ふでばこを開けると
アフリカの草原が広がっていて
夕日に向かって一人
お相撲さんが
四股をふんでいる
何故あの日
僕はふたを閉じてしまったのか
守るべきものなんて
まだほんの少しだ ....
とことん凹めと言われなくてもとことん今凹んでるジャン。
2人は、一生懸命会話している。
内容は成立していないけど・・・ただただ・・・とことんとんとこ。

太鼓の音が鳴り響いている。
 ....

知らない住宅街を
自転車で走っていたら
なんだか怖くて
気がついたら
みんなが家の前に座っていて
ああ困ったな
困ったな
そう思いながら
わたしはペダルをこぎ続けて
前から
 ....
はかりしれないほど
スィートな加速度で
ぼくたちは走っていたので
日々の円周ばかりを、何十回とまわり
あしたの記憶だけ
どこかに置いてきてしまった


クラクションが、鳴ってる

 ....
このメガネについて来い なぜなら私も妄想派のアキバ系だったから
このメガネについて来い なぜなら私もユニクロが永遠にトレンドだと思っていたから
このメガネについて来い なぜなら私もアニメだけ見てれ ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
何のためでもない

わたしは

休みの日の布団によこたわるために働いているのだった
生まれてからしばらく
うつむいていたのは
悲しかったのじゃなく
探していたの

欠けたコーヒーカップ

もうないって言われていたけれど
知っていたけれど
探していたの

粗末な客 ....
ひととひととひととひと


しんこきゅうをしています


ひととひととひととひと


しんこきゅうをしています


あさごはんは
だれもいないしょくたくで
おみそしるから
 ....
朝方早く、空は虹色をしていた。
世界にだまされている。
ベランダに立って、気がつけば、
世界は今も動いている。
給食センターのトラック。除雪機の眠った倉庫。
海に続く空気。

朝方早く、 ....
どうしても言えない“ハロー!ピース!”を
惜しげもなく言っている夢を見た
誰がなんと言おうと夢でした
どうしようもなく夢でした

無邪気に“ハロー!”と言えない僕は
まともに挨拶すらできな ....
 カフカはするめイカだ。するめテクストと呼びたい。文体は質素だし、感情は薄いし、一見晦渋。テーマが見えにくい論文みたいな印象。でも、少しずつ奥に踏み込んでいくと、ヘンテコなユーモアや皮肉がアミノ酸みた .... アルマジロな午後。
僕は転がる。


あるまじき僕は正午。
ごろごろとアルマジロと転がり、
ヒジキを食べている。

ヒジキはあるまじき美味しさで、
もぐもぐとアル ....
ほんの少しピッチのずれた
不安な音楽を

誰のためでもなく
自分のために
脚で折れるものは、なんでも折った。
脚で砕けるものは、なんでも砕いた。

この脚は、おれの凶器で狂気。

おれは天才だと、
思っていたあの頃。
この脚さえあれば、
どん ....
もしも もしも     もしもし……?


本物の詩人になれたら
うしろめたく感じたり
我儘かな 思たり
苦を知らん 思われたり
ねたまれたり
クレームおもっくそきたり

ずっし ....
毎日が 
ずっと、遠浅だったらいいのに

って、言ったのは
あなただったか、わたしだったか、
もう わすれてしまった
うつろいやすいふたりだったから
ただ
手をつないだ

波が
 ....
平成十七年五月十七日
半歌仙連歌「木漏れ日まるく」の巻
於 RT会議室A

 表
 発句  夏木立木漏れ日まるくなりにけり
 脇    手足伸ばして歩く歓び
 第三  園児らの帽子ばか ....
これは私のための祈りであって、あなたのためのものではない。

山を歩く。桐の花がそろそろ終わりで、空色だった花は汚れた茶色に変わっている。そのかわり茨が満開だ。真っ白な花は鮮やかな美しさを持たない ....
命令に従うまま

とじた視線の先に蠢く

はかない炎の中に

何れとも知れぬ炎が また消ゆる

でいごが僅かに開く

すずやかな風は何処へ行く

かぎりない空へと

私の信条、というのは実はおそろしく単純で、ひとことで言える。

「他者を尊重する」

これだけである。だから他者の詩も尊重するし、他者の信条や宗教や思想も尊重する。意見が対立するときは議論する ....
以下は、2001/02/04(日) 00:40:56にメモライズという日記サイトに投稿したものの再録です。何年か前からこーゆーこと考えてたんだよという話です。

***

「嫌いな物」 ? う ....
かかりすぎる 振り子
届くまで 飲み込んだ 長さ

ふさがってる ノート 
ささやかな 白 の 記

とめられたいのなら
かわって
につかなくなって

ぽーん と 破れた  ....
うん。
そうだ例えばね。

歳の離れた少女に、尊敬の念を感じたり。
歳の離れた、おっさんの人生を心配したり。

また。
そうかと思えば。

歳の離れた青年のケツを、思いっ ....
はじめて詩を読んだ時
若くて とてもかわいいと思った

しかし しだいに冴え
凍るような苦痛 けど
美しさをまして

貴女は 詩を うとんじていた
悲痛な思いを記す事を 嫌悪し ....
放送室では今、とてもいやらしいことが行われている
マイクの編み目一つ一つ、アンプ、インジケータ


視聴覚室で上映されているビデオ映像
ズームイン、ズームアウト、駆使される技術

 ....
雲に乗り遊覧の旅
天上から下々の人々の生活を俯瞰
どうなのこの柔らかさ
眠るなという方が間違っている
それではおやすみなさい

そして数時間後に下を見ると

ここどこじゃー!降りられな ....
ロ慕Joeの詠む暗T句が月を濡らす
 天に地に満ちるブリキの錆


蝶や蛾のレゾンデトルは火薬の中
 美ニールの羽には異存無し


花畑、蜂たちが射るオルガンは
 遠い雷声にすがりて ....
てめぇの詩を覚えるより
その教科書を覚える方を選ぶんなら
詩人なんざ辞めちまえ

詩人なんざ 辞めちまえ
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
石川和広さんのおすすめリスト(1138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふでばこ- たもつ自由詩1305-6-9
とんとことん- 未詩・独白4*05-6-6
夜の自転車- チアーヌ自由詩805-6-6
クラクションが、鳴ってる- 望月 ゆ ...自由詩13*05-6-4
民衆を導くジュウのメガネ- マスイジ ...自由詩8*05-6-3
めくるめくなめくじ- ベンジャ ...自由詩37*05-6-2
ため- 蒼木りん未詩・独白5*05-6-2
コーヒーカップ- ふるる自由詩4*05-6-2
会話- 捨て彦自由詩205-6-1
空の朝- チャオ自由詩6*05-6-1
僕の言えない“ハロー!ピース!”- F (from send ...自由詩405-6-1
カフカに思う- こたろう散文(批評 ...205-5-30
「_アルマジロな午後。_」- PULL.自由詩14*05-5-30
不安な音楽- チアーヌ自由詩705-5-30
「_蹴撃。_」- PULL.自由詩2*05-5-27
本物の詩人になれたら…- piyococco散文(批評 ...6*05-5-23
とおい日の、ホライズン- 望月 ゆ ...自由詩19*05-5-23
木漏れ日まるく連歌れんしゅう- 小池房枝短歌9*05-5-18
私のための祈り- 佐々宝砂自由詩605-5-17
Answer_is__unnecessary- HEDWIG自由詩3*05-5-16
昔の駄文「私の信条」- 佐々宝砂散文(批評 ...305-5-16
昔の駄文「嫌いなもの」- 佐々宝砂散文(批評 ...205-5-16
とめた_さきに- 砂木自由詩5*05-5-16
「_うん。_」- PULL.自由詩7*05-5-16
月光の花のような詩を書く_貴女へ- 砂木自由詩12*05-5-12
a_drop- Monk自由詩805-5-10
雲に乗って- マスイジ ...自由詩4*05-5-6
狂歩4- 六崎杏介短歌605-5-6
詩人なんざ辞めちまえ- 虹村 凌自由詩7*05-5-6
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4

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