これからはじまる暮らしを あなたに
数え切れない思い出を あなたから
繰り返す毎日なんて
きれいごとじゃないけど
疲れた夜はお酒をのんで
ささやかな夢を語り明かして
目覚めたら窓を開けて
 ....
両腕でバランスをとりながら黒鍵を渡る。ちろちろとつま先から炎、揺らめくモディリアニ。白鍵
は床上浸水していて、溶けてしたたるたびにじゅう、って、しずくの結晶なんだ。映る、壁に体と
もうひと ....
わたしはあなたに幻想しか見ていない
だから幻想を見せてよ
もっとたくさん

呼吸が浅くなるくらいの
幻想を見せて

わたしはあなたの背後から近づいて
棍棒を振りかざす
力いっぱい振り ....
ようくん おこって ぷんぷんぷん
かわいい おかおが まっかっか
どんどん ふくれて ふくれるよ
ぷくっと まんまる ふくれるね
ぷんぷん ようくん こんにちは
まっかっ かっかの まっかっ ....
きこりは斧を打ちつけて太い幹を切り倒す 

さぁ 石つぶてを投げつけようじゃないか  
さぁ みんなで悪い噂話をしようじゃないか          

チップをください 
チップをください ....
左の肋骨
3本目あたりに
ちっちゃいおっさんがいる

かゆいなあと思って
トイレでみると
3センチくらいの薄汚いおっさんがいた

隠れようとしてたけど
厚みのない胸に隠れる場所はなく ....
見逃してしまいたいものが
貴方の
くちびるのあたりに漂っていて

墜ちることができるなら
楽になるのだろうけど

それでも

風は吹き飛ばしてくれるわ
言葉も
想いも
悲しみも ....
私、詩を整理したの

これは、お知らせなの

お知らせなのに詩なの

とっても個人的なお知らせだもの

どこに書いたらいいか分からないもの

どうでもいいことかもしれないもの

 ....
透明に なりたいね

本物なんて ないからさ

目指すなら トウメイ だね

そうだと よいね
花はよく咲いたが

実をなさなかった









わたしの部屋には

白磁があるが

それには違う

実を山としよう
 
 
  ....
絵の具が描きたかったのは 校庭のブランコの横の大きな一本の木だった。
一枚 一枚、 葉っぱさん達は 気持ちよさそうに 揺れていた。
「はじめまして・・ 」と お話しをされてきたのは、少し右寄りの  ....
一晩中

ブルーシールについて語り合う

植物性は許せないらしい



今朝

庭の畑に霜が降りた
うるさいから
どこかへいってほしい
邪魔だから
消えてほしい
でも
そういうものこそ
奥深くに強く
根を張るもので
ほら
きょうは もう
ひ がおちる ね


と いいながら
遊歩道ぞいの木々は
うでいっぱいの
はっぱ を
するするとみまわし
だれが いちばん
きいろいか
えらぶのに
いそ ....
おはよう、

立ち止まれるのは
げたばこだけ

あなたは、寒さには気づかない
わたしの
手が赤いのはしあわせだからです

髪が、さっきからおりてきて
邪魔をします



 ....
泥のようなものが
頬にぷつり一粒とんでくる 
湿っているようで
頬からじわじわと痒みを吐きだしてくる
ニールは白く光っているというのに

一秒と一秒の間を通って
私の頬に張付いた ....
火の国の水は
枯れ果て、
哀しいほどに
湖底をさらし
汚泥にまみれ。


では
何をしてきたか
言ってみたまえ
無粋の君らよ。

やたら議論を重ね
多くの人の汗を浪費し、
 ....
くそったれ ばっか だと思っている
くそったれ ばっか だと思っていた
いや 実際にクソったればっか だけど
くそったれ ばっかり でもないのだ

何が好きだとか、何が嫌いとか
何を信じる ....
「父さん」
「うん」
「もうすぐ俺、初給料日なんだけど」
「そうかおめでとう」
「なにかほしいものある?」

俺の目には父は典型的な仕事人間で
週休二日制になっても
土曜にはいそいそと ....
雲が隠す
ゆがんだ
月の影

雪が舞う
ギターに
踊る影

          この
          舌を噛み切りたくなる
          ような衝動
          ....
行方知れずの貴方は
死んでしまったのかしら

私は爪を染めることも忘れて
焦茶色の瞳だけ奇麗です

恨み言の渦に攫われては
振り切って

汚れた肌を晒したくないから
髪も身体も洗い ....
濁流にのまれて
螺旋状に壁を廻らした
塔を くだるのか
のぼるのか
もんどりうって 腰骨を折って
はい おしまい
お前ってちょっと
黄色すぎやしないかい?
笑う度、消えてくたぐいの深緑

燃料は確実に燃えてゆく

あの森の湖は深く
私が消える

バスタブに沈んだ水色に
一瞬息をのむ
あれだ
あのー
いや
だからあれだ
さまざまだ
それぞれの。
それぞれがさまざまに
そもそものことを。

僕たちはいつも
そんなふうに

ま       ざ

ま      ....
晩秋の午後四時
まだ夜ははじまらない
こんな時間に酒を飲んでいるのは
私の朝が今日は午前四時からはじまったからだ
ふつうと数時間ずれているのだと考えてほしい
ああそうだ
確かに
先月の私 ....
中空から舞い降りる 
ゆっくりとひとかたまりの光
原っぱの漆黒をひらべったく白昼にした
薄は失われた銀色を白粉のように放った
艶やかな水平線をラインクロスする
誰かがこちらを見ている
遠き ....
笑って笑って

笑ってますか
いとしいわが子

見えてますか
いとしいわが子
の笑顔
つぎだした右手のPEACE

その指のあいだの
無邪気な笑顔
の裏側
の後頭部

そ ....
扉を開けて出て行った
それぞれの場面を生きている人を思うと
とてつもなく
ひとりが寂しくなったので
もし
きょう会社が休みだったら
料理をたくさん作ろうと思った
一緒に食べる人のことを思 ....
しなやかな群青体 溶けている 
殻を蹴って
熱い空気層の下 よく冷えた水層の中
にじむ 鮮やか 凍てついた花火

魚になりたい

そして、通過してゆく 

口から流れて えらで出てゆ ....
無数ともいえる
ボタン

ひとつずつ、かける
かけ終えたそのとき
もっと別の
なにか
きらりと光るような、に
心をうばわれて
せっかくかけ終えたそれ

一気にはずす
そんな ....
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