育った道を
バスが交差して
くねりながら
震えるのに
指で

ケータイいじりながら言葉を差し込む
自分の未然形


スガシカオな戦慄で
歩く

悔い改めることが雨と流れて吹き ....
肩に 近づいた 
未解決 の おでこ

つんと おしもどすと
書くっと 

ねる
   1

通りかかったカマキリに
僕以外の卵は食べられた
奇跡的なこの誕生を
誰が祝ってくれただろう

   2

ある日道路を這っていたら
目の前で仲間が鳥に食べられた
姿か ....
白い雪をあなたに投げることもできないので
白い便箋白い封筒白紙の手紙を送る事にした

青い影が落ちる白雪は今日も惜しげなく降り
茶が見えていた土を枯れ色の木々を白に塗り
まだこれから長い ....
とぶ 背中を みていた
なめらかな 飛翔

ぼくが 地球から
ぽつり おちても
世界は たえまなく
あたらしい 歴史を
年表へ かきこむ

肉体が 骨になり
たましいは また たび ....
  夕焼けがうつくしいのは

   あれは人魚が大空に薔薇をまいたからです

    なんて歯の浮くような科白をはいたら

     おまえは詩人 失格だと頭をなぐられそうだ

 ....
雨、降ってきたかと
てるてるぼうず

雨、降ってきたよと
へのへのもへじ

雨、降ったやろと
黄色い傘

雨、降ったんかと
お地蔵さん

雨宿りの軒先を探しながら
帰り道 ....
夜中、目がさめて階下に降りると
君が僕を積み上げていた

たどたどしい手つきで慎重に積み上げ
途中で崩れると
ふうとため息をついてまたやり直す
時々どこか気に入らないようで
何か ....
天井に頭がつきそうなあなたと
どてっ腹に穴のあいた私は
どこか浮かれた心地で手を繋ぎます
やがて日暮れて
子どもたちはそれぞれのミノに潜りはじめる
私たちも
アンゴラのマフラーを身につけま ....
この辺の本屋では
  なかなか
  手に入らないので
    直接思潮社に電話を入れた
     正月の三日だというのに
      営業が出た
     ....
かりから ゆすりせ こまほす めいさい
つづきの まつほに けむりて ゆれゆう

はからい きれづに ちろちろ なみふみ
こすくも ねにつむ くにえの ひほのお
血が出るまで掻きむしるかさかさの肌は
乾燥した高地のミイラより無様だ
ミイラになっても美女は美女
みずみずしくてもブスはブス
こたつに半身潜り込んで
少しずつ消滅してゆくなら
どんなにかい ....
{引用=春のうららの ふあら ふわら

雪 かしら?
どこかしら 届く ぬくもり

ふあら ふわら

おひさまに 気づかれないように
かくれんぼ してた のに

みつかっちゃっ た ....
県庁跡の建物の中で期待もなく調べ物にとり
かかり、時間を待って香林坊に出る。そこは
ほんのひとにぎりの銀座で、渋谷で、新宿で
もあり池袋の匂いを探して片町に流れる。ス
クランブル交差点では ....
薄くなってきたと言われないよう葉っぱを増やす

本気で光合成にチャレンジする

見つめられても赤くならない

暖かくなるまで耐える

3センチくらい伸びる

病気を治す

仲間 ....
降り果てた昨日
いつくしみの跡
アスファルトにておもう
てんてんと
てんてんと

そういえば雲がでていたのです私
秋の空から冬の空にかわるちょうど真ん中の日
雲がでていたのです私
す ....
「 」が欲しい

「 」がすべてだ

あぁ 僕には

「 」が足りない

もっともっと

「 」で埋め尽くされたい

でも

「 」って何だろう

しばらく考えて

 ....
体中の細胞がいっぺんにしゃべりだしたら
そんな素晴らしい詩はない

分裂を繰り返しながら受け継がれるのは僕だ
どこかで乾燥して剥がれ落ちるのも僕だ

みんなも感じているのだろうか
恐 ....
ひこなに よいごと
つつぬく かきもや

ちよやに くれとく
わきふす みやむめ

ひにすく ゆきやけ
うつるて はうつめ
シビレエイに
さわったことはない

海のふくらむ昨日


しらないことは
ありすぎる

とおりすぎても
とおりすぎても


新しい
きみ
図鑑にのってるよ
知ってるかい

きみだけじゃない
ぼくも
きみの、
ぼくの、
おとうさんも
おかあさんも
きみの赤ちゃんも

さっき
赤ちゃんの手の甲をペロリとなめた ....
初めて見かけたのは午後6時
センター街の陰でうずくまり
待つことを放棄しながら
背伸びをするリップスティック
名前は知らない
まだ明るい
これからの夜

1人でいる子を狙うほど ....
休みの日前。午前七時位まで調子に乗って起きていた。
かみさんが俺の休みなのを知って、娘のカイリ保育園を休ませた。

午前中にカイリが起きて騒ぎまくっていた。
俺は眠くて機嫌が悪く布団からカイリ ....
一つではない音が
低空で飛行して
私まで押し上げていく
地面すれすれの
振り返れない朝は
きっと、昨日の
覚めない夢を残したまま


ここは水の集まる
ような、そんな場所
沈んで ....
        部屋からの風景は
        丁度こんな感じだ
     そう、丁度こんな感じだ
     この辺で頭出してるのが
     ほのぼのレイクのネオン
        隣の ....
五時を告げる
  鐘が鳴る
  まるで夢みる
  羊のように

  空腹が番犬である


      2004・12・26
雨にうすく濡れた歩道の中心に
盲人用の黄色い凸凸道が
遠くへと敷かれている

いつもそ知らぬ顔で歩いていたが
凸凸道を求めているのは
よろけた歩みで目線の定まらない自分だった

黒いこ ....
わっこ ほっこ ゆぎっこ ちみで

なして おらえのほうさ ふるなだべ
まんじ あさはやぐがら おぎでしゃ

みぢ こしゃねば あるがれねべた
ゆぎっこ つもって あるがれねべた 
 ....
   卵焼きが食べたい
   卵焼きが食べたい
   卵焼きが食べたい
   卵焼きが食べたい
   卵やきが食べたい
   卵焼きが食べたい
   卵焼きが食べたい
   レモンが食べ ....
過ぎ去るものがあって、僕は奏でられているものを聞いている
耳から耳、手から手
それから

夕立に降られそうになって、傘を買った
小さく折りたたまれた傘で、雨が降らなかったので広がることはなか ....
千月 話子さんのおすすめリスト(2082)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふるえ声- 石川和広自由詩4*05-1-6
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チョウになる- ベンジャ ...自由詩9*05-1-5
白紙を- ふく自由詩8*05-1-5
空が_おちてくる- 玉兎自由詩605-1-5
冬の夕焼けはタイ焼きか- 天野茂典未詩・独白705-1-4
あまがえる- AB(な ...自由詩605-1-4
身辺雑記より(七)- たもつ自由詩2205-1-4
トーチカ- 嘉村奈緒自由詩1505-1-3
現代詩手帖年鑑2005を電話で注文する- 天野茂典未詩・独白405-1-3
あさひ- 砂木自由詩3*05-1-3
がり_かりり- 佐々宝砂自由詩7*05-1-3
ふあら_ふわら- ひより未詩・独白16*05-1-2
街の潮目- AB(な ...自由詩805-1-1
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「_」が足りない- ベンジャ ...自由詩7*04-12-30
細胞たち- ベンジャ ...自由詩8*04-12-30
そえ_ひわ- 砂木自由詩6*04-12-29
波の兆し- 石川和広自由詩8*04-12-29
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空腹- 天野茂典未詩・独白404-12-26
浮顔- 服部 剛自由詩11*04-12-26
ちみで_雪- 砂木自由詩13*04-12-26
365日のブルーズ- 天野茂典未詩・独白204-12-25
ひとへ- 日下日和自由詩604-12-25

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