すべてのおすすめ
ストローの紙袋を
できるだけ遠く
白く、吹いて
氷の空へ飛ばす

コツンとあたった
かすかな点から
ぱきぱき、と
空はひび割れて
肝油ドロップがふりそそぐ
雪乞いの
甘い甘い、 ....
  冬の木漏れ日の中で懐かしい歌を聴きました
  懐かしくてももう泣けない自分がいました
  それが寂しくてそっと瞳を閉じました
  太陽が淡く輝いた冬の日のことです


  太陽 ....
 夜の星から



 マヨネーズが出ればいいのに



 ☆



 ↑から



 マヨネーズが出ればいいのに



 溢れ出ればいいのに


 ....
育った道を
バスが交差して
くねりながら
震えるのに
指で

ケータイいじりながら言葉を差し込む
自分の未然形


スガシカオな戦慄で
歩く

悔い改めることが雨と流れて吹き ....
肩に 近づいた 
未解決 の おでこ

つんと おしもどすと
書くっと 

ねる
   1

通りかかったカマキリに
僕以外の卵は食べられた
奇跡的なこの誕生を
誰が祝ってくれただろう

   2

ある日道路を這っていたら
目の前で仲間が鳥に食べられた
姿か ....
白い雪をあなたに投げることもできないので
白い便箋白い封筒白紙の手紙を送る事にした

青い影が落ちる白雪は今日も惜しげなく降り
茶が見えていた土を枯れ色の木々を白に塗り
まだこれから長い ....
とぶ 背中を みていた
なめらかな 飛翔

ぼくが 地球から
ぽつり おちても
世界は たえまなく
あたらしい 歴史を
年表へ かきこむ

肉体が 骨になり
たましいは また たび ....
雨、降ってきたかと
てるてるぼうず

雨、降ってきたよと
へのへのもへじ

雨、降ったやろと
黄色い傘

雨、降ったんかと
お地蔵さん

雨宿りの軒先を探しながら
帰り道 ....
夜中、目がさめて階下に降りると
君が僕を積み上げていた

たどたどしい手つきで慎重に積み上げ
途中で崩れると
ふうとため息をついてまたやり直す
時々どこか気に入らないようで
何か ....
天井に頭がつきそうなあなたと
どてっ腹に穴のあいた私は
どこか浮かれた心地で手を繋ぎます
やがて日暮れて
子どもたちはそれぞれのミノに潜りはじめる
私たちも
アンゴラのマフラーを身につけま ....
かりから ゆすりせ こまほす めいさい
つづきの まつほに けむりて ゆれゆう

はからい きれづに ちろちろ なみふみ
こすくも ねにつむ くにえの ひほのお
血が出るまで掻きむしるかさかさの肌は
乾燥した高地のミイラより無様だ
ミイラになっても美女は美女
みずみずしくてもブスはブス
こたつに半身潜り込んで
少しずつ消滅してゆくなら
どんなにかい ....
県庁跡の建物の中で期待もなく調べ物にとり
かかり、時間を待って香林坊に出る。そこは
ほんのひとにぎりの銀座で、渋谷で、新宿で
もあり池袋の匂いを探して片町に流れる。ス
クランブル交差点では ....
薄くなってきたと言われないよう葉っぱを増やす

本気で光合成にチャレンジする

見つめられても赤くならない

暖かくなるまで耐える

3センチくらい伸びる

病気を治す

仲間 ....
降り果てた昨日
いつくしみの跡
アスファルトにておもう
てんてんと
てんてんと

そういえば雲がでていたのです私
秋の空から冬の空にかわるちょうど真ん中の日
雲がでていたのです私
す ....
「 」が欲しい

「 」がすべてだ

あぁ 僕には

「 」が足りない

もっともっと

「 」で埋め尽くされたい

でも

「 」って何だろう

しばらく考えて

 ....
体中の細胞がいっぺんにしゃべりだしたら
そんな素晴らしい詩はない

分裂を繰り返しながら受け継がれるのは僕だ
どこかで乾燥して剥がれ落ちるのも僕だ

みんなも感じているのだろうか
恐 ....
ひこなに よいごと
つつぬく かきもや

ちよやに くれとく
わきふす みやむめ

ひにすく ゆきやけ
うつるて はうつめ
シビレエイに
さわったことはない

海のふくらむ昨日


しらないことは
ありすぎる

とおりすぎても
とおりすぎても


新しい
きみ
図鑑にのってるよ
知ってるかい

きみだけじゃない
ぼくも
きみの、
ぼくの、
おとうさんも
おかあさんも
きみの赤ちゃんも

さっき
赤ちゃんの手の甲をペロリとなめた ....
一つではない音が
低空で飛行して
私まで押し上げていく
地面すれすれの
振り返れない朝は
きっと、昨日の
覚めない夢を残したまま


ここは水の集まる
ような、そんな場所
沈んで ....
        部屋からの風景は
        丁度こんな感じだ
     そう、丁度こんな感じだ
     この辺で頭出してるのが
     ほのぼのレイクのネオン
        隣の ....
雨にうすく濡れた歩道の中心に
盲人用の黄色い凸凸道が
遠くへと敷かれている

いつもそ知らぬ顔で歩いていたが
凸凸道を求めているのは
よろけた歩みで目線の定まらない自分だった

黒いこ ....
わっこ ほっこ ゆぎっこ ちみで

なして おらえのほうさ ふるなだべ
まんじ あさはやぐがら おぎでしゃ

みぢ こしゃねば あるがれねべた
ゆぎっこ つもって あるがれねべた 
 ....
過ぎ去るものがあって、僕は奏でられているものを聞いている
耳から耳、手から手
それから

夕立に降られそうになって、傘を買った
小さく折りたたまれた傘で、雨が降らなかったので広がることはなか ....
しゃあないこと
いうても な しかたない こっちゃ けど な わしにも いわして な
てんのじにな まあながいこと な くらしとる というか ほれ あれや あれ  ....
さっきまで
うなりをあげてたヒーターが
お構いなしに突然黙る
きっと勤勉なセンサーは
こう告げたのだ

 もう十分
 暖かくなりました
 わたしの仕事はここまでです、と

寒々とし ....
                   ソンナコ ト アッタ?
                       −− 入沢康夫

きょう外へ出かけたら
道でばったり十数年ぶりで
なつかしい人に会 ....
君色に染まりたくて
カメレオンになったのに

とんだ予想違い

そこかしこの風景に同化して
君はちっとも見つけてくれない
千月 話子さんの自由詩おすすめリスト(1787)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
肝油ドロップ- 望月 ゆ ...自由詩16*05-1-8
十三月記- 嘉野千尋自由詩45*05-1-7
- ピッピ自由詩12*05-1-6
ふるえ声- 石川和広自由詩4*05-1-6
夢中- 砂木自由詩6*05-1-5
チョウになる- ベンジャ ...自由詩9*05-1-5
白紙を- ふく自由詩8*05-1-5
空が_おちてくる- 玉兎自由詩605-1-5
あまがえる- AB(な ...自由詩605-1-4
身辺雑記より(七)- たもつ自由詩2205-1-4
トーチカ- 嘉村奈緒自由詩1505-1-3
あさひ- 砂木自由詩3*05-1-3
がり_かりり- 佐々宝砂自由詩7*05-1-3
街の潮目- AB(な ...自由詩805-1-1
ベンジャミンの今年の目標- ベンジャ ...自由詩12*05-1-1
雲雀- 日下日和自由詩504-12-31
「_」が足りない- ベンジャ ...自由詩7*04-12-30
細胞たち- ベンジャ ...自由詩8*04-12-30
そえ_ひわ- 砂木自由詩6*04-12-29
波の兆し- 石川和広自由詩8*04-12-29
こんにちは図鑑Ⅱ- 望月 ゆ ...自由詩9*04-12-29
上昇水流- 霜天自由詩404-12-27
字景- たいにぃ ...自由詩10*04-12-26
浮顔- 服部 剛自由詩11*04-12-26
ちみで_雪- 砂木自由詩13*04-12-26
ひとへ- 日下日和自由詩604-12-25
ほるもん(無限のことば)- 石川和広自由詩5*04-12-24
サーモスタット- umineko自由詩704-12-24
なんせんす・さいザンす- 大村 浩 ...自由詩10*04-12-24
カメレオン- ベンジャ ...自由詩4*04-12-24

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