今スマホなの?
お話ししようよ
せっかくこうして会って二 ....
今頃、どこら辺に居るのだろう?
君が旅立ってまだ一日と経っていないよ
けれど、わたしは君がどこへ行ったかを気にしている
何も手がつかなくて日常が荒れ果てていったとしても
わたしは君の居場所を探 ....
少年
彼はウヨクである筈がない
暴走するバイクの後ろにこの国の旗をバタバタさせたに過ぎない

青年
彼はサヨクである筈がない
ただ単純に労働者の要求として賃金値上げの運動に名前を並べたに過 ....
HALさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
当たりと外れが有るから籤なのさ- こたきひ ...自由詩520-1-4
真夜中の唄- 夏川ゆう自由詩320-1-4
5分前の光- 卯月とわ ...自由詩120-1-4
青い炎- いねむり ...自由詩220-1-4
お正月- 秋葉竹自由詩9*20-1-3
時流- ひだかた ...自由詩3*20-1-1
ツバキと家族- 灰泥軽茶自由詩320-1-1
生まれてきて幸福でした。- viraj自由詩220-1-1
- ミナト ...自由詩1*20-1-1
冬籠り- 梅昆布茶自由詩1020-1-1
自惚れの戯言なんて- こたきひ ...自由詩220-1-1
黒く塗りつぶせない- こたきひ ...自由詩220-1-1
空白- 卯月とわ ...自由詩220-1-1
夢の待合室- 丘白月自由詩119-12-31
星のかき氷- 丘白月自由詩119-12-31
アンネフランクの思い出- 丘白月自由詩119-12-31
晦日の夜に- ひだかた ...自由詩319-12-31
年の瀬2019- はだいろ自由詩119-12-31
雪を、待つ- 秋葉竹自由詩3+19-12-31
旅人- ひだかた ...自由詩119-12-31
リボン- ミナト ...自由詩119-12-31
虚無と日常- こたきひ ...自由詩319-12-31
旅・遺作- 石村自由詩19+*19-12-30
- ひだかた ...自由詩519-12-30
カレーライスとライスカレー- こたきひ ...自由詩319-12-30
遠い記憶(改訂)- ひだかた ...自由詩319-12-28
蒼穹- ひだかた ...自由詩619-12-28
鏡に写らない顔で微笑む- こたきひ ...自由詩219-12-28
今頃、どこら辺に居るのだろう?- 卯月とわ ...自由詩319-12-28
風が吹けば人の目には涙が- こたきひ ...自由詩219-12-28

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