きみのなまえをしらない
 しかし柱を折る方法を知っている
 きみのなまえをしらない
 しかし一杯分の奢りかたはしっている
 きみのなまえをしらない
 いたちごっこの後を片付ける
 きみの ....
              090330


マシンガンガン
乱れ撃ち
惚けたマシンで
乱れ撃ち
渚の小石を吹き飛ばせ
クシャミする間に撃ち殺せ
海の主を唆し
海原走らす
狙 ....
「甘い」

あなたのいれてくれた
コーヒーは
飲めば飲むほど 
のどが渇くのです

もっとくださいもっとくださいと
求めているばかりで
私は一日中
コーヒーを飲むことし ....
 私は時事的な問題にたいして、いっこうに関心をもつことのできないタイプの人間である。より正確に言えば、けっして関心を持たないわけではないが、それが直接的な行動にあらわれにくいといったタイプの人間である .... え?
キムチ?
キムチがどうしたってえんだよ
何?
キムチにまつわるいい話?
そんなもんねえよ
そんなもんあるわけねえじゃねえかよ
キムチなんてもんは、なあ
それにまつわるいい話なんて ....
 今まで書こう書こうと思いつつ、一向に書けない「日記(エッセイ?)」のひとつに、「 不良少年、例えばおれが右翼だった頃。 」という身も蓋もない題名のものがある。

 ....
弥生より手前のPM3:00
窓の向こうから
くちぶえが

まだ、おぼえたての、うた
ぴゅ、ぴぴ、っぴゅ、ぴ

窓をとっさに開けていた
春の音色にひきつけられて
ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、、ぴ
 ....
ジェラルミンの鳥は片羽が壊れているのでギチギチギチギチ床をのたうちまわっています。わたしのセラミックの鱗もぱらりぱらりと解けつつあるので、寿命が近いと感じます。寿命。機械であるわたしの寿命。

で ....
つい先日相対性理論のハイファイ新書が発売された。僕も買ったが相変わらず素晴らしい。曲も良いがやはり特筆すべきはベースの人(名前忘れた)が書く歌詞だ。友人のねいちゃんがタワレコに勤めているので売れ行きを .... ショートカットキーが
人生とは三秒の積み重ねだと教えてくれる
そんなに慌てて何かを作るくらいなら
ゆっくり余裕をもってやればいいのに
それでもショートカットキーはあり続け
ショートカットキー ....
物に感情移入してしまうのは
馬鹿げているのかもしれないけれど
その物に関わったひとの心は
つながっていると思う
あの自転車を見るたび
泣いてるようにしか見えないから
三年以上
電信柱に寄 ....
空にはしごが掛かっていた
消防車よりも
うんと長いはしごだ

足元には
きれいに綿布で包まれた
弁当箱が置いてある
きっと箸箱のように
明るい性格の奥さんが
毎朝持たせてくれるのだろ ....
ライトノベルも純文学も
「フツウノヒト」は
やっぱ読まないと知る


ペンギン村がありまして
アラレちゃん
ガッチャンなどが暮らしていたよ



抱き枕抱いて眠るの
恥ずか ....
時を止められた
異次元世界が
干潮とともに姿を現す

泥の中を
走り続ける自転車
泥を冷やし続ける
冷蔵庫
泥を映し出す
テレビ
泥を詰めている
買い物袋
泥を注ぐ
グラス
 ....
冷たい風が横切るとき
あなたの肩を叩く
紅茶を飲む私の呟きをのせて

振り向くあなたは
気配の無さを受け入れて
再び歩く

完全防備したあなたの
帰り道の出来事
(祈望)


ひとみに焼け着いた君の故郷も
見知らぬぼくの
澄み渡る戦場も最早ひと巡りして
帰る場所はみな同じ
なのになぜ、こんなにも唇は乾き喉が
二度と会えないようにつかえるのだろう ....
「キャー!アスハルー!!」
「シンノスケくーん!!」
「キャー!!こっち向いてー!」
「ジロチョーさーん!!」
「アスハルー最高!!」
「シゲオくーん!!!」
「寿限無寿限無五劫の擦り切れ ....
 寂 に おりとう ござんす と

 ざわめく うちを

 なだめ なだめし

 よるの くる



 とはいえ

 とどまる ことしれず

 きょうかいせ ....
好きな映画の主題歌

改めて聴いたら

それはとてもとても良い歌で

この映画好きになって良かったって思うくらい。

なんで今まで気づかなかったんだろう?

なんだか

この歌 ....
延々回帰線をなぞって
大丈夫なのに、のどが咬めない
知らないの そう聞こえる、
逃げてきたセクターを端から閉ざされる
私が歩みを進めるほどに
故郷の地面まで
焦げてゆくのだと気が付く
( ....
『三好達治詩集』を買ってみました。

瀬尾育生『戦争詩論』で引用されていた詩がよくて、気になっていたので。

ことばがきれいだなと、さらっと読んで感じました。

たとえばいまこれを合 ....
 ありのまゝに あるがまゝに
 私は日々を過ごしている

 雲のように移り変わるよしなしごとも
 お茶のように喉をすらっと流れることも
 みな私をとりまいている

 ....
ピンボールマシンの
メッキボールが
欲しかった


ラムネのビー玉より
重たく思え

それが
なんとなく魅力的で

惑わす鉄のボールは
ゆっくり放たれると
知らない道を駆け登り
ポコンと落ちる ....

消費者金融の無人審査機の前で
背筋をこころもち曲げている女
どういう顔をしていたらいいか
分からないのだろう
真っ二つに分けた前髪の間からは
かきまぜたコーヒーに入れたミルク
みたい ....
スガイは或る貧しい村の生まれである
彼は五人兄弟の長男で
下は四人とも妹であった

スガイは十歳のときに夢を見た
光り輝く犬が お前は医者になれ と言う夢であった

スガイには両親が居な ....
朝起きてしばらくしたら驚愕しました。というのも両腕と首にびっしりと変な赤いぽつぽつができているのです。夢ではたまに、足にびっちり黒いミミズ腫れができたり手が蟹になったり背中がうろこむしたりするのですが .... うっそうと繁った木々は
絡まりあって
もはやどこから始まっているのかわからない

しんせいなもののように
べったりとした朱い鳥居が立ちはだかっている

すぐ傍には側溝があって
いやなに ....
みえないふねが
でるころに
おまえはひとりでうまれたの

かあさんがそういいました

つじのむこうのとおりから
にもつをもって
あるいてきたと

にもつのほかには
なにもみにつけ ....
僕の姉さんはすぬかんと謂う。
僕にとってもきびしい姉さんだ。
まず御風呂に入るときは
てを先に洗えというんだ。
そのくせあがったときは
つめを切ったのかは必ずチェックする。
僕がアイスクリ ....
石井が死んだ
石井が死んだ

あの夜 僕と石井と巻田と藤原と4人で
火を囲んで はしゃぎあった

深夜の公園
ごおごお 燃え盛る炎を囲んで
いろいろな話を      した
グラビアア ....
石川和広さんのおすすめリスト(1138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
円玉- aidanico自由詩609-3-30
整備兵- あおば自由詩4*09-3-30
嘘についての断片- 自由詩3*09-3-30
無関心について- パンの愛 ...散文(批評 ...809-3-29
四畳半キムチ- ふくだわ ...自由詩309-3-28
「_不良少年、例えばおれが右翼だった頃。_」- PULL.散文(批評 ...5*09-3-28
春の笛- 唐草フウ自由詩2*09-3-4
- ふるる散文(批評 ...4*09-1-27
日本語ロック(黒夢のこと)- 捨て彦散文(批評 ...409-1-26
ショートカットキー- 虹村 凌自由詩7*09-1-22
泣いている- 蒼木りん自由詩7*09-1-21
コンバース- かいぶつ自由詩309-1-21
ペンギン村- くぼた短歌309-1-7
hunairegawa- 北村 守 ...自由詩1+*08-12-24
温度差- 木葉 揺自由詩6*08-12-19
祈望/歌声- 梶谷あや ...自由詩508-12-6
アスハル- 捨て彦散文(批評 ...4+*08-11-19
きょう- 紫野自由詩3*08-11-13
ガーネット- cass自由詩4+*08-11-8
セパレーター- 梶谷あや ...自由詩508-11-5
ふりかえりふりかえり- 白井明大散文(批評 ...4*08-11-2
「ありのまゝに_あるがまゝに」_Ver.2- 長谷川智 ...自由詩6*08-11-1
ピンボールの行く先- 北斗七星自由詩208-10-23
すかんぴん(大変貧しく、無一文で身に何もないさま)- 吉田ぐん ...自由詩30+08-10-9
スガイのこと- 吉田ぐん ...自由詩2008-8-19
ASEMO- ふるる散文(批評 ...14*08-7-25
神社とチャーリー- 吉田ぐん ...自由詩708-6-24
つきこよる- ミゼット自由詩3*08-5-18
僕の姉さん。- すぬかん ...自由詩308-5-4
石井が死んだ- 青木龍一 ...自由詩12*08-3-23

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