衆議院が解散して、総選挙となる。
日本の行く末を握る選挙らしい。

ここ最近の選挙は、投票率がとても低い。
地方でも国政でも、その低さは、冷静に考えてみれば、
たぶん、とんでもないことな ....
帰ってくるよ
夏が帰ってくるよ
この火で埋められた季節に
死者たちが帰ってくるよ



ただ白いだけの変な鳥がいます。暑い夏の日差しを受けて、きらきらとその翼が輝いています。飛んでいる ....
あ、ああ、あ、ああ、あ、もうすぐ消えてしまう
昼がこわい、夜がこわい。ねじを。ねじを巻かないと、
昼がこわい、夜が。こちらの音をきくために、
あちらがわに回りこまなければいけないような、
そう ....
 直木賞だったのか、それとも芥川賞だったのかは既に忘れてしまったが、賞を取り損ねたことで評価(あるいは評判・話題性)を高めた、つまりは売れた内田春菊の『ファザー・ファッカー』。


 この本は ....
 いまさらながらだが、まったくおかしな時代になったものだと思う。恐らく多くの人が感じていながら、それでも黙っているのだろう。二十一世紀という現代に生起する現象、人の思惑同士が交差し合い、とんでもなくお .... 今の今まで、
自分の口から出た言葉は、
自分の言葉であると思っていた。
定型の、お決まりの文句以外は、そうであると。
たとえばそれが詩であったり、
文学であったり、などと。

だがしかし ....
霧の花がしめやかに
咲く谷には 夜の単位を
定義した者たちが眠っている
そこから わたしは来ました
もうすこし 先まで行きます
初めてのつゆ入りを見上げていた日
雲を貫くプリズムに 神様の声をきいた
試練のときはいつか来るけれど
今日の良き日のあじさいの 透明な露を忘れないで


孔雀色の眼差しが十字架を射止めると ....
本題に入る前に、誤解がないように、少し、前置きしておく。

最近、某所の日記に、朗読について考えていることを書いた。日記だから、特定の個人に向けて書いたものではないのだが、やや、感情的と取れる反論 ....
四六時中の想いは

必要以上に
君と僕とが不可欠だから

必ず壊れてしまうよ


はぐらかそうって魂胆じゃなくてさ

短命に舌鼓は
哀しいなって思うんだ



ほのか ....
考えてみたら・・・オレオレ率と吟醸度は相反するものなのかもしれず、オレオレ率と吟醸度をともに低くするなんてすごく難しいんではないか。実作者はオレオレ率がひじょーに高くてもかまわないと思うし、逆に純読者 ....  それ を知っているから それ を許せる

 それ を知らなければ それ を許せないままもっと子供の様に無邪気に残酷に
駅のコンコースに敷き詰められたタイルの一枚が
エレベータになっていて
上昇
もしくは
下降する という都市伝説
それは、踏み込んでみなければわからないという


カフェでビールを飲んで ....
悲しいぼくの胸を
夏の夕暮れの風が吹きぬけても、
時に現実として、
ぼくの胸のこの痛みは、
なつかしい思い出ですらありうるのだ。
この星をめぐる、
情熱に関するいくばくかの
光の残滓とし ....
石垣りんさんのことを書かずに倉橋さん、つーのは、詩書きとしてどー
か、とも思えるんですが…。倉橋由美子さんの作品からは、ぼく好みの
何ともいえぬニオイがして、大好きな作家さんでした。

んで ....
お母さんミサイル (ミサイルをお母さんでくるんで軽く火を通したもの)



少女 (南から吹いてくる季節風のこと)



街 (顕微鏡に形が似ている)



青空 (比較的重量 ....
30カラットで蜜蜂が鳴いている

空中に棘が咲いている
棘に切り裂かれ、花粉にまみれた大気は、
大気の色は?


棘に刺される
ある日、僕たちは棘に刺される

傷はぽっかり口を開け ....
ぼくは だれを あいすれば いいのですか?

おしえて ください
そいつがとっても残酷っぽい。 用なんかないよ
会いたいだけ
見せてよもっと
君を

明日はきっとあるなんて
どこの誰が保証してくれるの
今君と会えなかったら
今君と愛し合えなかったら
どこに生きる意味があるの
 ....
左腕に刺青がある。
16の冬に自分で入れた。
自傷って奴に夢中になっていた。
自分を傷つけて、
汚れた血を流したら、
綺麗になれる気がしていた。
穢れ腐ってゆく日々 ....
青い花は青という色が嫌い
光の中の、青と言う光だけ
あっちへ行けと跳ねかえし
私達の目には青に染まった
青い花が映るのです。



私は私が嫌いだと主張しています。
わかってる。
いつかすべてが無駄だったと、
そう思える日が来る事を。わかっている。

これは裏切りの手。

わかってる。
いつもすべてが無駄だったと、
そう思え ....
健康のために 今日は
詩をかくのをやめておこう
もうネタもないし  
という詩をかいた
って 前にも使ったな
焚き火の火を見つめながら
煙草を吸っているから
涙もくしゃみも煙のせいにできる

焚き付けの新聞紙にはテロのニュース
世の中のもめごとみんな燃やしてすっきり
なんてわけにはいかないけど
 ....
そんなに強くしないでと、
君はいう。

構わず痕を付ける。強く。
あいつの知らない場所に、おれの痕を付ける。

おれを愛した唇で、
あいつを愛撫して、
おれが愛 ....
舐めて治す
生で食べる
裸だ
生殖のために交尾する
こどもを育てる
親の顔は知らない
生きるために殺す
悩まない
日陰で眠る
世界のどこかで
一秒あたり二人死ぬそーだ
あの人もその一秒の二人のうちの一人にすぎないわけだ

「自分が死ぬ瞬間に、どこかでもうひとり死ぬ」

それは少しだけ優しいトリビアな気がする
そ ....
 ぼくが、日記をつけているというと、意外な顔をされることがしばしばある。
 中学の頃から、2年書いて1年休んで、というようなペースで書いてきて、就職してからしばらくは書いてなかったんだけど、ここ数年 ....
子どものころの私にはロールモデルがなかった。こうなりたい、という目標がぜんぜんなかった。高校生になってからは国語教師(女)に憧れたり、パティ・スミスになりたいなーと思ったりしたこともあったけれど、現実 ....
石川和広さんのおすすめリスト(1138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この国で生きていくということ- 逢坂桜散文(批評 ...4+*05-8-10
帰ってくる夏- 岡部淳太 ...自由詩16*05-8-9
透明人間- ピッピ自由詩505-8-9
書評:__『ファザー・ファッカー』/内田春菊- mana散文(批評 ...105-8-8
異常な時代に抗する言葉- 岡部淳太 ...散文(批評 ...21*05-8-7
はじまりの言葉- 成澤 和 ...自由詩4*05-8-7
そろもん(出自の話)- みつべえ自由詩305-8-5
日陰のふたり- たちばな ...自由詩5*05-8-5
『詩は求められているか?』- 窪ワタル散文(批評 ...17*05-8-4
微香性- 千波 一 ...自由詩11*05-8-1
オレオレ率と吟醸度- 佐々宝砂散文(批評 ...20*05-7-28
矛盾- 汰介自由詩405-7-28
僕の空- 英水自由詩9*05-7-27
蒼い街- 青色銀河 ...自由詩405-7-27
新訳『星の王子さま』レビュー〜倉橋由美子さんの遺作- 角田寿星散文(批評 ...3*05-7-23
お母さんミサイル他、- 捨て彦自由詩1105-7-22
黄色い速度- 英水自由詩6*05-7-20
滅私奉公1- 汰介未詩・独白205-7-14
「_推定無関心。_」- PULL.自由詩6*05-7-14
どこかに行こう- チアーヌ自由詩905-7-14
「_流砂の朝。_」- PULL.自由詩5*05-7-14
私は私が嫌いだと主張しています。- ふじわら自由詩905-7-13
SATP.Vol.5「_わかってる。_」- PULL.散文(批評 ...3*05-7-13
そろもん(二番煎じの話)- みつべえ自由詩705-7-13
優しくなれると思ったこともあった- 佐々宝砂自由詩1605-7-13
「_残酷に。_」- PULL.自由詩6*05-7-10
しあわせなけもの- チアーヌ自由詩1205-7-9
もうひとり死ぬ- ヤギ未詩・独白7*05-7-8
記憶→記録- 大覚アキ ...散文(批評 ...505-7-7
詩人ですもの- 佐々宝砂散文(批評 ...13*05-7-7

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