すべてのおすすめ
芥川賞取りたい芥川賞取りたい
小説とかは一個も読んだことも書いたこともないけど
芥川賞取りたい芥川賞取りたい
くれ!くれ!くれ!
ていうかよく考えたら、考えなくてもだけどー
芥川賞を取りたい ....
船で行きました
ああ、あの空へです
あの、虹の橋をくぐって行きました
雲の波に乗って・・・・
星は夜光虫のようでした、まるで
月は灯台のようにあたりをてらしていて・・・・ ....
さよなら、ブラジャー
白くて
可愛い布切れでした
もう誰に着けられることもなく
誰に脱がされるわけでもない
ブラジャー
風に吹かれて
善光寺参り
それは どこですか
滑り込むような夕凪ですか
平坦な気持ちを
乗り継ぐようにして目覚める朝には
透明なコーヒーの
一番底にある苦味を
噛み締めるようにして始まりになる
遠くない窓 ....
届けば 遠ざかる
のばせば ねむり
もう 見えなくなるのだろうに
悲しむ 半分の鎧を きたまま
まきすぎた 噴水の 熱さだけ
ひいた拳には さすられた 痕
満ちていく ....
じわり、てをのばし
いろいろな ものを つかもうとする
まいにちの パターン
くりかえし またぎこし また ひがのぼる
ありがたいのか そうでないのか
ときおり わからない くうきょに ....
車内はひんやり寒い
乗客はみな一様にうつむき
僕の呼吸だけがまた
不細工な格好で繰り返される
耳元で川が流れている
昔、綺麗な魚に見とれて
手袋の片方を落とした
それは確かにあっ ....
夏、わたしのさみしさへ
はぐれた雲がひとつその影をおとしてゆきました。
青い空はわたしのものではなく
雲はしずかにながれてゆきます。
そのあわいかげにいつか はなの
しろいひとひらがあらわれ ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした
まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
....
風と鎖の音のむこうに
草木のまばらな原があり
銀と灰のはざまによせて
静かに蒼をしたためている
夜の生きものが見つめあい
互いの光を聴いている
遠く見知らぬ空にまで
....
扉しかない部屋で
君は朝焼けを食べている
朝焼けを食べ終わっても
朝焼けはなくならない
俺が隣で朝焼けを描いているから
なくならない朝焼けを食べ続け
そして君はまた扉を排泄する ....
名もない川のほとりで僕らは何も知らずに生きている
いつかの雨で水かさの増えたその川の
どこかで誰かが流されたらしい
虫取り網を持った人たちが
すくって助けてあげるんだと
張り切った手 ....
幸福を抱きとめて静止するあなたは、蕾のすがた
胸に手をあててわずかにうつむくその、
長い祈りにも似た、沈黙
春を知る朝の、淡い喜び
風が冷たくても、
....
手のひらを日傘にして
眩しそうにする
あなたの顔の半分は照れている
隙間という隙間から
光は影を埋めようと入り込む
もうちょっとと思える瞬間が好き
たとえば少し困らせて
泳い ....
おっさんのニオイを嫌がるのは女の子だけじゃない
オレだって嫌だ
終電でおっさん三人に囲まれた (マエちゃんが寂しがり過ぎるせいだ 今生の別れじゃないっつーの ☆コンチキショウ☆)
かなり強烈だ
....
人さらいは人をさらったことがない
これからもさらう予定がない
けれど人さらいは人さらい
それは何の比喩でもなく
人さらいが人さらいであるということだ
何故人さらいは人さらいなのか
生まれた ....
受け止めかねる日々が
一日の中にいっぱい
押し寄せてくる
あるいは、波の中にもみくだされ
僕は
思い出の中のせいぶつになるように
ウニャウニャと日々を漂う
生き生きした面影を失った画面の ....
なぎの さなぎの しろわた ほころび
ふれど ふぶけど つちいろ こいこう
つづり とらわれ やまいの つむゆび
くれて くぐった ねあかり おいこし
ほろほろ ひいた かごの ....
アスファルトは
小雨ひとつに濡れ終えました
小石を蹴った靴底の生まれつき湿った摩擦音は
生まれつき消えてしまいます
仄明るいカルシウムのような冬においては
鈴の疲労骨折の ....
ここに花が咲いているとして
その花を咲かせたのは
あなたでした
思い浮かべることで
薄れてしまう色があることを知っている
あなたは現実に咲かせようと
いくつかのきれいな ....
おはよう
で、今日も誰かが溶けていく
それでも、空を見上げることを止められなくて
いつの間にか、あちこち穴だらけになっている
使い古しの気持ちを手紙に残して
あなたもすっかりと溶けて ....
風に揺られていたね
僕らはなにも選べずに
別れの言葉を強いるのは夕風
信じることも疑うことも
選べずにいた
僕らを置き去りにして
地球 ....
はる風がふくと
ぼくらは旅に出る
あき風がふくと
ぼくらは旅に出る
風がふくたびに
ぼくらは彷徨い
風がふくたびに
ぼくらは傷つき
その代償のような
中途半端な安息を得てきた ....
そら に わ
ゆび で かいて
わたし の へや
すっかり ながれて
みえなくなる けど
ずっと かお あげて
そこへ きっと
すわって
そよいで
ながれて ....
徴兵された兵士のように
寒い目をしてあなたは通路を行く
改札を抜け再び階段を降り
あなたの目が地下鉄に乗る
と、私の目だけが置き去りにされる
壁にはたくさんの色あせたポスター
その ....
君はとろけるくらいの未熟さで
むきだしな僕を包んでくれる
その優しい色は
あざやかでなめらかな感触
デミグラスソースの中に沈みそうになっても
小さな浮島のように寄り添って
深い味を奏で ....
ごらん
あれはとても雨ににている
夾竹桃
その下に小さな蜘蛛がいて
そこにもやはり雨はしとしとと
濡れて
いるのだろうか
いい
匂いがする
そういえば、と
一行で綴られた手紙を
まだ読み終えていないことに気付く
しん、と
静まり返った日には
覚めない雨が降っていなくても
どこかで
音がするものだから
....
海岸沿いを走り始めた電車が
古い町並みを置き去りにするから
わたしは前を向くしかなかった
「さようなら」
雨上がりの午後
西日の縁取る横顔も静 ....
涙する者は
死んだあと
青いかなしみとなって
宇宙遠方の
つめたいの霧のなかを
何かを考えてるふうに 歩き続けます
ひとが何光年もの希薄のなかを
さまようはずは ないです ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60